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弁護士大久保康弘のブログ

大阪の弁護士です。お問い合わせ、ご依頼はy-okubo@gf6.so-net.ne.jpまで

時刻表にない鉄道その1 宮ケ瀬ダム

今回から何回かにわたって、時刻表に乗っていない鉄道(のようなもの)の話を書いていきたいと思います。

私は「乗り鉄」なので、日本各地のいろんな鉄道に乗ってきましたが、JRや私鉄はほとんど乗ってしまったので、最近はもっぱら遊覧鉄道、保存鉄道などの時刻表に掲載されていない鉄道(のようなもの)に乗るようになりました。

また時刻表に乗っている鉄道のうち、2本のレールの上を走るのは通常の鉄道と変わらないのですが、動力が車両内ではなく外にあり、ケーブルで車両を引っ張っていくという点で特殊なものとしてケーブルカーがあります。このケーブルカーについても、時刻表に掲載されていないものがあります。

今回紹介する宮ケ瀬ダムのインクラインは、ケーブルカーの一種ですが、観光施設の一部であり、時刻表に掲載されていません。

 

この宮ケ瀬ダムを訪問したのは2010年の9月のことで、出張で箱根湯本に行った後に、午後の時間が自由に使えるようになったので、さてどこへ行こうか、と考えて思いついたのが宮ケ瀬ダムでした。以前に読んだ「知られざる鉄道」という本に宮ケ瀬ダムのインクラインが紹介されており、一度は訪問してみたかったからでした。

 

知られざる鉄道 決定版 (キャンブックス)

知られざる鉄道 決定版 (キャンブックス)

 

 

関西の人間にはこの宮ケ瀬ダム、場所が全く分からなかったのですが、箱根湯本から小田原を経由して小田急で本厚木まで行き、そこからバスに乗って行くことが分かり、じゃあ箱根からの帰りに寄るのにちょうどいいと思ったのでした。

 

宮ケ瀬ダムのインクラインは以下のページで紹介されています。

 乗り物案内|公益財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団

 

このインクラインは、ダムを建設するための資材運搬に使われた施設ですが、完成後はダムの上下(山頂停車場・山麓停車場間)を結ぶケーブルカーとして活用されています。最大傾斜角は35度もあり、高低差は121メートルもあり、スケールが大きく乗りごたえがありそうです。

 

次の写真は下の駅から上を撮影したもの。すごい登りです。

 

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そしてこのように上っていきます。

この写真は上の駅から少し歩いた駐車場から撮影しました。 

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横から見るとこんな感じです。

  

上まで行くとダム湖です。

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ということで、関西からはなかなか行く機会のない宮ケ瀬ダムで半日遊んで帰りました。

「ユーラシアニズム」と地政学

先日この「ユーラシアニズム」という本を読みました。 

ユーラシアニズム―ロシア新ナショナリズムの台頭

ユーラシアニズム―ロシア新ナショナリズムの台頭

 

「ユーラシアニズム」とは、ロシア中心主義の思想をその源流からたどった書籍ですが、中心となるのは、アレクサンドル・ドゥーギンという人物です。この人は日本ではほとんど知られておらず、ググっても

はてなブックマーク - CiNii 論文 - アレクサンドル・ドゥーギン, 『地政学の基礎 ロシアの地政学的未来/空間をもって思考する』, モスクワ, 1999年, 928ページ

という論文が出てくる程度です。ただ、この論文はよくまとまっており、この「ユーラシアニズム」という書籍が、なぜロシア革命直後から書き出されているのかよく理解できました。

 

このドゥーギンの思想の根底は「地政学」という学問です。

私が大学生の頃、地政学が一瞬だけ注目されたことがありました。当時、地政学を紹介してベストセラーになった本があり、私も買って読みました。タイトルも著者も全く忘れていましたが、ネットで調べたらわかりました。

 この本です。

 

悪の論理―ゲオポリティク(地政学)とは何か (Ohtemachi books)

悪の論理―ゲオポリティク(地政学)とは何か (Ohtemachi books)

 

 

 たしかこれを元にしたテレビ番組も放映されていたような記憶があります(今思い出したのですが、確か「ケースD」というキーワードがあったような)。

 

この地政学は、国家戦略に科学的根拠と正当性を与えるための学問ですが、ドイツ系と英米系の二つの流れがあるようで、マハンの海洋国家論、マッキンダーハートランド論などは英米系です。ただこのハートランド理論がドイツ系の理論に受け継がれ、カール・ハウスホーファー生存権理論の源流となったようです(このあたりはあまり調べず書いているので不正確かもしれません)。

ハウスホーファーは、もともと軍人だったようですが、政治学カール・シュミットと並んでナチスに重用された学者となりました。そしてこの2人のカールは、同じようにナチスドイツの敗北後には追われる立場になりました。

政治学は学問として長い歴史があるので、学問自体はナチスの敗北後も変わらず存在しただ親ナチスの学者が失脚したりしただけで、シュミットも逮捕されましたが、戦犯として訴追されず、しばらくの隠棲の後に復活しました。しかし地政学は、学問自体がナチスの侵略政策の根源であるとして抹殺され、1946年にハウスホーファーは自殺してしまいました。

しかしこの地政学ハートランド国家としてのロシアに継承され、今も国家政策に強い影響を与えている、というのがこの「ユーラシアニズム 」に書かれていました。

なおこのドゥーギンですが、トランプ大統領の支持母体の一つであるオルトライトの中心人物である、リチャード・スペンサーが主催するシンポジウムに、スカイプでゲスト出演していたことがあるということで、今後注目すべき人物の一人であることは確かなようです。

金刀比羅宮の奥社へ

こんぴらさん」として知られる金刀比羅宮は、御本宮まで785段の階段があります。籠に乗って参拝される方もおられるように、ある程度体力がいるのですが、そこからさらに583段上がったところに奥社があり、ここまで行かれる方は少ないようです。かくいう私も、これまで御本宮までは10回くらい参拝しているのですが、奥社には行ったことがなく、先日、初めて奥社まで行ってきました。

 

御本宮に向かって右手、展望台の奥に奥社への入り口があります。

 

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少し歩くと真井橋という橋が架かっていますが、このあたりから空気が違ってきます。

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橋を渡り、北原白秋の歌碑を過ぎると常磐神社があります。

社殿は流造の銅板葺です。

御祭神は、武雷尊(たけいかづちのみこと)・誉田和氣尊(ほんだわけのみこと)です。誉田和氣尊は、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)の皇子で、八幡様として各地に広く祀られている神様です。

 

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さらに歩くと白峰神社。御祭神はあの怖ろしい怨霊、崇徳天皇です。

 

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何となく封じ込めているような感じがありますね。

紅葉谷鳥居を過ぎると、菅原神社(すがわらじんじゃ)に至ります。社殿は流造・銅板葺です。

御祭神は、讃岐守を務めたこともある菅原道真命です。

 

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さてここからは石段の登りとなり、かなり上ってようやく一番奥の「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」に着きました。

 

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ここが本当の一番奥ですが、山の頂上ではなく中腹に一番奥社があるというのは、先日のブラタモリでも解説されていたように、地質によるところが大きいのでしょう。

奥社にはこのように菅原道真崇徳上皇という日本三大怨霊のうちの2人が祀られています(あと一人は平将門)。つまりここには三大怨霊のうち二人が祭られているのですから何とも恐ろしい空間のはずですが、そのような雰囲気はありません。登りもさほどきつくないので、一度行かれたらいかがでしょうか。

 

 

 

 

2017世界選手権総括

さてようやく世界選手権関連記事も最後の総括となります。

まずは女子。

・来シーズン、つまり五輪での日本の枠が2枠になってしまいました。

思えば昨年、それまでずっと続けてきた連続表彰台がストップしてしまっており、その時点で危惧はあったのですが、宮原の欠場で3枠はかなり困難な状況になってしまい、また三原のSPの最後の3Fの転倒の時点で3枠はあきらめざるを得なくなりました。

日本の女子が停滞期、というより他の国、特にロシアが得点を伸ばしているのに対し、そこまで伸ばしきれなかったというべきでしょうか。ただ、ソチ五輪のロシアも前年の世界選手権で2枠に減らしたにもかかわらず金メダルを取ったので、まあメダルの期待がなくなったわけではありません。

・対照的に上げ潮なのがカナダで、ロシェットが一線を退いてから長らく低迷していましたが、今回は表彰台に2人も乗り、五輪3枠になりました。今回はオズモンド、デールマンの2人でしたが、3枠にとなれば3Aにもトライしたことのあるチャートランドも出てくることでしょう。昨年11月17日付で、グランプリシリーズ前半戦レビューで、カナダの女子3人が元気だという記事

http://blog.hatena.ne.jp/okubolaw/okubolaw.hatenablog.com/edit?entry=10328749687194475463

を書きましたが、そのままの結果になりました。

ロシアは、メドベデワという絶対的な女王がいながら、層が厚くソツコワもいれば来シーズンはザギトワという逸材もいるしで、まさに黄金時代といえるでしょう。

後はアメリカですが、ゴールドの欠場は残念でした。五輪には出てきてほしいと思います。

 

男子

・「真4回転時代」だそうですが、ボーヤンジン、ネイサンチェンという4Lz3Tを平気で降りる選手の出現でジャンプのレベルがとんでもなく上がり、FSのTESで110以上が4人となり、その結果300点でも表彰台に立てない(フェルナンデスは301.19点で4位)という恐ろしい時代がやってきました。

他方、PCSの方は現時点では100を超えることがないため、一流選手で90点台後半が出るようになれば、その後は差がほとんどつかず、そうするとやはりTESの争いとなります。実際にFSの1位から4位はTESの順に並んでいました。

そして、TES点数を伸ばすには、いかに4回転を多く入れるか、そのためには種類をどう増やすかという流れになります。

バンクーバーの時に、4回転なしで金メダルを取るのがいいのかどうかという論戦になっていたのがはるか遠い昔のようです。

・中継においてTESの速報値が出るようになったので、おおよその点数が、演技終了直後という早い時点で分かるようになったこともかなりの変化です。

 ・羽生選手はFSで完璧な演技を披露しましたが、宇野選手は2位となっただけでなく1位と2.28点差という素晴らしい演技で、素晴らしい成長ぶりを見せました。五輪でもこの2人を中心にフェルナンデス、ボーヤン・ジン、ネイサン・チェンの争いとなるのでしょう。

 

 

浅田真央の引退表明

月曜日、桜花賞をまだ見ていなかったのでずっと情報を遮断しており、かなり遅くなってからようやく桜花賞を見て、げっ、ソウルスターリング負けたのかと驚き、さあこれで情報解禁とスマホでヤフーニュースを見たら、「浅田真央が引退表明」というニュースが出ていて驚愕しました。

初優勝した2006年の全日本選手権から、昨年の全日本まで、間に1回欠場した年があるので、合計10回シーズン、全日本の会場で浅田選手のSPとFSの演技を見てきました。とにかく冒頭の3Aに挑むときの会場の緊張感は半端なく、ものすごい重圧の中、よく6回も優勝できたものだと思います。

浅田真央といえばもちろん演技冒頭の3Aということになりますが、私としてはループの美しさが印象に残りました。プログラム後半に入れる3連続ジャンプは、セカンドサードに2Lo-2Loと続ける際のキレが素晴らしく、ソチのFSでも、この3F2Lo2Loが後半のヤマとなっており、決まった時にはやったとテレビの前で声を出したものでした。いつか忘れましたが、3F-1Lo-3Sというようなパターンの間にループを入れる3連続にチャレンジするという報道を見た時には、それはやめてくれと言いたくなりました。女子はあまりこの構成は似合わないと思うのですが、特に浅田選手の場合は絶対似合わないと思ったのでした。昨日テレビで特番や特集をやっていましたが、3連続のシーンが映るたびにやはり2Lo-2Loだよなと思ったのでした。

これで競技生活を終えることになりますが、お疲れさま。そしてありがとう。

2017世界選手権男子FS

さていよいよ男子フリー。4月1日の土曜日は、午前中に女子フリーを録画で見て、夜に男子フリーを見るというフィギュアスケート三昧の一日となりましたが、ただ、男子はもの凄い勝負になったので、ずっと家にいたにもかかわらず、疲れてしまい、日曜日まで疲れをとるのは持ち越しになりました。

 

田中刑事

冒頭4S、4S2Tを続けて成功!これで波に乗るかと思ったが、次の3Aで転倒してしまったのは痛い。その後も何とか最後まで滑りきったという感じ。得点は伸びず、148.89。トータルでは222.34。

 

ミーシャ・ジー

3Aループ3S、3A、3Fと決まる。好調だ。ステップは、一つ一つ愛おしむようにかみしめる丁寧なもの。3Lz3T、3Lzも綺麗。なかなかいいぞ。2A、2A2T

最後のステップの大きな動きに歓声が。

渾身のガッツポーズ。最後に相応しい見事な演技で、163.54。トータルは243.45。前半のハイライトだった。

 

コフトン

4Sは成功。4Tパンクしたが、次のジャンプで予定を変えて4S2Tを成功させる。しかし、後半、セカンドの2Tが3つ目になってしまいキックアウトされてしまう。

ステップはあまり印象に残らないな。156.46とコフトンにしてはいまいち。トータルは

245.84。

 

ビシェンコ

道化師。4T綺麗に決まる。しかし3Aが乱れてしまう。160.88でトータル245.96とコフトンを上回る。

 

レイノルズ

SPは放映されなくて残念。前半4S2Tは回転不足だが、4T3T、4Sと続けて成功、これで4回転が3回。そして後半に4Tを入れた。3F3Loも着氷し、スピンもよく回転している。

元祖4回転マニアで、しばらく休んでいる間に周りが4回転ばかりになってしまったが、意地で4本入れたな。169.40でトータル253.84は9位。ただ、PCSは78.34しかないな。

 

コリヤダ

4Lz転倒だが回転は?4Tは決まる。そのあとの3Aパンクしたのは痛いな。

164.19でトータル257.47は8位か。

 

ブラウン

4T挑むも転倒。しかしこれは仕方ない。後は素晴らしい。スパイラルもステップも見事だな。

しかし全体的に引きの画面が多いな。何でこんなに引いた画面にするんだ。特にブラウンのようにジャンプ以外に持ち味がある選手にとっては引きすぎだ。本人も納得の演技。

176.47でトータルは269.57。PCSは89.20だった。

 

デニス・テン

4T乱れてしまう。次は踏切が何か弱い感じで、3S転倒、3A2T転倒など、ほとんどのジャンプが決まらずじまいだった。144.13という低い得点にとどまり、トータルでも234.31と16位にとどまる。

 

さて最終グループはいきなり羽生選手から。

 

羽生

4ループ、4Sを決め、この2つのジャンプでは大歓声を浴びたが、ここからしばらくは静寂が支配し、後半への緊張が高まる。

そして後半、4S3Tを決めて大歓声。さらに4Tを決めてボルテージは最高潮に。

最後まですべてのジャンプ、すべての要素が素晴らしい。全て完璧。ガッツポーズをしながらキスアンドクライで得点を待つ。何と223.20!トータルでも321.59とこれは逆転優勝の目が十分出てきた。

 

ネイサン・チェン

SPで3Aを失敗し、どうも3Aの調子が上がらないということでFSでは4回転6本入れるのではないかと噂されていたが、さてどうか。

冒頭の4Lzで転倒。これはいつも余裕で降りていたので珍しい。ただ続く4F2T、4Fを決め、4Tはオーバーターンだが決まる。続いて3Aを挟み、4Sは転倒。しかしそのあとで何と4T3Tを跳んできた。やはり6本入れてきたか。最後に3Lz2T2Loを入れた。さすがにステップはしんどそう。FSは193.39、トータル290.72。

 

ボーヤン・ジン

4Lz見事!4Sも決め、3A1Lo3S、4T2Tそして4Tも決め、4回転4本決めた。

残りの3Lz3T、3A、3Fも着実に決める。うーんステップはやはりうまくないが、それでもTESは120近く出た。FS204.94でトータル303.58と、ついに300超えの仲間入り。結局3位に入る。

 

パトリック・チャン

4T3T決め、4Sも決めた。しかしやはり3A苦手か乱れ、4T乱れた。後半3A決めた。大きなミスがなかったのでTES100は超えたが、しかし会場は淡々としている。

本人も苦い表情。フリーは193.03、トータルでは295.13と300点超えられない。

 

宇野

緊張感の中、冒頭の4Lo、4F決めた。続く3Lz乱れたが、結局乱れたのはこれだけ。このプログラム、3A3Tの入るタイミングが絶妙だな。

後半の勝負どころの4Tが単独になったが、次に4T2Tを決めてリカバー。3A1Lo3Fも決めた。何とTES120超えで、FSは214.45。トータル何と319.31とものすごい得点になった。この時点で2位と表彰台確定。

 

フェルナンデス

さあついに最終滑走。SPで羽生と10点差だが逃げ切ることができるか。

4T綺麗に着氷したが、続く4S3Tは着氷乱れた。3A2Tは着氷したがなんでセカンドが2Tなんだ。動きは面白いな。

しかし後半、4Sで痛恨の転倒。3A3Lzは決めたが、3Fがダブルにとミスが続く。かなり崩れてしまった。TESが100を超えず、この時点で大体の結果は分かる。

192.14と200点に届かない。トータル301.19は4位と表彰台を逃す。

何と300を超えても表彰台に乗れないという、恐ろしい大会になってしまいました。

 

 

2017世界選手権女子FS

さて女子のフリーは土曜日の2時頃に生放送があったのですが、さすがにその時間に起きて見るのは無理で、録画して次の日の午前中に見ました。でも午前中に消化できたのでネタバレもせず緊張しながら見ることができてよかったです。

 

三原舞依

冒頭の3Lz3Tを綺麗に決めた。その後のジャンプはやや慎重に跳んでいるような感じがあったが、一つ一つ丁寧に、ということだと思う。スパイラルはスピードあってかっこいい。そしてジャンプは全部決めた!これには感動しました。会場はスタオベ。得点が138.29、トータル197.88とアナウンスされると大歓声。

 

本郷

冒頭2Fになってしまった。2A3Tも転倒はしなかったが、回ってないな。ラストも、2Aを3Fに代えてチャレンジしたが転倒した。

うーん、今年になって5戦目で、補欠参戦で調整が難しかったというのもあるが、今シーズンは、グランプリシリーズからずっとジャンプが回らず、最後までよくならずで、これでは得点は伸びないなあ。

107.28、トータル169.83で、この時点で何とか2枠は確保。

 

ツルシンバエワ

冒頭3Lzは単独に。曲が「もののけ姫」のためか、SPよりも割と落ち着いた感じで、かなり見やすくなった。連続ジャンプは回転不足。126.51、トータル191.99

 

ワグナー

今シーズンのエクソジェネシスシンフォニーは、初めて見た時これは名作になるか、と思ったのだが、なかなか決定打がないままここまできてしまった。

冒頭2A柔らかに着氷。しかし3F予定がシングルになり、2A2Tとなってうーんこれは調子が悪いなと思わせる。後半の3連続も足らない。ラストの、曲に合わせたスピンは見せる。しかし、124.50とワグナーにしては物足りない得点になってしまった。トータルは193.54。

 

コストナー

登場しただけで手拍子が。さすがにスターだ。

FSのビバルディはSPのボンゾと対極の選曲だ。この両方を演じることができるのがコストナーの凄いところ。冒頭3T3T乱れたし、その後もジャンプ回らずで、SPでみられた調子の悪さがそのまま出てしまったな。それでも130.50、フリー4位の得点が出ているのだから凄い。196.83

 

樋口

冒頭の3Lz3Tが綺麗に決まり、調子いいかと思ってたが、3Loはオーバーターンしてしまう。3S決まる。しかし後半、勝負どころの3Lz3Tが単独に!うーんこれはいたい。連続ジャンプは3F2T2Loにして何とか着氷したものの、2A3Tで転倒してしまった。後半のスタミナが課題と言われたがまさにその通りになってしまった。

得点は122.18で、SPと違い、この出來なら仕方ないともいえる。トータル188.05。

 

ソツコワ

登場から優雅だ。曲はシュトニケのアダージョ

3Lz3Tは大きく回転も速いが、そこに優雅さがあるという個性的なもの。

前半はよかったのだが、後半になってよくない。3Fからの3連続が回らず、2F、3Lz転倒など、コストナーと同じくヨーロッパほどの出来にない。ビールマンスピンは綺麗。122.44は樋口と変わらないな。トータル192.20。

 

チェン

冒頭の3Lz3Tはパワー型。2Aからの3連続を決め、続く3Loも決め絶好調と思ったが、後半は疲れたのか、3Lzで転倒し2Aも乱れてしまった。それでも129.31を出し、トータル199.29と、ここまで首位だった三原をついに超えた。

 

ポゴリラヤ

何と冒頭からパンクししてしまい、次を転倒してしまう。昨シーズンのNHK杯以来、ずっとできがよかったのだがここで悪い癖が出てしまった。立て直せず、3つ目の転倒では立てないかと思えたくらい。演技終えてリンクに崩れ落ちるように。

111.85でトータル183.37となってしまい優勝争いから遙か遠い結果に。

 

メドベデワ

冒頭の3F3Tは回転が速い。3Lzも綺麗。今日も盤石の演技で、見ていて危なっかしいところが一つもない。ラストでは、悲しい表情から笑顔になるまで少し時間がかかったな。それだけ緊張していたのか。

154.40は歴代最高をさらに更新。トータルも233.41と最高だ。

 

デールマン

前から言っているが久々に出た伊藤みどりタイプ。昨シーズン後半くらいから得点が出るようになってきた。冒頭の3T3Tは力強く素晴らしい。最後の3Sからシークエンスで2Aのところだけ乱れたが、他はパーフェクト。本人も感激。何と141.33。3T3Tでこれだけ出るんだ。素晴らしい。

トータルは213.52で表彰台確定。

 

オズモンド

冒頭は素晴らしい。ジャンプで気になったのは、2A3Tが少し乱れたのと、後半3Loダブルになったくらい。3連続も曲に合わせて素晴らしい。

ラストのポーズは面白いな。終わってそのまま氷にひざまづく。

142.15とものすごい得点。カナダの未完の大器がついに完成した。トータル218.13で2位になりました。

 

 この結果、優勝はメドベデワ、2位がオズモンド、3位がデールマンとなりました。