弁護士大久保康弘のブログ

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本田真凛のツインテール

全国中学スケート大会が長野県で開催されています。

昔は、このような大会が朝のワイドショーで取り上げられることなどなかったのですが、人気のある本田真凛選手が出るということで取り上げられています。

また例年であればそれほど注目されない四大陸選手権冬季アジア大会なども放映が充実しているようです。特に四大陸は羽生選手が全日本を欠場後の復帰戦ということで注目度が高いのでしょう。羽生選手の復帰は楽しみですが宮原選手の故障は残念ですね。そのため本郷選手が両大会に出ることになりました。

本田真凛選手のニュースでおかしかったのは、大会に出場するというニュースだけでなく、SPでは髪型をツインテールにしたのがニュースになっていたことです。

髪を後ろで二つに括るという中学生らしい髪型だったのですが、ネットのニュースのコメントで「思ったのと違う」というコメントがあったのには笑ってしまいました。多分ツインテールと言えばこんなんじゃないと言いたかったのでしょう。セーラームーンみたいなのだったら良かったのかな。しかしそれでは滑りにくいのでは。

このツインテールが功を奏したか本田真凜選手が優勝しました。フリーではお団子にしていましたがね。

ところで、この「思ってたのと違う」というのは、最近の若い女の子がよく言っているような気がするのですが、かなり以前、仕事で会った人にこの言葉を言われたことを思い出しました。

相続関係の交渉だったのですが、被相続人の元配偶者という立場の人に会って、いろいろ話をしていたら、「被相続人の最近の写真がほしい」と言われました。しかし中年以上の男性の適当な写真はあまりなく、「免許証の写真ならあります」と言われたので、そのコピーを持って言ったのですが、「思っていたのと違う」と言われました。

うーん、しかし、私にどうしろと。

 

 

お金の奴隷? 岡田斗司夫氏の「お金って何だろう??僕らはいつまで「円」を使い続けるのか??」を読む

先日こんな本を読みました。いつもの調子でアウトオブデイトだと思っていたのですが、なぜか知らない間にタイムリーになっていたようです。

 

なぜこの本を読んだかというと、図書館のサイトで山形浩生氏の著書を検索したらヒットしたので借りてきたからです。岡田斗司夫氏に興味があったわけではありません。

しかしこれは岡田斗司夫氏が毎回ゲストを迎えて自分の理論を吟味してもらうというシリーズの一冊のようで、岡田斗司夫氏がメインのようで少しあてが外れましたが、せっかく借りたので読むことにしました。

で、ちょうど読んでいた時にキングコング西野氏が自身のブログでこんなことを書いて話題になっていたわけです。

lineblog.me

 

ここでの西野氏の考えはどうやら岡田斗司夫氏の主張と関連があるようです。

さてこの本ですが、「評価」は「貨幣」の代わりに使えるか?というのが第3章の見出しであり、要は岡田氏の主張のメインはこのような「評価経済」というものらしいです。

私はこの主張は無茶なものだと思い、同意はできないのですが、じゃあ読む価値がないかというと、山形氏が問題点をうまく指摘しているため、書籍としては読む価値があるものになりました。

 

この「お金ってなんだろう?」は全編に亘って岡田氏の無茶な主張が繰り広げられるのですが、特にひどいと思ったのは公共サービスに関する箇所。

山形氏の「うーん、公共サービスを評価経済で運営できるかどうか。下水道を造れますか?」という質問に対し、岡田氏は「江戸時代の大店の旦那やヤクザの親分は、稼いだお金で用水路など地域のインフラを造っていたじゃないですか」という返答をしました。

しかしこれは、インフラを造る主体が政府でなくても民間でもいいのか、という論点であって、評価経済でインフラが造れるかという質問に対する返答ではありません。いつの間にか論点がすり替わってしまっています。岡田氏は評価経済でインフラを造れるだけの「稼いだお金」の蓄積が可能なのか?という問題には答えていません。

そもそも評価経済では大店なんか存在できないことは岡田氏も承知のはずだし、評価経済でお金は貯まらない、というかそもそも富が集中することに対するアンチテーゼとして評価経済というものを考慮したはずではなかったのでしょうか。それなのに大店の旦那やヤクザの親分がインフラを造るから問題がない、というのは矛盾が甚だしいし、またこれではヤクザが必要だという理屈になってしまいます。

まあ一時が万事この調子で、岡田氏の主張には賛同できないのですが、山形氏の冷静なツッコミは見事だったので何とか最後まで読めました。

 

追悼ジョン・ウェットン

ジョン・ウェットンの訃報に接しました。

最近、プログレ界の大物ベーシストの訃報が相次ぎ、クリス・スクワイア(イエス)、グレッグ・レイクキング・クリムゾン、ELP)が亡くなったと思ったら、今度はジョン・ウェットンまで亡くなってしまいました。

この人は、キング・クリムゾン以降、75年にはユーライア・ヒープに加入、UK解散後の81年にはウィッシュボーンアッシュに加入と、いろいろなグループを渡り歩いていた時期があります。

実現しなかったのですが、PFMがマンティコアから世界デビューした時にベーシストが抜けたため、後任としてジョン・ウェットンが推薦されたことがあったようです。まあこれは合わない可能性が高く、結果的にパトリック・ジヴァスが加入して事なきを得ましたが。

しかしそのキャリアの中で光るのが、78年から80年にかけてのUKと、82年からのエイジアでしょう。

エイジアで成功した後、脱退してソロになり、何度も来日してライブアルバムを多発していた時期がありましたが、その頃はあまり音楽を聞きに行くことがなく、またあまりに何度も来日してはライブアルバムを出されるとありがたみが薄れて見に行く気になれず、その後体調を崩したりして活動が活発でない時期もありましたが、2011年以降は再結成UKで再びコンスタントに活動するようになり、何回か来日していたのですがそれも見に行かずで、結局生でジョン・ウェットンを見ることがなかったのが残念です。

ジョンの魅力は、ベースでは暴力的な音を出しながら、ボーカリストとしてはすぐに彼と分かる独特の陰影の深いヴォイスで、歌謡曲みたいな哀愁漂う曲を歌うという取り合わせの妙にあると思います。安らかに眠ってください。

 

ではジョン・ウェットンの5曲を挙げてみたいと思います。

1、エグザイルズ(「太陽と戦慄」に収録) 

太陽と戦慄

太陽と戦慄

 

 

クリムゾンにおけるジョンのデビュー作に当たる「太陽と戦慄」に収録されています。

当時はまだロバートフリップが弾いていたアコギにバイオリンがからむ抒情的な曲で、 

ジョンのスモーキーなボイスは哀愁が漂っており、追放された者の悲しみがよく出ていると思います。

 

2、ザ・ナイトウォッチ(「暗黒の世界」に収録) 

暗黒の世界

暗黒の世界

 

 

クリムゾンでの2作目の「暗黒の世界」に収録されています。「夜を支配する人々」と謎のタイトルがついてますがこれは「夜警」という邦題にすべきでしょう。どうみてもレンブラントのあの名画を歌った曲なのですから。カラオケで歌ったこともあります。

 

3、スターレス(「レッド」に収録) 

レッド

レッド

 

 これも挙げたら結局5枚中3枚はクリムゾンになるのですが、まあ中期を代表する一曲なのでやむを得ないですかね。ボーカルも悲しげで良いのですが、ラスト近くのゴリゴリしたベースも素晴らしい。

 

4、デンジャーマネー(UK「デンジャー・マネー」に収録) 

デンジャー・マネー+1(紙ジャケット仕様)

デンジャー・マネー+1(紙ジャケット仕様)

 

 UKのファーストとセカンドでどちらを取るかというと、セカンドを取ります。ファーストはアラン・ホールズワースのギターがどうにも収まりが悪く、3人になったセカンドは曲もシンプルになりコンセプトがよくまとまっていて聞きやすい。

 

5、ヒート・オブ・ザ・モーメント(エイジアのファーストに収録)

 

詠時感~時へのロマン~

詠時感~時へのロマン~

 

 実はエイジアはそれほど好きではないのですが、ファーストだけは評価できます。日本でこれが出た時の「詠時感」という謎の邦題に頭がくらくらしました。

 

2017ヨーロッパ選手権女子フリー

ヨーロッパ選手権、続いては女子フリー。

さすがに早朝だったのでリアルタイムでは見ることができませんでしたが、土曜日で少しゆっくりできたので、7時半から録画していた最終グループを見ることができました。

最終グループ第1滑走はソツコワでしたが、緊張したのか転倒などがあり残念でした。フリーは120.35。トータル192.52でこの時点で表彰台は遠くなってしまいました。

フランスのルカブリエは冒頭で3Lz+3Tを決め、演技中ずっとはつらつとした動きで素晴らしく魅力的な演技でした。フリーは124.29で4位。トータルでも5位。フランスの女子でこのレベルに達した人は久しぶりではないでしょうか。今後にも期待ができます。

ハンガリーのトーは残念でした。フリーでは8位になり、トータルでも8位に終ってしまいました。

そしていよいよ、優勝を争うであろうラスト3人の演技となりました。

メドベデワは相変わらずパワフルな3F+3Tからスタートし、安定した演技をしましたが、前回のロシア選手権から始めた「おまけ」を今回も披露してくれました。ロシア選手権では3回転×3でしたが、今回はコンボ合計4回というおまけ。本人も会心のできだったのか、最後に笑顔を見せましたが、しかし本来このプログラムのラストは恋人の死を告げる電話のはずだから、笑ってはいけないのではないでしょうか。フリーは150.79でパーソナルベスト、そしてトータルは229.71。ついにというか、ようやくというか、キムヨナの持っていた世界最高点を超えてくれました。

そして続くはコストナー。SPのような衝撃的な演技ではありませんでしたが、3T+3Tから始まる堂々たる演技。TESは64.45とメドベデワに比べると10点も低いのですが、PCSは高く138.12と堂々のフリー2位。トータルでも210.52。

最終滑走はポゴリラヤ。冒頭の3Lzの着氷が乱れてセカンドがつけられなかったので心配したのですが、後半に組み替えたコンボを3つ入れて、何とベースバリューではメドベデワを上回る構成になるという、見事なリカバリを見せました。

フリーの137.00はコストナーを下回りましたが、トータルでは211.39と上回り2位。

見る前はどうせメドベデワが優勝するんだろう、というような気分でしたが、コストナーの衝撃的なSPを初めとして、結構見所の多いヨーロッパ選手権でした。

 

カロリーナ・コストナー@2017ヨーロッパ選手権

全米が終了して息つく暇もなくヨーロッパ選手権に突入してしまいました。

SPは現地でも平日午後の時間帯という、何でこの時間?と聞きたくなるような時間でしたが、おかげで日本では7時台にコストナー、そして23時台に最終グループとリアルタイムで見やすい時間帯となり、早く家に帰ってテレビで見ました。

最終グループのロシア勢の演技ももちろん楽しみですが、今シーズンはグランプリ2試合とファイナル、ロシア選手権と既に合計4回も見てますのでわくわくするような感じはありません。この大会での目玉は何と言ってもコストナーの復帰でしょう。

ランキングが低いため第2グループとかなり早い滑走順となりました。

そしてそのプログラムですが、曲を聞いて仰天。喜多郎の「雷鳴」と、モントルーのボンゾ、ですが聞いた時は「ボ、ボンゾ?」と耳を疑ってしまいました。

 「モントルーのボンゾ」はこのアルバムに収録されています。

コーダ(最終楽章)

コーダ(最終楽章)

 

 

そして演技。嵐のような風の音から太鼓の響き、そしてレッド・ツェッペリンジョン・ボーナムのドラムソロという流れで、ほぼ打楽器だけの音楽で滑りきるという、とんでもないプログラム。もともとユニークな選曲をする人で、ドアーズの「ライダーズ・オン・ストーム」など予想外の曲を選んだりしていましたが、まさかジョンボーナムのドラムソロを持ってくるとは。

ジャンプ構成は冒頭3T+3T、3Lo、後半に2Aと、今の時代にあっては平凡なものですが、このような一昔前のジャンプ構成で、何と72.40というスコアを出しています。TESは36.80ですがPCSが35.60と高得点。音楽の解釈が9点台です。

何と言ってもステップが凄い。さすがに女子のステップでかなり早くから唯一人、レベル4を獲得していた人だけのことはあります。とりわけ「モントルーのボンゾ」をバックにした動きの凄さ。ブレイクも見事に決まっていました。

いや早く帰ってリアルタイムで見てよかったです。

さてその他の選手ですが、第4、第5グループではフランスのルカビリエ、ハンガリーのトート選手がいい演技をしてフリーは最終グループ入り。

SP最終グループの注目は3人のロシア勢。人数制限がなければ6人くらい出てもおかしくないのですが、3枠で、それゆえ出てきた3人はすべて素晴らしい。ポゴリラヤ、ソツコワ、メドベデワと見事な演技でした。特にポゴリラヤがよかった。コストナーに比べて扱いが小さくて申し訳ありませんが、それだけコストナーの演技に仰天したヨーロッパ選手権でした。

 SPリザルト

http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/SEG003.HTM

2017全米女子フリー

 続いては全米選手権女子フリー。

 まずは第一グループとなってしまったコートニーヒックスですが、フリーでは立て直してきました。119.17でフリーは6位とまずまず。

SPで復活の演技を見せたキャロライン・ジャンは第3グループ。前半3F+2T、3Lz、3Tも危なげなく決めましたが、見所は後半で、3Lo+3Loを決めて歓声が上がり、続く3Lo+2T+2Tも素晴らしいキレで良かった。演技終了後の大歓声に満足そうな笑顔。よくここまで復活できたものです。120.27

マライア・ベルはエデンの東(映画ではなくテレビすなわち町田樹の方)

3Lz+3Tはオーバーターン、3Loは軸が歪み転倒と、途中まではどうかと思いましたが後半調子が上がって、3Fから1ループを挟み3Sを決め、演技終了直前に3F決めた。音楽に合わせたジャンプが見事でした。演技終了とともに、両手を高く上げた。134.59とハイスコア。トータルでは197.92

さてここからは最終グループ。 

まずはゴールド。SPでも書いたように今季は不調ですが、相変わらず豪華な衣装。ただメイクが少し暗い感じがして心配。

3Lz+3Tは見事に決めましたが、。次の3Loはちょっと詰まり、2Aはシングルになって、その後も3回転予定がことごとく2回転になってしまうという、今季の浅田真央のような演技になってしまいました。ステップやスピンは性急な音楽によく会っていたのですが。114.77

 続いてテッサホンは 14歳。緊張のためか、なかなかジャンプを跳ぶことができず、後半でも、2つジャンプが抜けてしまい、実力を出せませんでした。103.72

 カレン・チェン

SP首位で迎えるフリーでしたが、冒頭の3Lz3Tもスピードがあり、ジャンプは好調。動きも明確です。2Aが少し危なかったが堪え、スパイラルでは大歓声が。

何と141.40という歴代3位のハイスコアをマークし、トータル214.22も歴代2位の高い得点でした。

 ワグナー

このミューズの「エクソジェネシス・シンフォニー」は、初めて見た時からこれはいいプログラムになる、と確信していたのですが、いや今日、完成型を見ることができました。見とれてしまいました。髪をまとめないで演技していましたがそれも表現。曲の解釈も素晴らしく、最後の3Lzの後でつけるジャンプがなぜかシングルになってしまいましたが、それ以外は見事でした。しかし、これがなければ優勝していたのではないかとも思います。TESは速報値より下回りました。

140.84でトータル211.78はカレン・チェンと2.5だけ届かずで2位になりました。

 長洲

冒頭の3T+3Tがスピードあってよかったので、これはいけるかと思ったのですが、次の3Lzで転倒してしまいました。後半、2A+3Tを何とか堪え、続く3Lo+2T+2Tも何とか着氷しましたが、次が両脚と、この辺りは我慢大会になってしまいました。SP終わって首位と僅差だったのが裏目に出たのかも知れません。

前のワグナーの一瞬たりとも目を離せない演技と違って、ジャンプ、スピン以外の部分はもの足りないものでした。演技後、非常に残念そうな表情でした。

フリーは122.95、トータルは194.90で、ベルに届かず4位。得点を聞いてがっくりしていました。昨年も4位でしたが、今年は優勝を狙える位置につけていただけに残念だったのでしょう。

 総評としてはカレン・チェンという新星は出てきたものの、彼女以外はベテランが多く、層の薄さはなかなか解消されていない印象が残りました。

 

2017全米女子SP

続いては全米選手権女子シングルSP。ほとんどネイサン・チェンの一人舞台となった男子に比べ、女子は多士済々という印象です。

今大会出場していない選手で一番残念なのがポリーナ・エドムンズ。彼女のジャンプは、初期の浅田真央を彷彿とさせる、最近では珍しいふわっとしたジャンプで、今大会で見ることができず残念です。

さてSPの内容ですが、意外といっては失礼ですが良かったのがキャロライン・ジャン。昨年は身体が重く、見ているのが辛いような動きだったのですが、ところがどっこい、生きていたという感じで復活しました。拍手を贈りたい。

反対に、残念だったのがコートニー・ヒックス。昨シーズンのNHK杯では2位、今シーズンのロステレコム杯では3位とグランプリの表彰台常連になってきていたのに、SPではミスが多くて残念でした。

そしてグレーシー・ゴールド。昨シーズンの全米のフリーは、一つも落とせないという緊張感の中、パーフェクトな演技を見せて優勝したのですが、今シーズンのグランプリは意外な不振で、コーチも変えて何とか全米に間に合わせました。冒頭立ち位置のやり直しから始まり、3Lz+3Tは最初のジャンプが転倒かと思うくらいバランス崩したのですがセカンドを跳んで立て直すことができました。また、独特の幾何学的な動きは健在。しかし3Fがダブルになってノーカウントと5点くらい損をしたのは痛い。64.85でぎりぎり最終グループに残りましたが。 

全米は全日本と違いジュニアと一緒に開催されるので、若手は少ないのですが、そんな中でテッサ・ホンは昔のキャロライン・ジャンを思わせる演技で今後有望です。

そしてSPで首位に立ったのがカレンチェン。昨年も全米に出ていましたが、スピード任せで暴走気味で転倒していましたが、今年はスピードをうまくコントロールできるようになったのか見事な演技でした。3Lz+3Tは第1ジャンプが大きい。スパイラルも美しい。テクニカルは40超えで72.82と堂々の首位発進。

そしてベテラン勢からはワグナーと長州未来が好演技。

ワグナーは、顔つきが変わって痩せた印象。冒頭に3F+3Tを決め、よく踊っていた印象でした。最後の2Aだけは-0.5で70.94と3位。 

長洲未来の曲はショパン。冒頭の3F3Tは豪快。動きは明確でよい。3Loは両脚着氷かな。ラストはドヤ顔だったな。SP70超えは、全米で初優勝した時とその2シーズン後の全米とトリノの世界選手権でいずれも70点台を出した(世界選手権はSP首位でした)もののその後7シーズン70台は出ず、今年のオータムクラシックで7シーズンぷりに70台を出して復活を印象付けたものの、グランプリではいまいちの成績でしたが、ここで決めてみせました。71.95は素晴らしい。SPはカレンチェンに次いで2位。

という結果でしたが、全日本と比べて3点くらい全米のほうが高めの得点ではないかと思いました。ワグナーと長洲の今日の演技では全日本では70を超えることは難しいでしょう。