弁護士大久保康弘のブログ

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ジュニアグランプリ日本大会(女子)

さて続きまして新横浜で開催されたジュニアグランプリの録画(女子のみ)を観た感想を書きます。まずはSPから。

ジュニア女子のSPはとにかく出場選手が多く、見るのが大変です。おまけに今回は生中継なので時間が長く、ハードディスクの残量を気にしつつどう録画しようかと思いましたが、有力選手が前半に固まったので助かりました。

山下真瑚 初めて見る名古屋の選手。山田満知子コーチも元気そうで良かった。 曲はノクターン

冒頭に3Lz3Tを決め、2Aなど流れが全く途切れない。 ジュニアとは思えない流れるような演技。ノーミスで 64.86の高得点。
 
フェデキチナ(ロシア) くるみ割り人形。2Aから。 ジャンプは豪快だ。3Loの後、一旦止まり振りを付けるところなど、なかなか見応えある振り付けだ。しかしながら得点は 61.13と山下より下になってしまい、本人は不満そう。SPは結局3位。
 
本田真凛  スマイル。冒頭にスピンを持ってきたがこれが上手い。しかしその次のジャンプで3Fに3Tを付ける予定が、バランス崩してセカンド付けられず。3Loもちょっと滑ったか。演技後両手を合わせてすみませんという仕草。 55.47にとどまってしまった。
 
坂本花織  既に初戦を2位とまとめて今回が2戦目。曲はアーティスト。 冒頭3Lo。途中ビッグバンドになるところから勢いがつき、後半の3F3Tを豪快に決める。快心の出来だろう。65.66と高得点。
SPを終えて坂本1位、山下2位、本田が5位という順位となりました。
 

続いてフリー。

レカルディ(イタリア)細くて手足が長い。曲はマラード。プルシェンコの十八番。このクラスの選手でも3Lz3Tを跳ぶんですね。ただ動きがあまりスムーズじゃなくてぎこちないなあ。85.52

 

トクタロワ(カザフスタン

13歳。ジュニアらしい衣装でロミオとジュリエット。コーチはオーサーなのか。顔が幼いなあ。78.13

 

ヌーレ(USA)

アダムスファミリー。冒頭3Lzは単独だが綺麗。フリップもループも回らなかったなあ。後半も回らないジャンプとか転倒があり残念だった。77.32

 

モンテシナスカントゥ(メキシコ)

アディオスノニーノ。タンゴは合うのかな。冒頭2Aハーフループ3Sの3連続から。

スピンとかなかなかいいので、ジャンプが決まれば、というところか。

80.25。

 

本田真凛

背が伸びたと思ったらもう160あるのか。ロミオとジュリエット。SPでは動きが固く冒頭のコンボでミスが出ていたのでフリーはどうかな、と見ていました。冒頭のルッツが単独で、うん?と思いましたが次のフリップで綺麗にセカンド3回転をつけて良い出だし。なかなかスケーティングもよく、スピンのポジションが綺麗で、ジュニアながらジャンプだけに頼らないため、高い得点が期待できます。後半にジャンプを固める構成で、2A3Tからジャンプが続くが次々と決めて盛り上がる。最後の2Aからの3連続が1Aになってしまったが、これ以外はミスがなく良い出来。128.64という高い得点でPBを更新。合計184.11となりました。しかしSPで10点くらい失ったことを思えば、ノーミスなら200超える可能性もあるのですから大したものです。

 

キムイェリム(韓国)ザラストエンプレス。

なんと3Lz3T2Loという3連続を跳ぶのか。両手挙げたり、後半に3F3Tを入れるなど、かなりジャンプの難易度が高い構成で113.55。

 

サモドロワ(ロシア)ロッシーニメドレー

3Lz3Tもイーグルから跳ぶなど難易度が高い。2A1Lo3Sは力で跳んでいる。ロッシーニらしい楽しい雰囲気を醸し出しているが、ただジャンプ以外はあまり印象に残らない。119.93で合計は18069。

 

フェデキチナ(ロシア)雨に歌えば。

冒頭のポーズから面白い。しかしジャンプは3Lzが回らず、3Fに2Tをつけたがかなりの得点ロスがあった。途中でも面白いポーズがあったので、ジャンプが決まれば面白いのだが。104.12は本人にとって不満でしょう。

 

山下真瑚 ボヘミアンラプソディーのよく知らないバージョン。3Lz3Tを決めて、次々とジャンプを決める。どのジャンプも高い。117.57で合計は182.43とこの時点で表彰台確定。

 

坂本花織 カラーパープル

明らかに緊張が見えたが、冒頭3F3T決めて落ち着いて波に乗る。3Lz、3Sまで前半に決め、2A3T、3F2T2Tを決める。途中で3Loが一つだけ着氷乱れたが、力を出し尽くした。

122.15の高得点で、フリーだけなら2位だが、合計18781でシリーズ初優勝に大歓声!おめでとう!

 

最終結果は、1位坂本、2位本田、3位山下と日本勢が表彰台を独占しました。しかしこの3人が西日本選手権で見られるわけですから、西日本のジュニアは必見ですね。