弁護士大久保康弘のブログ

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ディラン カバー10選

ノーベル賞受賞企画として、このエントリではディランの膨大な作品から10曲を選んでみようと思ったのですが、ストレートにディランの10曲というだけでは芸がないので、カバーされた曲の中から10曲を選んでみました。

 

まず最初は、 この歴史的なカバーから。

ミスター・タンブリンマン byバーズ

単にバーズによるカバーが大ヒットしたと言うだけでなく、「フォーク・ロック」というジャンルを作ったことからして、第一に挙げるべき曲でしょう。オリジナルはなんだかがちゃがちゃしていますが、よくこの曲を、12弦ギターとコーラスでアレンジした流麗な曲にすることをよく思いついたものです。

 

ミスター・タンブリン・マン(紙ジャケット仕様)

ミスター・タンブリン・マン(紙ジャケット仕様)

 

 

 風に吹かれて byニール・ヤング

この曲はディランの代表作のひとつと言われるだけあり、沢山のカバーがありますが、このニールヤングの「ウェルド」所収のライブバージョンは圧倒的な迫力です。

 

ウェルド?ライヴ・イン・ザ・フリー・ワールド

ウェルド?ライヴ・イン・ザ・フリー・ワールド

 

 

 ハイウェイ61 byジョニー・ウインター

迫力と言えばこのジョニーウィンターの「狂乱のライブ(Captured  Live!)」のスライドギターのど迫力も負けてはいません。オリジナルが田舎の道路ならこれは時速200キロくらいで走っているような感じです。

 

狂乱のライヴ(紙ジャケット仕様)

狂乱のライヴ(紙ジャケット仕様)

 

  

はげしい雨が降る byブライアン・フェリー

これはブライアン・フェリーがロキシー・ミュージックの活動と併行してリリースされた初めてのソロアルバム「愚かなり、この恋」の 面1曲目に入っていたもの。こういう、グラムというかキャンプな感じでのディランの曲のカバーはこれまであまりなかったと思いますが、よく合っており、センスを感じさせます。後に1枚まるこどディランのカバーのアルバムも作っています。

 

愚かなり、わが恋(紙ジャケット仕様)

愚かなり、わが恋(紙ジャケット仕様)

 

  

今宵はきみと byジェフ・ベック・グループ

第二期ジェフベックグループはロッドスチュアートのいた第一期に比べて日本では人気が低いのですが、通称オレンジは名盤で、そこでこの曲がカバーされています。いい雰囲気を出しています。

  

ジェフ・ベック・グループ

ジェフ・ベック・グループ

 

 

見張り搭からずっと byU2

この曲はハードロックとなりうる構造を持っていて、ジミヘンなどのバージョンも有名ですが、ここではU2の「Rattle and Hum」に収録されたバージョンを選んでみました。

 

魂の叫び (RATTLE AND HUM)

魂の叫び (RATTLE AND HUM)

 

  

メイク・ユー・フィール・マイ・ラブ byアデル

この曲は1997年に発表された「タイム・アウト・オブ・マインド」に収録されており、かなり年を取ってからの曲で、この時期の曲は概してあまり有名ではなく、オリジナルより先にアデルの「19」を聞いてこの曲を知り、これは名曲だと思ってクレジットを見たらディランの曲でした。

 

19

19

 

  

メンフィスブルースアゲイン by吉田拓郎

えーとこの曲をカバーして「春だったね」という題名にして歌った・・・違った?どうやら違うようですので、これはやめにして

自由の鐘  byスプリングスティーン

まあスプリングスティーンとしては当然の選曲でしょう。

 

  

女の如く byジェフ・バックリィ

ジェフ・バックリィは、デビューアルバム「グレース」を94年に発表し、彗星のごとく現れたと思ったらセカンドを完成させないまま97年に亡くなってしまったのですが、死後にLive at "Sin-e" (Legacy Edition))が発売され、そこではツェッペリンヴァン・モリソンなどいろいろなカバーが披露されていましたが、ディランのJust Like a Woman もカバーされていました。

 

Live at Sin-E

Live at Sin-E

 

 また、今年になって93年に初めて録音していたものが発見されYou and Iとして発売されました。その冒頭を飾ったのもこの「女の如く」でした。繊細な歌声で聞いていて切なくなります。  

 

You & I

You & I

 

 

 天国の扉 byガンズ・アンド・ローゼス

最後はもう一つの代表曲で、この曲はエリック・クラプトンをはじめとしてテレビジョンや、アラームなどいろんなカバーがありますが、その中でもやたらと元気で、いったい天国の扉をノックしている奴はどこにいるんだ、という歌詞の内容を全く理解していないようなカバーをあえて選んでみました。バージョンとしては下に挙げたスタジオ録音よりマーキーのライブの方が好きですが、そのバージョンの入ったCDはなぜかウィキペディアにも載ってないんですね。

  

USE YOUR ILLUSION 2

USE YOUR ILLUSION 2

 

 以上、単に自分が知っていてよく聞いているバージョンを挙げただけですが、まあ何かの参考にはなるかも知れません。