さてグランプリシリーズ後半戦のレビュー(ファイナル除く)です。
・新しい演出
フランス杯でしたか、6分間練習前に、整列して選手紹介が行われました。これはなかなかいい企画だと思います。
・貫録の羽生、フェルナンデス、チャン
フランス大会と中国杯はそれぞれフェルナンデス、パトリック・チャンがそれぞれ貫録を見せて優勝しましたが、フェルナンデスは285、チャンは279と今のレベルではやや低めの点数でした。この2戦ではフランス杯でのデニステンのステップが印象に残っています。2位に入りましたがこの1戦のみなのでファイナルには出られませんでした。
・ネイサン・チェンとボーヤン・ジン
そして今年デビュー組の目玉ネイサン・チェンは、フランス杯のSPで4Lz3T、4Fを決め、最後が2Aになってしまいましたが、9285を叩き出しました。これはGPデビュー戦のレコードではないかと思います(未確認)。フリーはなんと冒頭から4回転5本というとんでもない構成で、さすがに転倒したりで結果としていまいちで4位になりましたが、NHK杯では見事2位に入り、ファイナル進出。ジャンプ大会ライバルのボーヤン・ジンは初戦はいまいちでしたが、中国杯ではさすがの2位。
・NHK杯
昨年のNHK杯は長野で行われチケットは超激戦になりました。長野はジャッジ側のスタンドがほとんどVIP席になっており、席がものすごく少なく、何とか2次と3次で抽選に当たり、正規価格でチケットがとれたのですが、今度はホテルがなかなかとれなくて困りました。今年の札幌は、昨年の全日本で行ったこともあり、当初から行く予定はなく、長々とテレビ観戦をすることになりました。ただそれぞれの競技の合間の雑談をフルに楽しむことは残念ながらできませんでした。
羽生君の演技はSP、フリーともまずまずで今シーズン初めての300点越えで優勝。
田中刑事はSPで3位につけ、これはチャンスだと思いましたが、そうなるとフリーで緊張しないか心配でしたが、素晴らしい演技を披露し、表彰台に。
残念だったのはジェイソンブラウンで、スケートアメリカは良かったのですがNHK杯では7位になってしまいました。思えば昨年も欠場しており、なかなか日本で良い演技を観ることができません。個人的には技がものすごく多彩で、見ごたえのある演技をしてくれるので好きな選手なのですが。