弁護士大久保康弘のブログ

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2016全日本フィギュアスケート選手権 女子SP

さて2日目は女子のSPで30人、男子のフリーで24人と合計で54選手の演技を見ることができます。長丁場でしんどいのですが頑張ります。

まずは女子SPから。

第1グループは全日本ジュニア女王の坂本花織選手はじめ若手が多いのですが、いきなり第1滑走の細田選手から3T3Tが決まり、会場が盛り上がりました。

その坂本ですが、冒頭の3Lz3Tは軸がゆがんで単独になってしまい、思わず声が出ました。何とか次を連続ジャンプにしたのはさすが。ミスがありながら63.36と高い得点を出して最終グループ入り。

第2グループには今井遥選手の名前が。ここ2年ほどジャンプが決まったように見えても後で回転不足であることが分かり、がっかりすることが多かったのですが、どうやら股関節が悪かったようです。曲はレジェンドオブフォールで、冒頭連続ジャンプは一つ目はうまく回ったがセカンドで軸がぶれてしまい、次のジャンプでも軸がぶれてしまいました。ビールマンもなかったのは残念でした。

続いては白岩優奈選手。今シーズンはけがの影響で出遅れたが徐々に調子を上げてきました。冒頭に素晴らしい3Lz3Tを見せたのですが、3つ目の2Aで回らず、またその後のスピンの最中に、手袋が引っかかり落ちるというアクシデントがあり思うような演技ができませんでした。残念。54.30

よかったのが大庭雅選手のミッション。ジャンプは全部決め、最後のステップでもよく曲を表現できており、本日初のスタオベでした。59.19

後は鈴木沙弥選手。まだ幼い印象ですが、チャルダッシュで速くなるところでもよくついていっていました。またステップは細かく跳びはねるところがよかった。60.06とスコアもなかなかのもの。

 

さて第4グループからシード選手が登場します。6分練習も大変豪華なものです。

まずは本郷理華選手。カルミナブラーナは仰々しい曲なので大柄な彼女によく合っています。動きも大きく印象的でした。69.20

続いては今年も大本命の宮原知子選手。グランプリでは回転不足や転倒がありましたが、調整が進んで今回は安心して見ていられました。76.49

松田悠良選手 ピアノレッスンでステップから。後半に3Lo3Loを着氷しましたが、ジャンプの印象は少し薄いものになってしまいました。61.63

樋口新葉選手 いつもどこかでジャンプがパンクする印象があるのですが、今回は後半に3Lz3Tを決めるなど、ほぼ完ぺきな演技を披露。68.74

村上佳菜子選手 まずまずの演技で本人もほっとしているようでしたが、この点数で喜んでいてはいけないのではないでしょうか。58.52

最終グループは浅田真央と本田真凛という11歳違いの人気選手の対決となりました。 

三原舞衣選手 ロンドカプリチオーソ。この曲は途中で速くなるところにどのように合わせるかがポイントですが、さすがにグランプリで表彰台に立つだけありよく合っていました。65.91

本田真凛選手 冒頭の3F3Tは回転が速くきれいに回っていました。このようなところが海外のジャッジからも評価されるのでしょう。67.52

永井 冒頭連続は3Sでオーバーターンとなってしまいましたが2Tをつけ、その後のジャンプは着氷し一時のような絶不調から脱したと思いましたが。53.23

浅田真央選手 6分練習では3Aを着氷したのですが、本番ではやや迷いのある助走で抜けてしまった。ただそれで吹っ切れたのかその後はまずまず。60.32

全体の印象としては、よい演技を披露しスタオペをもらっていた選手が多かった印象があります。