かなり遅くなっての記事ですが全日本選手権の総括を。
・羽生君の欠場
やはり一番大きな出来事はこれですね。絶対王者の欠場で、男子は一気に盛り上がりにかけるものとなってしまいました。戦前には、羽生君人気でチケットがむやみに高騰していたのですが(アリーナでは15万円で取引された例もあるようです)、高値で買った人は羽生君の欠場でどのように思ったのでしょうか。私は幸い正規価格でチケットが取れたので、欠場は残念ですがまあ仕方ないと思っていましたが。
・電子チケットの導入
これも全日本としては今回からです。実はこの年くらいからから電子チケットの導入が増えてきて、この全日本も電子チケットが導入されそうだという予感があり、その反面、8月まではiPhone4だったのでアプリが入らずどうしようと思っていたのですが、ちょうど使えなくなりiPhone6に変えたのでアプリの問題は解消しました。チケットについては金曜、土曜のチケットはアイスクリスタルで取れましたが日曜日が取れず、2次発売で注釈付きA席を電子チケットをぎりぎりで入手できたのですが、何せ初めての経験なので、ダウンロードできるまで、いや入場するまでどきどきしました。最後にCメールで4桁の番号を送ってきてこれを入力する必要があるのですが、その番号の有効時間が2分しかないのであせりました。
・使用曲について
一番多かったのはレジェンド・オブ・フォールで男子1、女子3の合計4回使用されました。映画音楽ですが雄大な曲です。私はこの曲が大好きで、特に2011年の大阪での庄司理紗の演技は今でも忘れられません。
[Music Only] "Legends of the Fall" Risa Shoji 2011-2012 FS
・男子 羽生君の欠場は大きく、男子フリーの途中までは今年はいまいちのパターンかとも思いましたが、最後の宇野選手の熱演で報われました。ただ、山田耕新選手がフリーに進めなくて残念。またルパン3世の鎌田詩温も残念でした。
・女子 とにかく若手の活躍が目立った大会でした。西日本選手権のジュニアフリーを観ていたので、ある程度選手の顔と名前を覚えられてよかったのですが、見ていないとついていけなかったかもしれません。その反面、今井遥、村上佳菜子の両選手の今後が気になるところです。若手でも特に目立ったのが三原舞衣のフリーのシンデレラ。先日も書きましたが、とにかく溌溂としてスピードがある演技で、大会のハイライトと言って良い演技でした。残念だったのは上野沙耶がフリーに進めなかったことです。
・浅田真央選手 怪我の影響か、ループは跳べるがその他のジャンプが思うように跳べない状態で臨むことになってしまったようです。直前の6分間練習では3Aを決めていたので期待したのですが、本番で決めることはできませんでした。上位に食い込めなかったため、いろいろ外野がうるさいようですが、本人も来シーズンまでと決めているのですから、あとひとシーズン、本人もファンも納得がいく演技を見せてもらいたい、それだけです。それまで温かく見守りたいと思います。