弁護士大久保康弘のブログ

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2017ヨーロッパ選手権女子フリー

ヨーロッパ選手権、続いては女子フリー。

さすがに早朝だったのでリアルタイムでは見ることができませんでしたが、土曜日で少しゆっくりできたので、7時半から録画していた最終グループを見ることができました。

最終グループ第1滑走はソツコワでしたが、緊張したのか転倒などがあり残念でした。フリーは120.35。トータル192.52でこの時点で表彰台は遠くなってしまいました。

フランスのルカブリエは冒頭で3Lz+3Tを決め、演技中ずっとはつらつとした動きで素晴らしく魅力的な演技でした。フリーは124.29で4位。トータルでも5位。フランスの女子でこのレベルに達した人は久しぶりではないでしょうか。今後にも期待ができます。

ハンガリーのトーは残念でした。フリーでは8位になり、トータルでも8位に終ってしまいました。

そしていよいよ、優勝を争うであろうラスト3人の演技となりました。

メドベデワは相変わらずパワフルな3F+3Tからスタートし、安定した演技をしましたが、前回のロシア選手権から始めた「おまけ」を今回も披露してくれました。ロシア選手権では3回転×3でしたが、今回はコンボ合計4回というおまけ。本人も会心のできだったのか、最後に笑顔を見せましたが、しかし本来このプログラムのラストは恋人の死を告げる電話のはずだから、笑ってはいけないのではないでしょうか。フリーは150.79でパーソナルベスト、そしてトータルは229.71。ついにというか、ようやくというか、キムヨナの持っていた世界最高点を超えてくれました。

そして続くはコストナー。SPのような衝撃的な演技ではありませんでしたが、3T+3Tから始まる堂々たる演技。TESは64.45とメドベデワに比べると10点も低いのですが、PCSは高く138.12と堂々のフリー2位。トータルでも210.52。

最終滑走はポゴリラヤ。冒頭の3Lzの着氷が乱れてセカンドがつけられなかったので心配したのですが、後半に組み替えたコンボを3つ入れて、何とベースバリューではメドベデワを上回る構成になるという、見事なリカバリを見せました。

フリーの137.00はコストナーを下回りましたが、トータルでは211.39と上回り2位。

見る前はどうせメドベデワが優勝するんだろう、というような気分でしたが、コストナーの衝撃的なSPを初めとして、結構見所の多いヨーロッパ選手権でした。