大和文華館は近鉄学園前駅から10分程度歩いたところにある、日本美術を中心とした美術館です。家から近いので年に3,4回程度は訪問します。5月9日は無料公開デーとなっており、また国宝の松浦屏風が見られるというので行ってみました。
入り口を入ると広い庭園があり、坂を上っていくと展示室があります。
今回の展覧会での目玉はやはり国宝の松浦屏風でしょう。
下はその松浦屏風の一部です。
とにかく保存状態がよく、色彩も鮮やかです。着物の柄がなかなか面白い。
ここには出ていませんが、カードゲームで遊んでいる場面もあり、なかなか興味深いものがあります。
有難いのは松浦屛風を眺められる位置に座る場所があることで、座ってゆっくり眺めることができます。
他にも三十六歌仙色紙貼屏風など、見応えがあるものが多く出ていました。
屏風で応挙っぽいのがあるなと思ったら応挙でした。これはプライスコレクション展で見た応挙の屏風に似ています。
最後のコーナーは幕末の欧風画で、小野田直武、司馬江漢の江の島図などがありました。
小品ながらこの西洋夫人の画もなかなかよかったと思います。
この展示は5月14日まで。