8月中旬以降は体調がすぐれず、なかなかブログを更新することもできませんでしたが、ようやく更新する体力が戻ってきたので、これからまた頑張って更新していきます。
もう1か月前になってしまいましたが、8月12日に、兵庫県立美術館で「怖い絵」展を見ました。
展覧会を観る前にお昼を2件隣のJICAにて食べました。ここでは各国のエスニック料理が味わえます。
8月のセットメニューはシリア料理でした。
左下のカレーのようなのは「バーミヤビルラッハマ」というマトンとオクラの煮込み。真ん中のライスのようなものは「アーアルアルーズ」という極細パスタ入りバターライス。左上はニンジンのチキンスープ。右上はデザートで「バルーザ」という牛乳とオレンジの二層のゼリー。右下は「ババガヌージュ」という茄子とゴマのペーストです。
展示もあり、今回は楽器の展示などを見ました。下は親指ピアノという名でも知られるカリンバ。キングクリムゾンの「太陽と戦慄」パート1の冒頭で聞かれる楽器です。
さて会場へ。夏休みの土曜日とあってかなりの混雑でした。
下の絵は、「殺人」というもので題名、内容とも怖いのですが驚くのは作者。
下はターナーの「ドルバターン城」。風景に「崇高」という概念を見出した作品とされています。
そしてこの展覧会の目玉ポールドラローシュ「レディジェーングレイの処刑。
夏目漱石も初期の作品「倫敦塔」の中で触れているように、王位についたものの、わずか9日後に廃位され7か月後に処刑されてしまうレディ・ジェーン・グレイの断頭の直前を描いたもの。
恐ろしい運命を前にして保たれた気品が圧倒的です。
またこの絵自体も長い間失われたものと思われており、今我々が見ることができること自体が奇跡的ということで、数奇な運命を感じさせます。
神戸では9月18日まで開催されています。