2017年グランプリシリーズは6戦が終わり、いよいよファイナルを残すのみとなりました。
今年のグランプリシリーズは大荒れで予想外の結果が続きました。
*欠場した人
怪我した選手も多く、羽生君は2戦目のNHK杯の練習中に捻挫してリタイアしたのでファイナルに出られず。そしてメドベデワも骨折でファイナル欠場となってしまいました。さらにはワグナーまでスケートアメリカのフリーの途中で演技をやめてしまったのには驚きました。皮膚の違和感で捻挫とかではないようなのが不幸中の幸い。
なおNHK杯ではパトリックチャンもいつの間にか欠場していましたがこれは大きなけがということではないようです。
またボーヤン・ジンも4Lzを跳ばないなあ、と思っていたらやはり問題があったようでファイナルは欠場となりました。代わりにジェイソンブラウンが出場します。
またそもそもシリーズに出られなかったのがグレーシーゴールド。体重コントロールからの問題ということですが、このところエレガントさを増していたので欠場は残念です。
ジ・ジュンリも中国杯にエントリしていましたが取り消しで、結局グランプリシリーズでは見られませんでした。こちらは何が問題なのかよく分かりません。
オリンピックシーズンということで、調整が難しいということもあるのでしょうが、残念です。
*復活した人
他方で、復帰した人もいます。
中でもポリーナ・エドモンズ。その変貌には驚愕しました。お嬢様然としたタイプで、ジャンプもふわっと回るタイプでしたが、宝塚の男役のようになっていました。
またロシアのサハノビッチは、福岡で開催されたジュニアグランプリファイナルにも出場しておりサインをもらったのですが 、同じ大会に出ていたメドベデワとソツコワがグランプリシリーズで活躍しているのに比べ地味になってしまっていました。一戦だけでしたがシリーズ出場、しかもプルシェンココーチのデビューという点でも喜ばしいと思います。
*その他気になった選手たち
長洲未来は3Aをプログラムに入れていますが盛り上がります。
フランスのルカブリエはマリリンモンローメドレーなかなかよいと思ったのですが肝心のフランスでのフリーでは出来が悪くて残念。
男子ではリッポンが良かったのと、コリヤダの成長が目立ちました。同じロシアのボロノフはNHK杯で優勝。「疲れた」と呟いたのがお茶目。
このシリーズ6戦では、4カテゴリーですべて前シーズンの世界チャンピオンを揃えたNHK杯が一番だったはずでしたが、羽生君とパトリック・チャンの欠場でレベルが下がってしまいました。女子はフランス、男子はアメリカでしょうか。ただ最終戦のアメリカの女子は、日本人としては盛り上がりました。宮原が復活し優勝。
これは、と思っていたらメドベデワが欠場としいうこで、繰り上がり出場となり、一気にファイナル優勝候補となりました。
さて今年のファイナルは名古屋で行われます。何とか土曜と日曜のチケットが取れて見に行きます。土曜にジュニア女子があり、何と言っても紀平は楽しみ。先日行われた全日本ジュニアで、冒頭3A3T2Tを決め、直後に再度3Aを決めましたが、この演技が再現されればと思います。