2017年のグランプリファイナルは名古屋開催でした。3日目の女子フリーその他と最終日のエキシビを現地観戦することができました。
ISUグランプリファイナル 国際フィギュアスケート競技大会 愛知・名古屋2017
地元にてこんなフリーペーパーが配布されていました。
宇野君が出ることができて本当に良かったと思います。
笠寺の日本ガイシアイスアリーナはこれまで何度か行ったことがありますが、小さいので国際大会は大丈夫かなと思っていたら、いつものアイスアリーナではなくホールでの開催でした。
3日目の競技はジュニアのアイスダンスからでしたが巨大エビフライを食べていたせいで見ることができず、何とかジュニア女子から見ることができました。
ジュニア女子は紀平の3Aコンボに注目が集まる中、見事に3A+3Tを決めて会場が大いに沸きました。ただ次の3Aは力が入りすぎたかパンクして残念。
続くペアフリーは、3日目で一番盛り上がった競技だったのではないでしょうか。中国のスイ・ハン組とサブチェンコ・マッソー組の頂上対決かと思っていたらSPではスイ・ハンが3位になって首位と3.6差になっていましたが、フリーで真骨頂を見せてくれました。
このペアのトゥーランドットは、ダイナミックでありながらも情感あふれる演技で、途中で一度遠くに離れた二人が再度近付く構成も良かったのですが、
やったぞ!という表情で抱き合う二人。155.57という高得点でこの時点でトップ。
そしてサブチェンコ・マッソー組。ご存知のようにサブチェンコはいつから出てるんだというくらいのベテランで今回また新たなパートナーと五輪に出るという凄い選手ですが、また今回も凄い演技となりました。157.25はフリーでもトップの完全優勝です。
続くアイスダンスは予想通りパパダキス・シゼロン組とバァーチュー・モイア組の2強対決となりました。差がよく分かりませんが、パパダキス・シゼロン組がフリーでもトップの120.09をたたき出して勝ちました。シブタニきょうだいは演技後のキスクラでアレックスがあー、失敗したという表情でしたが、実際にもフリーダンスは6位でしたが、何とか全体で3位にとどまりました。
肝心の女子フリーは日本選手の点数が今一つで、他の選手も完璧とはいかず、盛り上がりに欠けました。
まず登場した樋口ですが、パンクしてしまう悪い癖が久しぶりに出てしまう。
宮原は一見パーフェクトに見えた演技でスタオべを貰っていましたが残念ながら前半の3Lz3T、が回転不足で点が伸びず。
オリンピック代表争いも、ファイナルに出たこの二人が代表に近づくには出ただけでなく表彰台が必要だったはずでしたが、宮原、樋口ともアドバンテージを生かせず、勝負は三原舞衣も含めた全日本ほぼ一本勝負となりました。宮原が繰り上がり出場できた時点では、断然宮原が有利になったと思ったのですが、分からないものです。
また気になったのが記者席の行動で、たまたま記者席の後ろだったのですが、日本選手の演技が終わったらその直後、ほとんどの記者がインタビューのためミックスに向かってしまいました。インタビューも良いのですが、他の選手の演技やその演技に対する会場の反応などを直接見られた方がよいのではないかなと思ってしまいました。翌朝の新聞を見たらやはり宮原と樋口のことしか書いてないし、昔ならそんなものかと思いましたがグランプリシリーズは全部放送されているので海外の選手もみんな知っているのでそれはどうなのかと。
さて最終日のエキシビ。オープニングはユーリon I CE。
「月の光」を楽しみにしていたコストナーですが、何とボンゾで、しかも前半の喜多郎がなくドラムソロだけという強烈なバージョンでした。
リッポンは歌うだけでなく、歌に続いてちゃんと滑っていました。