弁護士大久保康弘のブログ

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2018年お正月の読書「中村とうよう 音楽評論家の時代」「ヒストリア」

 昨年末は日本外史を読んでいましたが、新年は昨年新しく出た本を2冊読みました。

中村とうよう 音楽評論家の時代

中村とうよう 音楽評論家の時代

 

これは日本外史を読む合間にでも読もうと思っていたのですが、500頁を超える大部の書物だったので新年に回すことにしました。

昔、音楽好きの友人と、中村とうようは政治の話をしたがることが最大の欠点だと話していたものですが、今でもその気持ちは変わりません。音楽については他に並ぶもののない広い見識を持っておられたので、もっと世界のいろいろな音楽について書いてもらいたかったのですが、亡くなられてしまったことは残念です。

 

次はこれ。

ヒストリア

ヒストリア

 

 表紙に、一目見てゲバラと分かる人物が出ていますが、登場シーンが面白い。沖縄からボリビアに渡った主人公が、中古のバイクに乗っていたら男が通りかかり、おお、このバイクは、ということで声をかけるのですが、これが「モーターサイクル・ダイアリーズ」でゲバラが乗っていたバイクだという設定。なかなか面白い出会いです。

これも600頁以上ある大作ですが、結構速く読めました。ラスト近くになって、沖縄の伝説的バンド、コンディション・グリーンの「ネイチャーズ・コーリン」が出てくるのも面白い。

 


ネイチャーズ・コーリン (Live version) コンディション・グリーン

 

今年の正月は結構忙しかったのですがそれなりに本を読むことはでき一安心です。今年は前からある文庫本を読んで整理していきたいと思います。