2月24日、京の冬の旅で公開されている常林寺を訪問しました。
この日は先日のブログで書いたように、奈良国立博物館に行き芦雪の襖絵を見たのですが、その後京都に行き細見美術館で若冲を見た後で常林寺に行くというハードなスケジュールでした。
「はじまりは、伊藤若冲」という展覧会なので、当然若冲がメインで、よく見る雪中雄鶏図などの他に、あまり見たことがなかった、萬歳図、虻に双鶏図なども出ていて楽しめました。
あと若冲ではないのですが、この絵に再会できたのは嬉しかった。「やすらい祭、牛祭り屏風」の左隻、牛祭りが展示されていました。
思えばこの屏風を2004年、京都国立博物館の「神々の美の世界」展で見て、細見美術館の名を知ったのでした。それから年に数回は行くようになりました。
残念だったのは細見美術館に行く途中によく寄っていた二条のラーメン屋がなくなっていたことです。
さて常林寺。
京阪の出町柳駅からほど近く交通は至便です。
中に入るとこのような風景です。
境内の手前の子育て地蔵。
ここはそれほど古い寺ではなく、1671年に現在地に移転したとのことです。幕末に勝海舟が定宿にしていたということで、勝海舟の間を見ることができました。
本尊は阿弥陀三尊です。
ここは萩の寺と呼ばれており、秋には萩が咲くのが見られるようで、境内は自由に入れるということなので、またその季節に出向こうと思います。