先週末の6月9日、伊賀市にある新大仏寺を訪問しました。
このお寺は最近までその存在を知らなかったのですが、奈良国立博物館で行われた東大寺関連の展覧会で紹介されていたことから一度訪問してみようと考え、ちょうど時間もあり天気が良かったことから訪問した次第です。
この地図で場所が分かるでしょうか。国道163号線沿いにあります。家から163号線までは10分程度で出て、そこからひたすら163号線を東に走ります。伊賀上野まで1時間、新大仏寺までは1時間半でした。
この場所は、旧街道沿いですが、名阪国道ができた現在ではあまり交通量も多くなく、忘れられたような場所にあります。
東大寺伊賀別所とあるように、東大寺と関係が深く、重源上人が開創されたと言われていますが、現在は真言宗成田山の宗派に属しています。
現在の本殿とご本尊。
奥にある岩屋不動尊。なかなかの迫力です。
さて、今回の目玉である宝物庫に安置されている大仏様。もともと十六尺ある立像の阿弥陀如来像でしたが、江戸時代に快慶作の頭部を残して座像毘盧遮那仏に彫刻されたとのこと。
この新大仏寺、前述したように街道沿いにあり、山深いところというわけではないのですが、爽やかな空気が感じられる寺でした。
またすぐ近くに郷土資料館もあり、かって近くの平田宿にあった旅館の屋根飾りが興味深いものでした。