弁護士大久保康弘のブログ

大阪の弁護士です。お問い合わせ、ご依頼はy-okubo@gf6.so-net.ne.jpまで

ワールドカップ2018(日本代表編)

 

 

 

兵を引いてセネガルを裏切りグループリーグを突破した日本は、トーナメント一回戦で2002年大会のグループリーグで対戦したベルギーとの一戦にのぞみました。

朝の3時過ぎに目が覚めたので、日本対ベルギーの試合を見ることにしました。

前半は両チームとも動きが多少固く0-0。

しかし後半になって日本の動きが良くなり、立て続けに2点を取ったことには驚かされました。このままいけば、決勝トーナメントでついに勝利を挙げることができます。

しかし。ここでベルギーがメンバーチェンジ。投入したのは長身の2選手で、これが実にうまくはまり、高さを生かしたヘディングで続けさまに2得点。同点となりました。

2-2のままロスタイムに突入し、このまま延長戦か、と思ったところで日本がコーナーキックのチャンスを得たものの、コーナーキックはキーパーへの見事なパスとなってしまい、そこからわずか9.35秒でゴール前まで運ばれ見事に決められてしまい、何と3-2で敗北となりました。またしても、期待させて最後に守り切れず敗退、といういつものパターンになってしまいました。

そのベルギーのカウンター は9.35秒カウンターと言われています。

 

f:id:okubolaw:20180704235934p:plain

 

以前からワールドカップ本大会における日本の作戦としては、守りを固めてカウンターで攻めるしかないと思っていましたが、今回も同じように中途半端な攻めで最後にやられてしまいました。この作戦に徹しきれないのは、アジア予選のレベルが低く、その中では日本が相対的に強いため、なかなかシビアな守備を体験することができないという点もあるでしょう。

 

この最後に守備にほころびが生じてしまう原因ですが、トルシエ元監督に言わせれば、「日本には守備の文化がない」とのことですが、それもあるし、テクニック的な問題、高さがない、などいろんな要素があると思いますが、一番大きいのは、最後にはチーム全体の体力が尽きてしまうということではないでしょうか。

「人事を尽くして天命を待つ」べきところ、人事を尽さなかったため敗退した、という結果でした。残念ですがいい経験となったのではないでしょうか。