隠れ社寺訪問記13回。8月13日に奈良県天理市の長岳寺を訪ねました。
当日は奈良県の免許センターにて所用があったのでそのついでに訪問しました。
高野山真言宗の寺院です。
山門をくぐると下の写真のような道を進んでいきますが、昔はこの道の両側に塔頭があったのだろうと思われます。今は草が生い茂るばかり。
そして楼門を潜ります。
入ると受付があり、まずは手前の地蔵院から拝観してくださいということでした。この地蔵院はかって多くあった塔頭のうち唯一残った建物ということで、
が祀られています。建物と仏像はともに重文です。
庭園です。
奥に進んで本堂。阿弥陀三尊と増長天、多聞天が祀られています。
一番奥に大石棺仏があります。これは日本武尊の皇子の棺を利用して弥勒菩薩の石仏にしたというものです。
放生池をめぐるように四国八十八か所があります。池の向こう側から本堂を望みます。
さてこの長岳寺には五智堂という重要文化財の建物があります。この建物は境内からかなり離れた場所(国道169号線のかなり手前)にあります。これは少し前に長岳寺を訪問しようとして行けなかったときにたまたま通りがかった際に見つけたものですが、グーグルマップにも出ていません。鉄道で柳本駅から行かれる方はぜひ立ち寄って下さい。下のマップのマークのところです。
なお当日は近くの黒塚古墳と鍵・唐子遺跡公園も訪問しました。写真を挙げておきます。
鍵・唐古遺跡公園は焼けつくような暑さでした。