弁護士大久保康弘のブログ

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青春18切符で日帰り旅行(1)吉備路・備中高松城址

 

これから旅行記も書いて行くことにします。基本的には自分のための覚え書きですが、できるだけ読んでいただいた方の参考になるようなものが書ければと思います。

まずは、この春(2016.3.21)に吉備路に行った時のことを書きます。大阪付近から岡山へは、新快速などを使えば最速で2時間半程度の乗車時間ですので、青春18切符を使った日帰り旅行には適しているといえます。

まずは大阪から8:00発の新快速播州赤穂行きに乗ります。終点まで1時間41分の乗車です。姫路までは起きていたのに、姫路を出て寝てしまいました。姫路までは頻繁に乗る機会がありますが、その先、特に赤穗線に乗ることはあまりないので、車窓が見られなかったことは少し残念です。

播州赤穂9:41着で、10:00発の岡山行きに乗り換えますが、多少時間があったので、播州赤穗駅にある忠臣蔵関係の展示を撮影したり、塩まんじゅうを買ったりしました。

赤穗線はのんびりとした風景ですが、とりわけ日生の港が春の光に溢れており美しく思いました。

11:33岡山着。駅弁を買って吉備線の11:56発の国鉄タイプのディーゼルカーに乗車し、12:08に備前一宮に到着しました。

まずは吉備津彦神社に参拝します。ここは備前の一宮ですが、後で行く吉備津神社も一宮です。

  

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ここは末社が多く、中でも温羅神社というのが独特の作りで目を惹きます。温羅(うら)というのはこのあたりで勢力を伸ばしていた鬼神の名で、大吉備津彦命により征服されたという伝承があり、桃太郎の鬼退治のルーツとも言われています。この温羅神社は封じ込め系の神社です。

 

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ここからは吉備の中山の裾野を歩いて吉備津神社へ向かいます。

途中に福田海本部という寺があり、興味を引かれますが通り過ぎ、吉備津神社へ。

「比翼入母屋造」という全国でもここにしかない独特な建物で国宝です。

全国の国宝を見て回り、あるいは展覧会で見たりすると国宝ゲットということにしていますが、本日の目標はこの吉備津神社でした。

 

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奥の方には回廊もあり、見応え十分で、結構長時間を過ごしました。

参道を通り吉備津駅に向かい、再度吉備線に乗り、備中高松へは一駅です。駅前にレンタサイクルがあるかと思ったのですが、見つかりませんでした(備前一宮にはありました)。ただ、高松城跡は歩いても5分程度なので歩くことにします。

高松城跡は公園になっているが低い湿地で、水攻め以降も大雨により水没することがあったようです。清水宗治公自刃の地などを見学。大河ドラマ軍師官兵衛」の影響で結構人がいました。

 

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駅まで戻り、稲荷山健康センター温泉への送迎バスに乗り、温泉はあとで入ることにして先に高松最上稲荷に参拝。稲荷とは思えないのですが、日蓮宗の寺である妙教寺が稲荷信仰をも合わせた神仏習合霊場であるとのこと。

 

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裏山には秀吉の陣地跡があり、かなり登りますが、ここまで上がると高松城跡が一望できます。この見晴らしは素晴らしいのでお勧めです。

 

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帰りに稲荷山健康センター温泉にて入浴して汗を流し、さっぱりして帰途に着きました。

岡山駅で乗り換えの時間があったのでドミグラスソース丼を食べて、18:00姫路行きに乗りましたが、混んでいて座れません。しかしラッキーなことに西大寺で座れました。姫路までの1時間25分をずっと立っていた人も結構いたのでした。

姫路からは19:26新快速で、後は持って行った司馬遼太郎の「新史 太閤記」の続きを読んで帰りました。