毎年春と秋に行なわれる京都の非公開寺院特別公開ですが、
今年の秋は、
東寺灌頂院
京都ハリストス正教会
宝蔵寺
瑞泉寺
の5ヶ所を訪問しました。
うち東寺灌頂院は10月29日に訪問し、二体の夜叉像を見ました。これは以前のエントリにも書きましたが、通常は年に一日しか見られないもので、今回見ることができてよかったと思います。
その他の寺院は11月5日の土曜日にに訪問しました。
訪問の前に京都駅の和久傅で烏賊のぬた和え、鱧の揚げだし、きのこあんかけ、牡蠣めんなどの昼食をいただきました。
京都駅からは地下鉄で烏丸御池まで行き歩きます。当日は好天に恵まれ歩くと暑いくらいでした。
1901年に工事完了した近代建築ですが、外から見るのも今回が初めての経験でした。
その名の通りロシア正教の寺院ですが、玄関・鐘楼・聖所に向けて神聖なる空間が上昇し広がっていくロシア・ビザンティン様式で建築されています。
見ものは内部の、イコノスタスという聖人などが描かれた大きな屏風のようなものです。なかなか圧巻でした。
展示品のうちに、秀次の側室や子供の辞世の句を遺品の衣装裂で表装したとされるものがあり、解説によれば「桃山時代や慶長期の染色や豪華な刺繍がみられる」とありますが、ちょっと何とも言い難いものではありました。
以上、今回の特別公開では合計5個所を拝観することができました。
なお、特別公開の次の週末である11月11日から13日まで、若冲の天井画がある信行寺が特別公開されました。これは別項にて。