弁護士大久保康弘のブログ

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2017世界選手権女子FS

さて女子のフリーは土曜日の2時頃に生放送があったのですが、さすがにその時間に起きて見るのは無理で、録画して次の日の午前中に見ました。でも午前中に消化できたのでネタバレもせず緊張しながら見ることができてよかったです。

 

三原舞依

冒頭の3Lz3Tを綺麗に決めた。その後のジャンプはやや慎重に跳んでいるような感じがあったが、一つ一つ丁寧に、ということだと思う。スパイラルはスピードあってかっこいい。そしてジャンプは全部決めた!これには感動しました。会場はスタオベ。得点が138.29、トータル197.88とアナウンスされると大歓声。

 

本郷

冒頭2Fになってしまった。2A3Tも転倒はしなかったが、回ってないな。ラストも、2Aを3Fに代えてチャレンジしたが転倒した。

うーん、今年になって5戦目で、補欠参戦で調整が難しかったというのもあるが、今シーズンは、グランプリシリーズからずっとジャンプが回らず、最後までよくならずで、これでは得点は伸びないなあ。

107.28、トータル169.83で、この時点で何とか2枠は確保。

 

ツルシンバエワ

冒頭3Lzは単独に。曲が「もののけ姫」のためか、SPよりも割と落ち着いた感じで、かなり見やすくなった。連続ジャンプは回転不足。126.51、トータル191.99

 

ワグナー

今シーズンのエクソジェネシスシンフォニーは、初めて見た時これは名作になるか、と思ったのだが、なかなか決定打がないままここまできてしまった。

冒頭2A柔らかに着氷。しかし3F予定がシングルになり、2A2Tとなってうーんこれは調子が悪いなと思わせる。後半の3連続も足らない。ラストの、曲に合わせたスピンは見せる。しかし、124.50とワグナーにしては物足りない得点になってしまった。トータルは193.54。

 

コストナー

登場しただけで手拍子が。さすがにスターだ。

FSのビバルディはSPのボンゾと対極の選曲だ。この両方を演じることができるのがコストナーの凄いところ。冒頭3T3T乱れたし、その後もジャンプ回らずで、SPでみられた調子の悪さがそのまま出てしまったな。それでも130.50、フリー4位の得点が出ているのだから凄い。196.83

 

樋口

冒頭の3Lz3Tが綺麗に決まり、調子いいかと思ってたが、3Loはオーバーターンしてしまう。3S決まる。しかし後半、勝負どころの3Lz3Tが単独に!うーんこれはいたい。連続ジャンプは3F2T2Loにして何とか着氷したものの、2A3Tで転倒してしまった。後半のスタミナが課題と言われたがまさにその通りになってしまった。

得点は122.18で、SPと違い、この出來なら仕方ないともいえる。トータル188.05。

 

ソツコワ

登場から優雅だ。曲はシュトニケのアダージョ

3Lz3Tは大きく回転も速いが、そこに優雅さがあるという個性的なもの。

前半はよかったのだが、後半になってよくない。3Fからの3連続が回らず、2F、3Lz転倒など、コストナーと同じくヨーロッパほどの出来にない。ビールマンスピンは綺麗。122.44は樋口と変わらないな。トータル192.20。

 

チェン

冒頭の3Lz3Tはパワー型。2Aからの3連続を決め、続く3Loも決め絶好調と思ったが、後半は疲れたのか、3Lzで転倒し2Aも乱れてしまった。それでも129.31を出し、トータル199.29と、ここまで首位だった三原をついに超えた。

 

ポゴリラヤ

何と冒頭からパンクししてしまい、次を転倒してしまう。昨シーズンのNHK杯以来、ずっとできがよかったのだがここで悪い癖が出てしまった。立て直せず、3つ目の転倒では立てないかと思えたくらい。演技終えてリンクに崩れ落ちるように。

111.85でトータル183.37となってしまい優勝争いから遙か遠い結果に。

 

メドベデワ

冒頭の3F3Tは回転が速い。3Lzも綺麗。今日も盤石の演技で、見ていて危なっかしいところが一つもない。ラストでは、悲しい表情から笑顔になるまで少し時間がかかったな。それだけ緊張していたのか。

154.40は歴代最高をさらに更新。トータルも233.41と最高だ。

 

デールマン

前から言っているが久々に出た伊藤みどりタイプ。昨シーズン後半くらいから得点が出るようになってきた。冒頭の3T3Tは力強く素晴らしい。最後の3Sからシークエンスで2Aのところだけ乱れたが、他はパーフェクト。本人も感激。何と141.33。3T3Tでこれだけ出るんだ。素晴らしい。

トータルは213.52で表彰台確定。

 

オズモンド

冒頭は素晴らしい。ジャンプで気になったのは、2A3Tが少し乱れたのと、後半3Loダブルになったくらい。3連続も曲に合わせて素晴らしい。

ラストのポーズは面白いな。終わってそのまま氷にひざまづく。

142.15とものすごい得点。カナダの未完の大器がついに完成した。トータル218.13で2位になりました。

 

 この結果、優勝はメドベデワ、2位がオズモンド、3位がデールマンとなりました。