4月30日、春の天皇賞を見てきました。
昭和の時代は4月29日の天皇誕生日に固定されていた春の天皇賞ですが、これが土日でない場合はテレビ中継の枠がないため、「3時のあなた」の途中で中継があった時もありました。古くてすみません。
前日は昼過ぎに雷が鳴り強風が吹き雨も降っていましたが、日曜日は好天に恵まれました。
この春の天皇賞と菊花賞は、京都競馬場で現地観戦することにしていますが、何と言ってもスタンド前を2回走るのが長距離戦の醍醐味です。
ということで1週目。ヤマカツの大逃げ、キタサンが2番手でスタンド前を通過。
3コーナーあたりで早くもキタサンが先頭に並びかけます。
そして直線。重戦車のような堂々たる走りで他馬を寄せ付けません。
そのままキタサンが押し切りました。
何とディープのレコードを0.9秒も更新する3分12秒5の大レコードが出ました。
ディープのように後方待機で強烈な追い込みをしてくる馬も強いと思いますが、キタサンの場合は雄大な馬体でもあり、力任せにハイペースでどこまでも進むという、切れ味勝負のサンデー系全盛の昨今には珍しいタイプの名馬です(自身サンデー系ですが)。
レースが終わっても帰る人が少ないのも特筆できます。また、普段競馬を見に行くことがないような年配の女性が結構見に来ておられました。サブちゃんを見に来たのかな。