弁護士大久保康弘のブログ

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追悼グレッグ・オールマン

5月27日、グレッグ・オールマンが亡くなりました。69歳でした。

 

フィルモア・イースト・ライヴ

フィルモア・イースト・ライヴ

 

 

 

私がオールマン・ブラザース・バンドの名前を初めて聞いたのは中学生のころで、73年、ワトキンス・グレンで開催された60万人コンサートでトリを務めたことでニュースになり、Ramblin'Manがヒットしていました。この明るいカントリータッチの放浪ソングを気に入った私は、そのランブリン・マンが収録されている「Brothers And Sisters」を買って聞いたのですが、私が期待したような軽快な曲は、ランブリン・マンとジェシカの2曲だけであとは激渋でした。まあ中学生には早すぎたかな。

ところでこの曲、グレッグの出番はほとんどないので、オールマン・ブラザーズ・バンドとしては代表曲となりますが、ここにはあげません。

 

その後遡ってフィルモアのライブなどを聞くようになり、果てしなく続く長尺ナンバーも、最初は途中で飽きてしまったのですが、次第に慣れて快感になりました。

ここでもあまり長い曲を貼るのはどうかと思うので、この曲を。でも11分とやっぱり長いですが。 


The Allman Brothers Band - Whipping Post - 9/23/1970 - Fillmore East (Official)

 

第一のピークが71年の「At Fillmore East」、第二のピークが73年の「Brothers And Sisters」でしたが、その後低迷し、解散してしまいましたが、しかし再結成します。この再結成は昔の曲をやるためのものではなく、その後2001年に、ウォーレン・ハインズとデレク・トラックスのツインスライド体制になって発表した「Hittin' the Note」が大傑作で、ここで第三のピークを迎えたといってもいいでしょう。特に次の曲「High Cost of Low Living」は大名曲。

 


The Allman Brothers Band - High Cost of Low Living

この曲ですが、グレッグのレズリーを超効かせたハモンドが実に気持ちよく、曲をしっかり支えているのが聴きどころです。

 

ラジオ局などにおかれましては、いかにオールマン・ブラザーズ・バンドの代表曲の一つだとはいえ、グレッグの追悼として、ランブリン・マンを流すことがないようにしていただきたいものです。