先週金曜日の8月4日の夜、あべのハルカス美術館で開催中の奈良西大寺展を見ました。
ここは平日なら夜8時まで開館しているのがありがたいところです。他の美術館も金曜日は延長されるところがあるようですが、週に3日くらいは8時まで開館してほしいですね。
お目当ては8月6日までの限定公開である浄瑠璃寺の吉祥天立像。
混雑もなく独り占めでじっくりみることができました。
彩色もよく残り美しく、視線が合うとどきどきさせてくれます。
そして塔本四仏座像。
阿弥陀、釈迦の2体の如来はよく見ますが、宝生如来、阿閦如来はなかな見ることがありません。
「宝生如来坐像」
「阿弥陀如来坐像」
「釈迦如来坐像」
さて国宝ですが、西大寺にありながらもあまり見ることができない国宝の十二天像も、2幅ずつ展示されています。
今回は伊舎那天と羅刹を見ることができました。
そして2016年に国宝に指定された叡尊、興正菩薩像。
叡智がにじみ出るような像でした。
その他にも国宝は金光明最勝王経、大毘盧遮那成仏神変加持経の二
つのお経と、金剛宝塔、金銅能作生塔を見ることができました。
展示点数はあまり多くなかったのですが、国宝率は高く、あまり疲れることもなく満足度の高い展示でした。
9月24日まで。