弁護士大久保康弘のブログ

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2017NHK杯フィギュア

11月10日から、大阪市中央体育館でNHK杯フィギュアスケートが開催されました。 

 2017NHK杯フィギュア

 

初日だけ現地観戦することができました。2日目のフリーは見たかったのですが、何度トライしても全くかすりもしませんでした。これまで遠方なので観戦を見送ったケース(去年のNHK杯など)はありましたが、大阪開催なので、見たかったのですが、チケットをトレードで買おうとしてもあまりに高値で断念せざるを得ませんでした。

その高値の原因となった羽生君は欠場。残念ですが仕方ありません。

 

結局、土曜日は交野市の陰陽師に関係する所を訪問し、それから家でテレビ観戦することにしました。

 

さて今回は、女子シングルについて、浅田真央の幻影という補助線からみていきたいと思います。

 

私がフィギュアスケートを初めて会場で見たのが2005年のNHK杯、その時には浅田真央は出ていなかったのですが、この年にグランプリシリーズにデビューしていました。翌年のNHK杯で初優勝し、それから昨年の全日本選手権のフリーまで見ましたので、私のフィギュアスケート観戦は浅田真央の存在がデフォルトになっていました。 

 

浅田真央といえば3Aですが、今大会でも3Aを見ることができました。

トライしたのは長洲未来。2008年代々木でのNHK杯で初めて見たときは、小柄な子供がきびきび動いているという印象でしたが、その後体が大きくなり一時不振でしたが、昨年あたりから再度一線級に戻ってきました。その彼女が今シーズン、3Aを習得したことには驚かされました。

浅田真央の試合の時は、6分間練習の後半は一身に注目を集め、まず2Aを2回跳んで、最後に3Aにトライして終るという流れでしたが、3Aが決まると会場からどよめきが起きたものでした。

長洲未来もSP、フリーの両方とも3Aにトライして着氷してみせると、やはり会場から大きなどよめきが。女子の場合、この大きなどよめきは3Aを着氷したときだけにみられるものです。このどよめきを聞けただけでも、会場に行った甲斐がありました。

 

また本郷理華浅田真央と実はライバルというべき関係で、2人揃って出た試合での点数があまりに近いことに驚きますが、昨年浅田真央が不調だったのと同じように不調になってしまったことにも因縁を感じました。

 

最後に取り上げるのが宮原知子のフリー、蝶々夫人蝶々夫人というと、浅田真央の復帰した2015年のフリーのプログラムと、どうしても比較することになってしまいます。

今回初めてこのフリーのプログラムを観ることができました。ジャンプが上がっていないなど、まだ練習が足りないという点はありましたが、それより残念だったのはプログラムが盛り上がりに欠けたことです。

浅田真央のプログラムでは、ボーカルが「ある晴れた日」のあの有名なフレーズを力強く歌い上げるところでイーグルを披露するところが大きな山場で、冒頭の3Aとともに見せ場になっていました。

 


プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」 マリア・カラス(1)

この4分10秒過ぎくらいのフレーズですね。

 

が、残念ながら今回の宮原のプログラムは、ピアノで少しだけそのメロディが出ては来るのですが、ほんの少しだけで、盛り上がるところがあまりなく終ってしまいました。ジャンプなどは、これから良くなってくるとは思いますが、曲の構成も考えてほしいと思います。今ならまだ変えられると思いますので。