弁護士大久保康弘のブログ

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フィギュアスケート 2018全米選手権

昨年末から年初にかけて、各地で国内選手権が開催されています。特にロシア選手権と全米選手権は注目度も高く、Jスポーツ4で放映されています。

その中でも全米選手権ですが、女子は大盛り上がり、男子は大盛り下がりと対照的な大会となりました。

まずは女子SPですが、グランプリシリーズ総括の記事で触れたポリーナ・エドムンズはSPは出場したものの、フリーは棄権となってしまいました。またワグナーも残念ながら出遅れ。

長洲未来は今シーズン跳ぶようになった3Aで、着氷は乱れたものの回転は認められ、70超え。スケートアメリカで3位となったテネルもノーミスで70点を超え、この2人だけが70点を超えました。

フリーもこの2人優勝争いとなることが予想されましたが、予想通り、いや予想以上の熱戦を繰り広げてくれました。

その前にフリーで特筆すべきなのはワグナー。何とフリーのプログラムを変え、初披露となる「ララランド」。これがなかなか良かった。ようやくいいプログラムに巡り会ったという感じ。しかし残念ながらSPで点を取り損なったのが響き、フリーで130.25と3位になったもののトータルではカレンチェンに2.4差の4位に終わってしまいました。

さて長州未来のミスサイゴンは素晴らしい演技で140.75。演技直後に本人は感極まって涙。私も最後のステップでは感動してしまいました。

「長洲未来」の画像検索結果

よくここまで戻ってきた、という点でも感動するのですが、そういった背景がなくても、3Aを着氷し、ジャンプでほぼミスなく、ステップは素晴らしいものでした。

 

そして最終滑走はテネル。ミスをすれば負け、という場面でノーミスの演技で145.72。2年前のゴールドも素晴らしかったですが、今年も素晴らしいドラマがありました。

 

一方男子は、SPでホクスタインが素晴らしい演技をして92.18で4位、リッポン96.52で2位、ブラウン93.23で3位と貫録の演技、そしてネイサン・チェンが貫録の演技で100点超え。まずまず順当な結果でした。

しかしフリーは大荒れで、リッポン、ブラウンは4回転に挑むも成功せず、その代償か後半でジャンプミスが目立ち、リッポンなど2つ連続で抜けたりして、テレビの解説もお通夜みたいな状態になってしまいました。

一方素晴らしい演技だったのがロスマイナー。以前NHK杯でもいい演技を披露していましたが、それ以来の好演技で何と185.60.、トータルでも2位となりました。

またヴィンセント・ジョウが4回転を跳びまくり高いスコアを出しました。TESは当初ものすごいスコアでしたが、後で修正されたときに20点くらい減少したのには笑えましたが、要はそれだけハイリスクなジャンプにチャレンジしていたということ。184.81とフリーは3位。トータルも3位になりました。

ネイサン・チェンは4Lzを回避しましたがまずまずの出来で、ジャンプ以外でもよい動きで210.78とハイスコア、トータルでも315.23と素晴らしいスコアとなりました。

 

五輪代表については、女子のテネルと長洲は順当に選ばれ、最後の一人がカレンチェンかワグナーかというところでしたがカレンチェンとなりワグナーは落選。

男子はネイサンチェンは当然として、何と2位のロスマイナーが落選し、残り2人はヴィンセント・ジョウとアダム・リッポンになりました。

この代表発表も含めて予想外の全米選手権でした。