7月2日、辰野ひらのまちギャラリーにて展示された、「杭全神社神宮寺の秘宝」展を見に行きました。
この展示は昨年から開催されている「なにわの神仏習合」シリーズで、このブログでも正圓寺、東大禅寺、西之坊を取り上げています。ただ、ほとんど宣伝されていないのでいつどこで開催されるかは、一度見に行き次の回はどこであるかを知らないと分からないので、一度中断したらなかなか次の情報が得られないということになってしまいます。この杭全神社の展示は、たまたまツイッターで教えてくれる方がいて見ることができました。
平野郷は、戦国時代に築いた環濠の中にある自治都市で、杭全神社はその中にあります。夏祭りのだんじりが有名です。
主祭神は素戔嗚尊、熊野三所権現、かつては牛頭天王も祀られており、なかなか異端の神社だということが分かります。そんな神社の神宮寺なので、ここでも他ではあまり見られない仏像がありました。
下は過去七仏像というもので、初めて見ましたが、釈迦仏までに登場した過去の仏が六つあり、釈迦仏を含めると七仏となるということのようです。下に書いておきますが、読めません。
また出山釈迦像も、仏画は見たことがありますが、仏像としては初めて見ました。
春日明神立像も、仏像で見るのは初めてです。
その他、鞍馬山僧正坊半跏像なども興味深かったです。
次回は何と再び正圓寺。7月20日から25日まで。午後1時から4時までの公開です。