今回は大阪市内の2か寺です。いずれも「大阪の歴史再発見 大阪市内の非公開文化財特別公開」のシリーズで訪れたものです。
まずは北堀江の和光寺。この名前ではあまり耳なじみがないのですが、別名の「あみだ池」は「あみだ池筋」という道の名前になっていることもあり聞かれたことがあると思います。
地下鉄西長堀駅から近いところにあります。
8月7日に訪問しました。
善光寺式の阿弥陀三尊は、ひとつの光背に阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊がいらっしゃいます。長野の善光寺は秘仏なので同じかどうかよくわかりませんが、甲斐善光寺のものとは同じ様式です(大きさはちがいますが)。
珍しい寝釈迦もありました。
地蔵さんが何体か、本堂外に祀られています。
釈迦涅槃図と誕生図。
そしてあみだ池。
続いては東淀川区の専念寺。9月3日に訪問しました。
阪急京都線の上新庄で下車し、商店街を歩いて突き当りにあります。
しかし前述のあみだ池とは違い、ここはこういう催しがなければ訪れることもなかったでしょう。
このように突き当たりに門があります。
境内の半分は幼稚園です。
本堂は鉄筋コンクリートです。
隣のお堂に大日如来がいらっしゃいます。
右に十一面観音がいらっしゃいました。がっしりとした体型で男性的な十一面観音でした。
前の方に小さい仏像が何体かいらしゃいました。
この誕生仏は生まれたばかりではなくかなりしっかりと肉が付いています。
また小さな厨子に入ったカラス天狗もいました。不動明王のような光背があり、なかなか面白い顔つきをしています。