が開催されています。3月22日までの予定ですが、ただし現在休館中であり、3月15日以降も開館されるかは微妙です。
私は2月22日に見に行きました。雨の中、春日大社の宝物館から歩くのは大変でしたが、後から思えばこの日に行っておいて良かったです。
仏像はこの奈良国立博物館で良く見ていますし、なら仏像館もありますが、このように毘沙門天ばかり集めた展示を観るのは初めてです。
毘沙門天の魅力は、何と言ってもユニークな形の像が多いこと。頭の悪い感想ですが、大日如来とか阿弥陀如来などは形の変えようがないのに対し、そのバラエティの豊かさたるや。
特にポーズが独特だったのは嵯峨野にある弘源寺の毘沙門天です。ひねりが半端なく、素晴らしい躍動感があります。
また冒頭の図録の表紙を飾っている鞍馬寺の毘沙門天は山上から京を見渡すように手をかざしています。毘沙門天三尊で国宝に指定されています。
また今回、双身毘沙門天という存在があることを初めて知りました。
また今回はパネル展示だけでしたが、岩手県の三熊野神社の巨大な毘沙門天は是非観たいと思いました。場所がなかなか分からなかったのですが、花巻の近くでした。まさに北方鎮護ですね。