昨年11月21日、滋賀県大津市の新羅善神堂と義仲寺に行ってきました。大津市歴史博物館での「聖衆来迎寺と盛安寺」展を見に行く際に寄ったのがこの2か寺です。
そこから南方向に歩いていき、大津市役所の裏手に行くと全く人気のないエリアになります。
石段を登ると柵があり中には入れません。柵の隙間から覗くと国宝の建造物が見えます。
この新羅善神堂は国宝であるにもかかわらず、ほとんど知られておらず、訪れる人もほとんどいません。今回たまたま、大津市歴史博物館に行くことになり、近くに寄るところがないか調べたところ存在を知ったのですが、それがなけらればずっと知らないままだったかもしれません。
そこから大津市立歴史博物館へは近いのですが、どうやって行けばいいのかよくわかりません。市役所の駐車場に出てことなきを得ました。
大津市歴史博物館の一階には小関地蔵堂の地蔵菩薩が展示されています(撮影可能)。
特別展の会場内でも盛安寺の御本尊は写真撮影可能でした。
この展覧会は前期に国宝である聖衆来迎寺の六道絵が展示されていました。私が見たのは後期だったので六道絵はなかったのですが、以前に奈良国立博物館で見ています。
展示を見て聖衆来迎寺の所蔵する仏像の豊富さに驚きました。また十六羅漢図は見応えがありました。
館内のレストランで近江牛カレーを食べて、石山坂本線に乗り膳所駅で下車。商店街を歩くと5分くらいで義仲寺に着きます。
本堂は木曾義仲にちなんで朝日堂と名付けられています。
奥の方には翁堂があります。
ここの天井画は若冲の手によるものです(現在は複製)。京都東大路二条の信行寺にある天井画と本来は一体となっていたものということです。
時間の関係でこの3か所だけの訪問となりましたが、なかなか充実した一日でした。