2020年は、楽しみが少ない年でした。そんな中でも、競馬は休むことなく開催されました。このことは、多くの人にとって救いとなったのではないでしょうか。
競馬が途切れず開催されたことは、国家の財政に貢献したことはもちろん、無観客開催を続けたことで、土日の外出を抑制する効果もかなりあったのではないかと思われ、正解だったと思います。
2020年は、肝心のレース内容もかなり充実したものでした。
無敗の三冠馬が2頭誕生し、それだけではなく、何とジャパンカップでは先輩三冠馬との3頭での頂上決戦が実現しました。
少し前の宝塚記念のキャッチフレーズに、「さあ、最強馬を決めようじゃないか」というのがありましたが、今年のジャパンカップはまさに「最強馬決定戦」になりました。
デアリングタクトが秋華賞で無敗の三冠を達成し、さらに翌週コントレイルが菊花賞で無敗の三冠を達成しました。続いてアーモンドアイが天皇賞を制し、ジャパンカップをラストランとすると表明、それに対してデアリングタクトとコントレイルが参戦を表明しました。この時から、本当にこの世紀の一戦はあ実現するのか?という、期待と不安が入り混じった日々を過ごしてきました。
そしてその瞬間は本当にやってきました。
このレースの注目度の高さは、前日、当日のNHKBSが、競馬関連番組を多数放映していたことからも明らかでした。
レースは、キセキの大逃げが興味を盛り上げ、アーモンドアイが直線、先頭に立ちそれをコントレイルが追いかけるという痺れるような展開となり、デアリングタクトも追い込んで、この3強が1着から3着までを占めました。
このような素晴らしいレースを見ることができたことに感謝します。