弁護士大久保康弘のブログ

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「大安寺のすべて」「観音のいます地 三輪と初瀬」

奈良国立博物館にて「大安寺のすべて」展が開催されています(6月19日まで)。

国宝が何点か出展されていますが、前期と後期それぞれに見たいと思ったものがあり、前期と後期、2回行くことにしました。
前期は4月23日に見に行きました。

 

そして後期は6月12日に見に行きました。この日は国立博物館の後で、天理市に新しくできた、なら歴史芸術村に行くことにしたため、車で行くことにしました。駐車場が心配でしたが、夢風ひろばの駐車場が空いていました。

ここは道路を渡ればすぐに国立博物館という便利な場所にあり、2000円買い物をすると2時間無料というありがたいシステムです。今後も利用しようと思います。

さて展示されていた物をいくつか。

 

 

 

上は本尊十一面観音、下は馬頭観音です。前期と後期で交代で展示されていました。馬頭観音はかなり前に大安寺に行った際に公開されていたので見たことがあります。ただ馬が頭上にないのに馬頭観音とはこれいかに。余談ですが馬頭観音で凄かったのは太宰府観世音寺のものです。

 

前期の国宝ではこの刺繍阿弥陀如来説法図が素晴らしかった。

 

 

後期ではこれ。この神護寺の釈迦如来像が見たくて後期も行ったのでした。

 

 

通期ではこの三神像。これは初めて見たのがどこかは忘れましたが、保存状態もよく、見飽きることがありません。今回も再会できて良かったです。

 

さてここから天理市のなら歴史芸術村に向かいます。

3月にオープンしたばかりで人気なのか、駐車場は満車でしたが、近くに臨時駐車場がありました。

池のほとりを5分くらい歩いて到着。

この展示を見に行きました。

 

以下、展示されていた十一面観音を。

 

 

 

これらの十一面を見て、思わず出たのが「こういうのでいいんだよ、こういうので」という孤独のグルメのセリフ。

 

 

これは同時に展示されていた聖林寺の十一面観音の模刻。

この国宝の素晴らしい十一面観音と、今回展示されていた十一面観音とでは、正直美術品としてのレベルは段違いなのですが、それでも精一杯の個性を主張しているのが楽しい。例えば3つ前の写真の十一面観音は、なんでこんな顔にしたのか、というように悪ガキのような感じだし、その次の写真のものは、何というかすごく軽い感じです。

この日、家に帰ると孤独のグルメの再放送があり、五郎がタンメンを食べて「こういうのでいいんだよ、こういうので」と言っていたのですが、今日見た十一面はそんな感じで、これらが並べて展示されていることで、ひときわ楽しい時間を過ごすことができました。