奈良国立博物館で開催中の「糸のみほとけ」展を見ました。
當麻曼荼羅をはじめとする、綴れ織りの集大成。
綴れ織りといえば何と言っても當麻曼荼羅。オリジナルの當麻曼荼羅を見るのは二度目です。前回の公開時には内容がほとんど見えなかったのですが、今回は目を凝らせばかすかに見える程度になっていました。下の画像はもっとよく見えます。
女性の髪を織り込んだものは他にも出ていましたが、当時の女性の思いが込められているのでしょう。
中宮寺の天寿国繍帳にも再会できました。こちらはこれまで何回か見ていますが、素朴な楽しさがあふれています。
今回の目玉のひとつは、大英博物館から来た敦煌の釈迦如来図。とぼけた表情が面白い。
なかなかこのような綴れ織りを一度に見る機会はなく、なかなか興味深い展示でした。
8月26日まで。