弁護士大久保康弘のブログ

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謹賀新年

明けましておめでとうございます。

正月はとにかく休みたかったのですが、年のせいか早くに目が覚めてしまい、1日は6時50分に起きたため、初日の出を見てしまいました。

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今日も6時過ぎに目が覚め、もう一度寝たのですが7時過ぎに起きたので仕方なく箱根駅伝のスタート前から見てしまいました。

ただ今年の駅伝はそれほど面白くなかったような。

もう少し寝たい正月でしたが、今日は昼寝したのでまあよしとしましょう。

 

本年もよろしくお願いいたします。

大晦日と読書

今年も大晦日になってしまいしました。

今年中にやろうと思っていてできなかったことは、当然ながらいろいろありましたが、毎年やっていることはできるだけ続けたいものです。

その一つが、年間200冊本を読むということです。

ただし、すぐ読めるビジネス書のようなものを200冊読んでも意味がないので、その中で一冊だけでも、古典と言われる本を読むことにしてきました。

今年の課題は万葉集ということにしました。

ということで、この2冊を買ってきました(というより、この2冊が出たので万葉集にしたという方が正確)。

  

原文 万葉集(上) (岩波文庫)

原文 万葉集(上) (岩波文庫)

 

 

原文 万葉集(下) (岩波文庫)

原文 万葉集(下) (岩波文庫)

 

 ちょうど今年、岩波文庫で上記の2冊が出て、どうせ読むなら原文で読もうということで読んでみましたが、

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こんな感じで読むのがつらい。ちなみに上記は浦島太郎の話です。

ただ、これでもまだ読みやすいほうで、全部が万葉仮名で表記されている箇所はもっと読むのがつらい。

 

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 こればかり読むのはつらいので、保田與重郎の「わが万葉集」も並行して読んでいました。

わが萬葉集 (文春学藝ライブラリー)
 

 保田與重郎の文章も読み難いものですが、まあ万葉仮名に比べると読みやすく、こちらを読んでいる時はほっとしました。

 

今月中旬位からずっと読んできたのですが、ようやく今日読了しました。何とか来年もこの習慣は続けたいものです。

それではみなさん、よいお年を。

 

2016全日本フィギュアスケート選手権 女子SP

さて2日目は女子のSPで30人、男子のフリーで24人と合計で54選手の演技を見ることができます。長丁場でしんどいのですが頑張ります。

まずは女子SPから。

第1グループは全日本ジュニア女王の坂本花織選手はじめ若手が多いのですが、いきなり第1滑走の細田選手から3T3Tが決まり、会場が盛り上がりました。

その坂本ですが、冒頭の3Lz3Tは軸がゆがんで単独になってしまい、思わず声が出ました。何とか次を連続ジャンプにしたのはさすが。ミスがありながら63.36と高い得点を出して最終グループ入り。

第2グループには今井遥選手の名前が。ここ2年ほどジャンプが決まったように見えても後で回転不足であることが分かり、がっかりすることが多かったのですが、どうやら股関節が悪かったようです。曲はレジェンドオブフォールで、冒頭連続ジャンプは一つ目はうまく回ったがセカンドで軸がぶれてしまい、次のジャンプでも軸がぶれてしまいました。ビールマンもなかったのは残念でした。

続いては白岩優奈選手。今シーズンはけがの影響で出遅れたが徐々に調子を上げてきました。冒頭に素晴らしい3Lz3Tを見せたのですが、3つ目の2Aで回らず、またその後のスピンの最中に、手袋が引っかかり落ちるというアクシデントがあり思うような演技ができませんでした。残念。54.30

よかったのが大庭雅選手のミッション。ジャンプは全部決め、最後のステップでもよく曲を表現できており、本日初のスタオベでした。59.19

後は鈴木沙弥選手。まだ幼い印象ですが、チャルダッシュで速くなるところでもよくついていっていました。またステップは細かく跳びはねるところがよかった。60.06とスコアもなかなかのもの。

 

さて第4グループからシード選手が登場します。6分練習も大変豪華なものです。

まずは本郷理華選手。カルミナブラーナは仰々しい曲なので大柄な彼女によく合っています。動きも大きく印象的でした。69.20

続いては今年も大本命の宮原知子選手。グランプリでは回転不足や転倒がありましたが、調整が進んで今回は安心して見ていられました。76.49

松田悠良選手 ピアノレッスンでステップから。後半に3Lo3Loを着氷しましたが、ジャンプの印象は少し薄いものになってしまいました。61.63

樋口新葉選手 いつもどこかでジャンプがパンクする印象があるのですが、今回は後半に3Lz3Tを決めるなど、ほぼ完ぺきな演技を披露。68.74

村上佳菜子選手 まずまずの演技で本人もほっとしているようでしたが、この点数で喜んでいてはいけないのではないでしょうか。58.52

最終グループは浅田真央と本田真凛という11歳違いの人気選手の対決となりました。 

三原舞衣選手 ロンドカプリチオーソ。この曲は途中で速くなるところにどのように合わせるかがポイントですが、さすがにグランプリで表彰台に立つだけありよく合っていました。65.91

本田真凛選手 冒頭の3F3Tは回転が速くきれいに回っていました。このようなところが海外のジャッジからも評価されるのでしょう。67.52

永井 冒頭連続は3Sでオーバーターンとなってしまいましたが2Tをつけ、その後のジャンプは着氷し一時のような絶不調から脱したと思いましたが。53.23

浅田真央選手 6分練習では3Aを着氷したのですが、本番ではやや迷いのある助走で抜けてしまった。ただそれで吹っ切れたのかその後はまずまず。60.32

全体の印象としては、よい演技を披露しスタオペをもらっていた選手が多かった印象があります。

 

2016全日本フィギュアスケート選手権 男子SP

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ラクタブ(なみはや)ドームで行われている全日本選手権。昨日男子SPがありました。

席はスタンドSですがほぼ中央というのがありがたい。ただキスクラは見えませんでしたがそれは贅沢というもの。

結果はトップ3は予想通りの3人でしたが、宇野選手は4Fをコンボにできず多少慌てたのでしょうか、3人の中では予想外の得点となってしまいました。

無良選手はよかったですね。見せ場のステップでは会場が盛り上がりました。

田中選手は応援のバナーが目立ちましたが、4Sで乱れたものの着氷、まずまずの出来。

そして私がこの日一番感動したのは佐藤洸彬選手でした。手の先までの細かい動きが素晴らしく、ジャンプも決まり、71.36で見事最終グループ入りを果たしました。

今日は8時間の長丁場ですが頑張ります。

 

2016全日本選手権プレビュー

こんにちは。もう今週末は全日本選手権ですが、ようやくグランプリシリーズの記事を書き終え、全日本の記事にとりかかれることになりました。

 今年は大阪なのでチケットが取れれば久しぶりに全日程行こうと思っていたのですが、思わぬ落とし穴が。今年の(というか今年からか)全日本は金曜からの3日間ではなく木曜日から開始されるので、金土日の3日間行っても全日程行ったことにはならないのでした。しかし木曜日のチケットを取ってすぐ売りに出した人は何なんでしょうかね。

ところで金土日は3日間とも何とかチケットをとることができました。土曜日は15万円くらいで売りに出されているスタンドSSですがよくとれたものです。

日曜日は、アイスクリスタルでも先行1次でも取ることができず苦戦しましたが、2次発売でようやく注釈付A席を電子チケットで取ることができました。

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この電子チケット、初めて利用しましたが、暗証番号がCメールで送られてきてそれを入力する必要があります。それはいいのですが、この暗証番号の有効期間が何と2分しかなく、それを見て失敗しないかとあせりました。まあ最初から2分と分かっていればそれほど慌てることもないのかも知れません。

 

さてようやく本題の選手の情報ですが、まずは何と言っても羽生選手のインフルエンザによる欠場。これで楽しみがかなり減ってしまいました。特に今年はNHK杯を見送ったので、今シーズンの羽生選手の演技を生で見る可能性がかなり少なくなりました。

 

男子の優勝候補としては、宇野選手(20番滑走)がとびぬけた存在でしょう。何と4F+3Tをプログラムに組み込むという情報もありますが、ぜひ成功させてもらいたいものです。

後は、田中刑事選手(27番滑走)と無良選手(21番滑走)が表彰台候補でしょう。

その他個人的に注目している選手は、西日本選手権でも好演技を見せた山田耕新選手(10番滑走)と、佐藤洸彬選手(22番滑走)です。

 

一方の女子は、宮原選手(20番滑走)が抜けた存在ですが、それに続いては第4グループ、第5グループの中で誰が表彰台に上がってもおかしくないくらいです。そんな中で、第4グループではいきなりの本郷理華選手が登場(19番滑走)はカルミナ・ブラーナでのスケールの大きな演技を期待しています。フリーを昨シーズンのリバーダンスに戻すという情報がありました。少し前にこのブログで書いたことが現実となったのでたいへん嬉しく思います。今シーズンはシャンプーのCMに出た以外は、浅田真央の不調と連動したのか不調でしたが、またこのプログラムが見られると思うとわくわくします。

それから女子の滑走順で一見不思議なのが、坂本花織が第1グループ3番滑走、本田真凛が最終グループ27番滑走とかなり離れてしまったことですが、これは本田真凛の世界ジュニアの優勝ポイントが効いているのでしょう。

あとは浅田真央選手は最終滑走(30番滑走)。気になる状態は、昨夜のユアタイムと今朝のめざましテレビでの情報以外には知るよしもありません。ただ練習ができるようになったことは確かなようなので、期待して見守りたいと思います。

 

 

 

 

2016グランプリファイナルレビュー

さて大一番のグランプリファイナルです。何とか全日本が開幕するまでにアップしたいと思います。

まずは男子。

羽生、フェルナンデスが300点以上の持ち点がある2強で、次がパトリックチャン、宇野の2人が続き、あと2人がアメリカのベテランアダムリッポンと新鋭ネイサン・チェンというメンバーとなりました。

SPはとにかく羽生君のレッツゴークレイジーが素晴らしかった。この曲はエコーが過剰にかかっているので、音響が悪いところではなんだか微妙な曲になってしまうのですが、今回は曲もはっきり聴き取れました。そして冒頭の4ループ、降り方はいまいちでしたが、これをこらえたことでリラックスしたという本人のインタビューでの発言通り、その後の演技は素晴らしく、曲とも会場の観客とも一体となっていました。

ただフリーは一転して大荒れの試合となり、後半は羽生、フェルナンデス、チャンという滑走順で、最初の羽生はいまいちの演技となり、うーん優勝は難しいかと思ったら何とそのあとのフェルナンデス、チャンの2人とも崩れてしまいました。フリーの1位はなんとネイサン・チェンで、4回転4本を立て続けに降りてこの結果となりました。総合でも2位と表彰台。フリーの2位は宇野君で、連続ジャンプができなかった以外は素晴らしい演技でした。

このようにフリーが大荒れになったのは、4回転の入れすぎという面があることは否めません。

 

つづいて女子。

ロシア勢がメドベデワ、ポゴリラヤ、ラジオノワ、ソツコワの4人、それに宮原、オズモンドというメンバー。オズモンドは初出場ですが、グランプリ初出場のスケートカナダでいきなり優勝してから4年、よくぞここまで戻ってきたなという感じでした。しかしそのオズモンドが、212点を出しても表彰台に乗れないという相変わらずのハイレベルな戦いでした。

優勝したのはメドベデワ。ついにSPで史上最高点をマークしました。

フリーでは一つミスがありましたが1位で227点。私はこのプログラムの最後、ビールマンスピンをしていたら電話がかかってきて出るという、無茶な振り付けが大好きです。フリーでは、曲が終わってもまだ要素をこなしている演技がしばしばありますが、これは本当にぴったり合わないとどうしようもないというプログラム。電話に出るタイミングがぴたりと合っているだけでも奇跡的です。

2位の宮原はNHK杯からさらによくなり、ほぼ完璧な演技でガッツポーズも出て2位。ただ私としては昨年のファイアーダンスの方が好きなのですが。

3位のポゴリラヤは本当に安定しています。私はSPのタンゴの、片方の肩を出した黒い衣装が好きです。

 

ジュニア女子。

ロシア勢対日本勢だったのですが、前年度世界ジュニア女王の本田真凜がインフルエンザで欠場となってしまいました。

坂本香織は世界選手権を制した頃の荒川静香のようなパワータイプですが、今回も少しミスはあったもののパワーとスピードは存分に発揮したと思います。

紀平梨花はフリーで冒頭の3Aが着氷できず、ただその後全日本ジュニアのように崩れずにまずまずの滑りでしたが4位。

優勝したザギトワはフリーでの真っ赤なバレエのコスチュームが印象的でしたが、ジャンプすべて後半という無茶なプログラムでしたが今回はパーフェクトにこなし、ジュニア女子史上初の200点超えでした。最後のポーズも素敵でした。

 

 

 

2016グランプリシリーズ後半戦(女子)

続いては女子の、グランプリシリーズ後半戦感想です。

 ・どんどん上がる得点

 とにかく得点がどんどん上がり、今や190点台を出しても表彰台に乗れないようになってしまいました。メドベデワのSPはジャンプが2A、3F3T、3Loという構成で、最高難度ではないのですが、フランス杯で出した7852は世界歴代2位。同じフランス杯ではデールマンも高いジャンプでついに7270と70台を出しました。このようにSPでは70点台が最低限必要という恐ろしい世界に突入しています。

 

・浅田は練習不足

 フランス杯で過去最低の成績に終わったのですが、限界というより足の痛みなどから来る練習不足が原因でしょう。3Aがどうという以前に、フリーでは他のジャンプまでほとんど2回転になってしまい、これでは点が出ません。まだきちんと練習ができるような状態ではないのでしょうか。ただ、今朝(21日)のめざましテレビを見ていると、やっと練習ができるような状況にはなってきたようです。

 

・新顔ではソツコワが素晴らしい

この人はとにかく背が高く、ポゴリラヤよりさらに高いので170と言っていますがそれ以上あるような。福岡でのファイナルで間近に見た時はこれほど背が高くなるとは思いませんでしたが。SPで3Lz3T、3F、2Aとメドベデワより難度が高いジャンプ構成となっています。NHK杯でも3位に入賞し、今年デビュー組で唯一ファイナル進出を果たしました。

  

・NHK杯

アンナ・ポゴリラヤが優勝。去年のNHK杯ではジャンプがあさっての方向で、悲惨な状況でしたが、それから一変しました。優勝で日本に対するイメージもよくなったのではないでしょうか。スタイルが抜群にいいので、セクシーさを前面に出していますが、メドベデワとの差別化が図られていいのではないでしょうか。

一方で宮原はSPで転倒しながらフリーで頑張りソツコワを抜いて2位表彰台。初戦の回転不足とステップが認定されないというミスを修正してくる能力はさすがです。