弁護士大久保康弘のブログ

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メロトロンこの5曲

続きましては「メロトロンの1曲」という切り口で5曲を紹介します。

前回紹介した5バンドのようにメロトロンを使い倒すようなことはしませんが、1曲だけ使っているバンドも数多くあるのですが、その1曲が素晴らしく絶対落とせない、というものがあるので紹介してみました。

まず最初はビートルズ。関ジャムでも紹介されていましたが、「ストロベリーフィールズフォーエバー」。この曲のイントロのフルート音が有名です。

 

 


The Beats - Strawberry Fields Forever

 

次はアメリカ南部の男臭いロック。メロトロンといえばプログレプログレといえばイギリスやユーロでなのですが、まさかのアメリカ南部、サザンロックの雄のレーナード・スキナードのメロトロン曲。これはプロデューサーであるアル・クーパーのサジェストだと思います。

レーナード・スキナード+1

レーナード・スキナード+1

 

 このファーストアルバムの中の「チューズデーゴーン」にメロトロンが使われています。2:40あたりから聞こえてきますが、3:55あたりから全開になります。

 


Lynyrd Skynyrd - Tuesday's Gone

 

続いてはデヴィッド・ボウイ。出世作である 「スぺイス・オディティ」の表題曲。

スペイス・オディティ(40周年記念エディション)

スペイス・オディティ(40周年記念エディション)

 

 この人もストリングスはよく使いますが、メロトロンはほとんど使いません。ただこの「スぺイス・オディティ」では曲によく合った使い方をしています。

 


David Bowie - Space Oddity

 

さて次はストーンズ。これもメロトロンはあまりバンドのイメージにそぐわないのですが、一時道を誤りサイケに走った時期があり、その時作ったアルバムがサタニック・マジェスティーズで、そこでメロトロンを使っていました。

 

 

サタニック・マジェスティーズ

サタニック・マジェスティーズ

 

 

このアルバムの「2000 Light Years From Home 2000光年のかなた」においてメロトロンが印象的に使われています。

 

最後は超大物レッド・ツェッペリン。これもキーボード自体専任奏者がいないためメロトロンはあまり使わないのですが、この5枚目のアルバム「聖なる館」あたりから各種キーボードを使うようになり、メロトロンが使われています。

 

聖なる館

聖なる館

 

 

 2曲目の「レインソング」にメロトロンが使われています。かなりの使用量です。

 


Rain Song by Led Zeppelin in 1080p HD

 1:40あたりからメロトロンが出てきて、そこからはメロトロンが主役になっているというくらいの使用量で、メロトロン好きには堪えられません。

メロトロン@関ジャム2017.4.30

日曜の夜11:15からテレビ朝日系列でオンエアされている「関ジャム」という番組は、なかなか濃い音楽番組で勉強にもなります。今年になってから毎週見るようになり、毎回楽しんで見ていますが、4月30日放映の回では驚きのシーンがありました。

番組冒頭でその回の内容がちらっと紹介されるのですが、そこで、「おおこれはまさかアレでは」と思わせる画像がありました。見てみたらやはりやはり「アレ」、すなわちメロトロンでした。

メロトロンとはキーボードの一種で、プログレという音楽ジャンルでよく使われます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3

当日の放映ではいくつかのコーナーがありましたが、3つ目の「機材の森からこんにちは」と題した、音楽プロデューサー島田昌典氏の購入した機材を紹介するコーナーが見ものでした。島田氏の自宅にはスタジオがあり、そこには、いろんな種類のキーボードが大量にあり、中にはミニムーグなどもあったのですが、メロトロンも鎮座しておられました。

 

そして番組では何とその内部、テープがずらり並ぶところをを見せてくれたのでした。お茶の間にメロトロンの内部が公開されたのです。

 

続いて音を出してくれたのは良かったのですが、残念だったのはフルートの音色だけしか聴けなかったことです。やはりメロトロンといえばストリングスの音色ではないでしょうか。まあ、最近の曲で使いやすいのはフルートだとは思いますが。

 

さてこのエントリでは、メロトロンが存分に聞けるアルバムを5つ選んでみました。

 

まずはメロトロン界のキングといえば、このキング・クリムゾンしかありません。

クリムゾン・キングの宮殿

クリムゾン・キングの宮殿

 

この中の「エピタフ」は、ザ・ピーナッツや西条秀樹がカバーしていたことでも知られるように、日本人好みの泣きのメロディラインとメロトロンの音色が絶妙にマッチしている名曲です。


KING CRIMSON - EPITAPH (GREG LAKE VOCALS) BEST VERSION

 

次はメロトロンを使わなくなってから世界的大成功を収めたバンド、ジェネシスです。

フォックストロット(紙ジャケット仕様)

フォックストロット(紙ジャケット仕様)

 

 

冒頭のメロトロンのソロが圧巻。 何でもストリングスとブラスの両方の音が出る位置にheadを設置して出した音のようですが、初めて聞いた時その荘厳な曲調にひれ伏してしまいました。さすがに村上春樹に「大げさな名前」とけなされるだけのことはあります。

 


Genesis Watcher of the Skies

 

次は21世紀になって出現した北欧のクリムゾンフォロワー、アネクドテン。

暗鬱

暗鬱

 

来日公演を見ましたが、何と3台のメロトロンを持ち込んでパフォーマンスをしたように、メロトロン愛にあふれたバンドです。北欧らしく凍てつくような音色が特徴的です。

 デビューアルバムの「カレリア」が見つからなかったので代わりにこの曲を。


Gravity - Anekdoten

 

次はイタリアンロックの雄PFM。

PHOTOS OF GHOSTS

PHOTOS OF GHOSTS

 

 冒頭の「人生は川のようなもの」のラストが凄い。5:38くらいから洪水のようなメロトロンが流れてくるのですが、さらにその上に、ストリングシンセをかぶせてドラマチックさを増しています。


Premiata Forneria Marconi (PFM) - River of life

 

最後はアメリカ代表ですが、あまり知られていませんがすごいバンドです。パブロフズ・ドッグ。 

禁じられた掟

禁じられた掟

 

 このアルバムでは全面的にメロトロンが使われていますが、中でも「ファストガン」「地下鉄スーのテーマ」でのメロトロンは圧巻で、哀愁漂うメロトロンの音に、このバンドならではの泣いているようなボーカルが乗ると、独特の哀愁を帯びており、アメリカのバンドとは思えない雰囲気があります。

 


Pavlov's Dog - "Fast Gun"

 

ということでメロトロンを存分に楽しめる5枚のアルバムを選んでみました。

次回は「メロトロンこの5曲」と題して、メロトロンがフィーチャーされる曲を5曲紹介します。 

 

大和文華館 松浦屏風と桃山・江戸の絵画

大和文華館は近鉄学園前駅から10分程度歩いたところにある、日本美術を中心とした美術館です。家から近いので年に3,4回程度は訪問します。5月9日は無料公開デーとなっており、また国宝の松浦屏風が見られるというので行ってみました。

入り口を入ると広い庭園があり、坂を上っていくと展示室があります。

 

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今回の展覧会での目玉はやはり国宝の松浦屏風でしょう。 

下はその松浦屏風の一部です。

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とにかく保存状態がよく、色彩も鮮やかです。着物の柄がなかなか面白い。

ここには出ていませんが、カードゲームで遊んでいる場面もあり、なかなか興味深いものがあります。

 

有難いのは松浦屛風を眺められる位置に座る場所があることで、座ってゆっくり眺めることができます。

 

他にも三十六歌仙色紙貼屏風など、見応えがあるものが多く出ていました。

屏風で応挙っぽいのがあるなと思ったら応挙でした。これはプライスコレクション展で見た応挙の屏風に似ています。

最後のコーナーは幕末の欧風画で、小野田直武、司馬江漢の江の島図などがありました。 

小品ながらこの西洋夫人の画もなかなかよかったと思います。

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この展示は5月14日まで。

 

時刻表にない鉄道その3 門司港レトロライン

シリーズの第3弾は、門司港レトロ地区の観光鉄道「やまぎんレトロライン」を取り上げてみます。

このレトロラインは時刻表に乗っているような気もするのですがあまり気にしないで下さい。このシリーズでは、「公共交通機関として通常営業している鉄道以外」を「時刻表にない鉄道」と表現してとりあげることにしています。

この路線は、以前、門司港からさらに先に延びていた貨物線が廃線となった後、その路線を利用して一部を観光鉄道として復活させたものです。このようなことができる路線は小樽の手宮貨物線など、他にもありそうですが、ここが復活した最初の例だと思います。

ここは2014年9月6日に訪問しました。前日に日田の裁判所に用事があり、小倉で1泊して次の日の朝に訪れました。

始発駅の 九州鉄道記念館駅です。

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海沿いに走るので、海からの風がとても気持ちいい。

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 途中駅のノーフォーク広場駅

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ここを過ぎるとトンネルに入ります。

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トンネルを抜けるとほどなく終着駅の関門海峡めかり駅

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列車はここで折り返しますが、この先にもまだ線路は続いており、廃線跡探索ができます。

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さてこのレトロライン探訪の後は、午後から帆柱山ケーブルに乗って、山上駅から皿倉山展望台まで、最近開通したスロープカーに乗る予定でしたが、かなり天気が悪くなっていました。

ケーブルカー。リニューアルされています。f:id:okubolaw:20170508233126j:plain

しかし途中から雲で厚く覆われています

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 ケーブルカーを下車して新しくできたスロープカーに乗り替えましたが、天気が悪く、こんな状況で何も見えませんでした。

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せっかく行ったのにこれでは。これはリベンジしなければ。

ということですべて予定通りにはいかないこともあるのでした。

時刻表にない鉄道その2 英彦山スロープカー

前回は、宮ケ瀬ダムのケーブルカーであるインクラインを紹介しましたが、今回は 、福岡県、英彦山のスロープカーを紹介します。 

この「スロープカー」は一般名称ではなく、嘉穂製作所というメーカーの商標です。

スロープカー - Wikipedia

 これはとにかく坂に強く、石段や、急坂を登っていかなければならないような場所に設置されています。近年かなりの勢いで増殖中です。

高速バスの乗り場までというものや、霊園や寺などに設置される例が増えているようですが、かなり大掛かりなものもあり、それらにはぜひ乗ってみたいと思います。

 

さて本題の英彦山スロープカーですが、これについては以下のページで紹介されています。

http://www.hikosan-slopecar.info/p2.html

ここにあるように上下2つの区間に別れており、線路延長は849メートル、所用時間15分となかなか規模の大きいもので、乗りがいがあります。

私がここを訪れたのは2013年10月18日で、日田の裁判所に所用がありその帰りに立ち寄ることにしました。

最寄り駅の英彦山までは、日田彦山線というローカル線で行くのですが、日田でなく4駅先の大鶴駅から乗車しました。ここは青春18きっぷのポスターにもなっています(2001年春)。先日のブログでも紹介しました。

okubolaw.hatenablog.com

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さてこの駅から14:24発の列車に乗り、トンネルを超えて、14:45彦山着。

駅前からは町営バスが出ており、これでスロープカーの乗り場まで行くことができます。

バス停は鋼の鳥居前となっており、鳥居があります。この近くにスロープカー乗り場があり、幸駅と名付けられています。

ここからスロープカーに乗車します。運行間隔は20分毎でここからは便利です。大きな駐車場がありここまでは車で来ることを想定しているのでしょう。

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下の乗り場、「幸」駅です。

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途中の花駅で乗り換え。ここからは複線になります 。

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このような感じで登っていきます。

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一番上の神駅。

 

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神駅に上ってくるスロープカー。

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神駅の駅舎。

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さらに少し上に行くと英彦山神宮奉幣殿があります。

 

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 奉幣殿むに参拝して、再びスロープカーに乗車して、下の幸駅まで降りてきたら16:50頃でした。

問題はどうやって彦山駅まで帰かです。先ほど述べたように、幸駅には駐車場があり車で駅までくることを前提としており、日田彦山線との連絡はほとんど考えられておらず、行きに乗車した町営のバスも早くに終わってしまっています。タクシーは彦山駅にはおらず、さらに2駅程度先からしかこないということで、少し遠いが歩くしかありません。

グーグルマップを見ると駅まで5.3キロメートル、徒歩で1時間10分くらいということで、これは何とかなると速足で歩き出しました。

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幸い、すべて下りの舗装道路だったのでとても歩きやすく、速足で歩いてもさほど疲れず、一度も休憩せず彦山駅まで歩き通せたので、予定より早くに彦山駅に着きました。

一休みして、予定していた18:19発の列車に乗ることができ、19:46小倉到着。その日のうちに家に帰ることができました。

ここは距離も長く乗り甲斐もありますが、事前に十分計画されて訪問されることをお勧めします。

 

京都2017春の特別公開(厭離庵、鹿王寺、遍照寺、妙光寺)

 

 

毎年ゴールデンウィークと秋には京都の非公開寺院の特別公開があります。

ゴールデンウィークには大学のサークルのOB会があるので、毎年その日の昼間に京都に行き、非公開寺院を訪問することにしています。

今年は、4月29日に嵯峨野の厭離庵、鹿王寺、遍照寺、妙光寺の4か寺を訪問しました。

JR京都駅から嵯峨野方面に行くには、バスもありますが時間がかかりすぎるので嵯峨野線に乗り換えるのがお勧めです。車内は結構混んでいましたが何とか座って17分で嵯峨嵐山に到着。北出口は閑散としており、ゴールデンウィークとは思えません。途中でカレー西原という店があってお腹が空いていたのでそこでカレーを食べて清涼寺方面に歩き、境内を横切って住宅地を歩きます。今回は案内の看板が出ていたので分かりましたが、看板がないと気付かないような道を奥に入ると厭離庵があります。

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ここは藤原定家の小倉山荘の遺跡として知られています。

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時雨亭、本堂とも古いものではありませんが、藤原定家の山荘を偲ぶことはできます。

しかしここを拝観していると雷が鳴り、雨が降ってきました。

 

続いて鹿王寺に向かいます。天気がよければ歩くところですが、雨が降ってきたので嵐山までバスに乗り、川沿いのバス停で下車しましたが、川沿いなので強い風が吹き、傘も差せない状態でしたが、何とか歩いて鹿王寺にたどり着きました。

 

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 この鹿王寺は嵐電の駅名にもなっており、名前は以前から知っていたのですが、これまで訪問したことはありませんでした。結構広く見処も多くありました。

本堂では釈迦如来像と十大弟子の他に、足利義満像も興味深く拝観しました。

また屋根がついた通路でつながっており、雨でも濡れずに行ける舎利殿もなかなか見応えがあり、安置されているのも仏牙舎利とひと味違います。

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 客殿に戻り、庭園を見て休んでいるうちに雨が上がり、晴れてきました。借景としている嵐山(下の写真の右上)も見えなかったのが見えるようになりました。

 

 

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ここからは歩いて遍照寺へ向かいます。それほど距離はありません。

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 ここでは重文の赤不動明王、同じく重文の十一面観音を拝観することができました。

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さて遍照寺から本日最後の訪問箇所である妙光寺に行きますが、ここは結構離れており、どう行けばよいのかなかなか難問でした。グーグルマップによれば歩くと30分くらいかかるとのことで、晴れているので歩いてもいいのですが、ただそれだと着くのが4時ちょうど位になってしまい、4時までの拝観時間までに間に合わない可能性があります。

歩いていると広沢池に出ました。

 

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広沢池のほとりを東に歩いていき、池から離れ少し上ると交差点に出て、それを渡ると山越のバス停があったので時刻表を見たら何と1分後にバスがあるとのこと。これはラッキー、バスも時間通りにきて、これなら3時40分くらいに着きます。

福王子でバスを下車し、神社の横の道を歩いていくと妙光寺がありました。

荒れ果てた感じがしますが、中に入れば見事な枯山水の庭がありました。 

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 門から入ると荒れ果てた感じの空間が拡がります。 

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 しかし本堂に入ると見事な枯山水の庭がありました。

 またここは南朝とかかわりが深く、後醍醐天皇の時代に三種の神器が安置されたといわれています。

帰りに仁和寺の桜を見られないかと思って立ち寄りました。

「泣き桜」という一本だけ花が残っていました。

 

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今回は仏像という面では若干物足りない気がしましたが、とにかく普段であれば訪れない寺院を訪れることができて有意義でした。5月7日まで開催されます。

 

青春18きっぷポスター展@奈良県立美術館

奈良県立美術館の1階で「青春18きっぷ ポスター展」が開催されています。

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3日の朝、たまたま新聞を見ていたらこの青春18きっぷ ポスター展」が奈良県立美術館で開催されていると知り、ちょうど奈良国立博物館に行くので帰りに寄ってみたのですが、これが素晴らしかった。というかアラーキーが素晴らしかった。

青春18きっぷは1982年からありましたが(最初の1年だけ「青春18のびのびきっぷ」でした)、展示されたポスターは1990年(平成2)からの展示です。

 

1991年夏のポスターからアラーキーが起用されます。

最初の2枚は組写真でしたがそれほど枚数は多くありませんでした。

1991年冬のポスターは、

小海線、「この街とヒミツをつくる。」

「青春18きっぷ ポスター アラーキー」の画像検索結果

 

 

1992年から「旅少女」シリーズと名づけられた枚数の多い組写真となりますが、これが素晴らしい。まさにアラーキーの世界。

下はその第一弾、根室本線釧網本線版です。

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なんと60枚+1枚の写真で構成されています。 

その後、1993年春には奥羽本線大湊線

夏には紀勢本線参宮線

冬には 奥羽本線男鹿線

という4枚の「旅少女」シリーズのポスターは圧巻で見応えがあります。

ここでアラーキーの旅少女シリーズは終了しますが、その後、一枚もので1995冬 陸羽東線中山平駅付近、1996年春 紀勢本線という2シーズン、まるでアンコールのようにありました。

私はこの「旅少女」のポスターを見て涙が出そうになったのですが、アラーキーを見て泣いているのを見られたら恥ずかしいので必死で涙をこらえました。

 

1996年夏からのイラストの時期を経て、1997年から駅を中心とした一枚写真のポスターとなります。

このシリーズで印象に残ったのは1998年三角線赤瀬駅「もうひとつ先の駅が見たい」でした。

 

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その他、常連の下灘駅、空間が素晴らしい厚床駅もよかったのですが、これはと思ったのは紀勢線大曽根浦駅。尾鷲のひとつ南の小さな駅ですが、民家に溶け込んだような駅、その向こうの海、対岸の山という素晴らしい構図です。

「青春18きっぷ ポスター まとめ」の画像検索結果

 

また写真の出来というより、個人的に面白かったのは日田彦山線の大鶴でした。この駅は一度、ここから乗車したことがあります。日田の裁判所に用があり、裁判が終わった後で裁判の対象となっている現場を見に行ったのですが、そこからだと日田駅よりこの大鶴駅の方が近かったため、大鶴まで車で送ってもらいそこから小倉行の列車に乗ったのでした。周りには製材所と畑しかない駅でした。

 

 「青春18きっぷ ポスター紀行 大鶴」の画像検索結果

なぜかサイズの違う画像しかありませんでした。

なお、この展示は前期が5月7日まで、後期は5月9日から5月21日までとなっています。