ここは前から一度は行かねばと思っていたのですが、金堂が修理中で、今回落慶したので、その記念に新国宝三尊特別拝観が行われ、これはぜひ見なければ、と思い、ちょうど時間があった3月31日の土曜日に行きました。
河内長野からバスで行きます。皆さん天野山で降りるのですが、私はひとつ手前の門前で降りました。 総門はこちらにあり、南大門まで歩いて行くと全容が見られますのでこちらで降りるのがお勧めです。ただ総門は通れないので横の門から境内に入ります。
ご覧の通りちょうど桜が満開。
まずは本坊の客殿を訪ねます。こちらは有料エリア。
庭園の奥は北朝の天皇の御座所になっていたところです。楠木正成の地元なのに北朝とは、と思いますが、要は京都から拉致されて軟禁されていたのでした。少し前に、「観応の擾乱」という本を読みましたが、そのさなかの「正平の一統」の時期に南朝が一時的に京都を制圧していた時期のことです。
この奥には宝物館があり、楠木正成の書状などが展示されています。
そこから天の川の流れに沿って金堂へ向かいます。満開の桜。
さて山門から修理を終えた金堂へ向かいます。
この金堂内に昨年国宝に指定された三体の仏像が安置されています。
これがとてつもない迫力で、圧倒的な存在感で迫ってきます。それぞれの像は京都、奈良の国立博物館で見たことがありますが、やはりあるべき場所で見るのは格別です。感動しました。
多宝塔の横には見事なしだれ桜。
上の写真の階段を上ると、観月堂があります。ここは南朝の後村上天皇が月見をしたという場所。
特別拝観は4月18日までです。