弁護士大久保康弘のブログ

大阪の弁護士です。お問い合わせ、ご依頼はy-okubo@gf6.so-net.ne.jpまで

天野山金剛寺 新国宝三尊

河内長野にある天野山金剛寺に行ってきました。

ここは前から一度は行かねばと思っていたのですが、金堂が修理中で、今回落慶したので、その記念に新国宝三尊特別拝観が行われ、これはぜひ見なければ、と思い、ちょうど時間があった3月31日の土曜日に行きました。

 

河内長野からバスで行きます。皆さん天野山で降りるのですが、私はひとつ手前の門前で降りました。 総門はこちらにあり、南大門まで歩いて行くと全容が見られますのでこちらで降りるのがお勧めです。ただ総門は通れないので横の門から境内に入ります。

f:id:okubolaw:20180405215021j:plain

ご覧の通りちょうど桜が満開。

まずは本坊の客殿を訪ねます。こちらは有料エリア。

f:id:okubolaw:20180405215706j:plain

庭園の奥は北朝天皇の御座所になっていたところです。楠木正成の地元なのに北朝とは、と思いますが、要は京都から拉致されて軟禁されていたのでした。少し前に、「観応の擾乱」という本を読みましたが、そのさなかの「正平の一統」の時期に南朝が一時的に京都を制圧していた時期のことです。

 

 

f:id:okubolaw:20180331123024j:plain

この奥には宝物館があり、楠木正成の書状などが展示されています。

 

f:id:okubolaw:20180331163131j:plain

 

そこから天の川の流れに沿って金堂へ向かいます。満開の桜。

f:id:okubolaw:20180406231618j:plain

 

さて山門から修理を終えた金堂へ向かいます。

f:id:okubolaw:20180406231749j:plain

 

 

f:id:okubolaw:20180405225413j:plain

この金堂内に昨年国宝に指定された三体の仏像が安置されています。

 

これがとてつもない迫力で、圧倒的な存在感で迫ってきます。それぞれの像は京都、奈良の国立博物館で見たことがありますが、やはりあるべき場所で見るのは格別です。感動しました。

 

 多宝塔の横には見事なしだれ桜。

f:id:okubolaw:20180405225336j:plain

上の写真の階段を上ると、観月堂があります。ここは南朝後村上天皇が月見をしたという場所。

f:id:okubolaw:20180405230036j:plain

 

特別拝観は4月18日までです。 

 

f:id:okubolaw:20180405230447j:plain