弁護士大久保康弘のブログ

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2017全日本フィギュア女子SP、男子SP

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いよいよ年末の大一番、全日本フィギュアの開幕です。

長らく金曜男子SP、土曜女子SPと男子フリー、日曜女子フリーの日程でしたが、今年から革命的な変更があり、木曜に女子SP、金曜男子SP、土曜女子フリー、日曜男子フリーという日程になりました。これまでは土、日の2日間で4分の3を見ることができましたが、SPから見るとなるとかなり時間とお金がかかるようになってしまいました。

ただ、テレビで男女シングル全選手をライブで中継してくれるようになったのは有り難いことです。

女子SPは、なかなか意外な結果となり、ベストの演技ができたのが、坂本、本郷の2人だけ、まずまずの演技ができたのも宮原くらいで、他の有力選手はどこかでミスがでてしまいました。特に2Aでのミスが目立っていました。

一番盛り上がったのは本郷で、会場のスタオベには、その場にいなかったことを悔やみました。

 

男子のSPでも宇野選手はコンボにならずでしたが、それでも約5ポイントの差を付け首位に立ったのは大したもの。山田耕新選手は1番滑走でしたが演技を見ることができ、フリーに進めたのは何より。

また山本草太選手の復活も素晴らしかったです。会場もスタンディングオベーションでした。

 

 

さて土曜の女子フリーは現地観戦します。すでに会場に着いて、これからペアが始まるところです。

浅田真央展@大阪高島屋

大阪高島屋にて浅田真央展が開催されています。

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初日には何と浅田真央本人が来場したとのことで、会えた方は羨ましい限りです。上の写真のサインはその時のものでしょうか。

 

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内容はこのチラシにある通りで、衣装が多く展示されていました。シニアに上がってからの衣装はどれも思い出深いものです。

 

一部写真撮影OKのコーナーもありました。これはエキシビのメリーポピンズ。

 

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グッズはいろいろありましたが、このクリアファイルはなかなかのもの。もちろんあの演技の衣装です。

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 12月25日まで。その後、京都でも開催予定です。

2017グランプリファイナル

2017年のグランプリファイナルは名古屋開催でした。3日目の女子フリーその他と最終日のエキシビを現地観戦することができました。

ISUグランプリファイナル 国際フィギュアスケート競技大会 愛知・名古屋2017

 

地元にてこんなフリーペーパーが配布されていました。

宇野君が出ることができて本当に良かったと思います。

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 笠寺の日本ガイシアイスアリーナはこれまで何度か行ったことがありますが、小さいので国際大会は大丈夫かなと思っていたら、いつものアイスアリーナではなくホールでの開催でした。

 

3日目の競技はジュニアのアイスダンスからでしたが巨大エビフライを食べていたせいで見ることができず、何とかジュニア女子から見ることができました。

ジュニア女子は紀平の3Aコンボに注目が集まる中、見事に3A+3Tを決めて会場が大いに沸きました。ただ次の3Aは力が入りすぎたかパンクして残念。

 

続くペアフリーは、3日目で一番盛り上がった競技だったのではないでしょうか。中国のスイ・ハン組とサブチェンコ・マッソー組の頂上対決かと思っていたらSPではスイ・ハンが3位になって首位と3.6差になっていましたが、フリーで真骨頂を見せてくれました。

このペアのトゥーランドットは、ダイナミックでありながらも情感あふれる演技で、途中で一度遠くに離れた二人が再度近付く構成も良かったのですが、

やったぞ!という表情で抱き合う二人。155.57という高得点でこの時点でトップ。

 そしてサブチェンコ・マッソー組。ご存知のようにサブチェンコはいつから出てるんだというくらいのベテランで今回また新たなパートナーと五輪に出るという凄い選手ですが、また今回も凄い演技となりました。157.25はフリーでもトップの完全優勝です。

 

続くアイスダンスは予想通りパパダキス・シゼロン組とバァーチュー・モイア組の2強対決となりました。差がよく分かりませんが、パパダキス・シゼロン組がフリーでもトップの120.09をたたき出して勝ちました。シブタニきょうだいは演技後のキスクラでアレックスがあー、失敗したという表情でしたが、実際にもフリーダンスは6位でしたが、何とか全体で3位にとどまりました。

 

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肝心の女子フリーは日本選手の点数が今一つで、他の選手も完璧とはいかず、盛り上がりに欠けました。

まず登場した樋口ですが、パンクしてしまう悪い癖が久しぶりに出てしまう。

宮原は一見パーフェクトに見えた演技でスタオべを貰っていましたが残念ながら前半の3Lz3T、が回転不足で点が伸びず。

 

オリンピック代表争いも、ファイナルに出たこの二人が代表に近づくには出ただけでなく表彰台が必要だったはずでしたが、宮原、樋口ともアドバンテージを生かせず、勝負は三原舞衣も含めた全日本ほぼ一本勝負となりました。宮原が繰り上がり出場できた時点では、断然宮原が有利になったと思ったのですが、分からないものです。

 

また気になったのが記者席の行動で、たまたま記者席の後ろだったのですが、日本選手の演技が終わったらその直後、ほとんどの記者がインタビューのためミックスに向かってしまいました。インタビューも良いのですが、他の選手の演技やその演技に対する会場の反応などを直接見られた方がよいのではないかなと思ってしまいました。翌朝の新聞を見たらやはり宮原と樋口のことしか書いてないし、昔ならそんなものかと思いましたがグランプリシリーズは全部放送されているので海外の選手もみんな知っているのでそれはどうなのかと。

 

さて最終日のエキシビ。オープニングはユーリon I CE。

「月の光」を楽しみにしていたコストナーですが、何とボンゾで、しかも前半の喜多郎がなくドラムソロだけという強烈なバージョンでした。

リッポンは歌うだけでなく、歌に続いてちゃんと滑っていました。

 

神が遺(のこ)した秘宝-春日大社は平安の正倉院@春日大社国宝殿

久しぶりに春日大社の宝物館国宝殿に行きました。平成28年10月、宝物館がリニューアルして国宝殿となってからは初めてです。

今回の展示は、

神が遺(のこ)した秘宝-春日大社は平安の正倉院

というものです。

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行ったのは11月25日で、七五三参りの参拝者が多いということで、バスが近くまで行かず、結構歩かされてしまいました。

 

1階はインスタレーション空間となっており、ただ鼉太鼓は複製のもので(以前は本物が展示されていました)した。以前は実物が展示されていました。

 

2階に上がると、国宝に指定されたご神宝がたくさん。

 特にこの琴は見事な美しさを保っています。

 

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笙も生命を感じさせるものです。

 

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またかわいらしい鶴や磯形も展示されていて、なごやかな気分になります。

 国宝 若宮御料古神宝類 金鶴及銀樹枝

下は舞楽面。春日大社では舞楽始という行事が成人の日に行われており、一度見に行ったことがあります。古式ゆかしいゆったりした動きが素敵でした。

 

重要文化財  舞楽面散手(さんじゅ)


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今回の展示は12月13日までですが、 次回は12月22日から、「伝説の名刀たち」という展示が行われます。

フィギュアスケート 2017GPシリーズ6戦を終えて

2017年グランプリシリーズは6戦が終わり、いよいよファイナルを残すのみとなりました。

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今年のグランプリシリーズは大荒れで予想外の結果が続きました。

 

*欠場した人

怪我した選手も多く、羽生君は2戦目のNHK杯の練習中に捻挫してリタイアしたのでファイナルに出られず。そしてメドベデワも骨折でファイナル欠場となってしまいました。さらにはワグナーまでスケートアメリカのフリーの途中で演技をやめてしまったのには驚きました。皮膚の違和感で捻挫とかではないようなのが不幸中の幸い。

なおNHK杯ではパトリックチャンもいつの間にか欠場していましたがこれは大きなけがということではないようです。

またボーヤン・ジンも4Lzを跳ばないなあ、と思っていたらやはり問題があったようでファイナルは欠場となりました。代わりにジェイソンブラウンが出場します。

 

またそもそもシリーズに出られなかったのがグレーシーゴールド。体重コントロールからの問題ということですが、このところエレガントさを増していたので欠場は残念です。

ジ・ジュンリも中国杯にエントリしていましたが取り消しで、結局グランプリシリーズでは見られませんでした。こちらは何が問題なのかよく分かりません。

オリンピックシーズンということで、調整が難しいということもあるのでしょうが、残念です。

 

*復活した人

他方で、復帰した人もいます。

中でもポリーナ・エドモンズ。その変貌には驚愕しました。お嬢様然としたタイプで、ジャンプもふわっと回るタイプでしたが、宝塚の男役のようになっていました。

またロシアのサハノビッチは、福岡で開催されたジュニアグランプリファイナルにも出場しておりサインをもらったのですが 、同じ大会に出ていたメドベデワとソツコワがグランプリシリーズで活躍しているのに比べ地味になってしまっていました。一戦だけでしたがシリーズ出場、しかもプルシェンココーチのデビューという点でも喜ばしいと思います。

 

*その他気になった選手たち

長洲未来は3Aをプログラムに入れていますが盛り上がります。 

フランスのルカブリエはマリリンモンローメドレーなかなかよいと思ったのですが肝心のフランスでのフリーでは出来が悪くて残念。

男子ではリッポンが良かったのと、コリヤダの成長が目立ちました。同じロシアのボロノフはNHK杯で優勝。「疲れた」と呟いたのがお茶目。

 

このシリーズ6戦では、4カテゴリーですべて前シーズンの世界チャンピオンを揃えたNHK杯が一番だったはずでしたが、羽生君とパトリック・チャンの欠場でレベルが下がってしまいました。女子はフランス、男子はアメリカでしょうか。ただ最終戦のアメリカの女子は、日本人としては盛り上がりました。宮原が復活し優勝。

これは、と思っていたらメドベデワが欠場としいうこで、繰り上がり出場となり、一気にファイナル優勝候補となりました。 

 

さて今年のファイナルは名古屋で行われます。何とか土曜と日曜のチケットが取れて見に行きます。土曜にジュニア女子があり、何と言っても紀平は楽しみ。先日行われた全日本ジュニアで、冒頭3A3T2Tを決め、直後に再度3Aを決めましたが、この演技が再現されればと思います。

 

 

 

 

 

末法展@細見美術館

 

国宝展に沸く京都ですが、細見美術館にて注目の展覧会が開かれています。

その名も「末法」。

 

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23日に見に行きました。

「夢石庵」というコレクターのコレクションからの展示というものですが、そんな人は聞いたことがないなあ。杉本博司さんの変名だろうか。

 

まずは第一展示室。仏教美術コレクションですが魅力的な神像もあります。

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展示室の間に、杉本博司の Accelerated Buddhaというインスタレーションがありました。これはsea of buddhaが加速されて行くというもので、とても面白い。

  

 

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第二展示室は仏教関係以外のものが集められていますが、何というか暗いものが多く、応挙ですら驟雨江村図という暗い嵐の画でした。 

下は印地打図屏風。子どもの石投げ合戦らしいですが、画面の暗さに惹かれます。

 

 

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続いて第三展示室。この展示には驚かされました。

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紺紙金字法華経 平基親願経 平安・治承4年(1180)年 細見美術館 

 

この末法展は12月24日まで。 

 なお当日は東福寺に寄り紅葉を見てきました。ここは駅近で紅葉の渓谷美が楽しめるので毎年のように行っています。凄い人出でした。

 

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国宝展(3期、4期)@京都国立博物館

京都国立博物館で開催中の国宝展、1期、2期に続き3期、4期も見に行きました。3期は11月3日、4期は11月19日といずれも土日祝でしたので混雑していましたが、30分ほどで入場できました。

まずは3期。目玉は最古の国宝である金印。これは以前福岡市博物館で見ましたが、とにかく小さいので見るにはかなり近づく必要があります。金印を見るための行列が中でできていました。

 

 

 

また3期、4期通しては神護寺肖像画の3幅。これは最近の研究で、これまで言われていた人の肖像画ではないのではないかと言われているものです。

平重盛

 

源頼朝

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藤原光能

 

また以前にも見たことがありますが、瓢鯰図も有名ですね。

 

国宝『瓢鮎図』の謎解きでわかった!禅は面白い!! 

 

瓢鯰図のことを友人に話す時に「上に漢字が沢山書いてあるやつ」と、ものすごく頭の悪い言い方をしてしまいましたが、上の賛の意味は、こちらのサイトが参考になります。

https://intojapanwaraku.com/art/20161013/5444

 

intojapanwaraku.com

 

 さて4期ですが、ここまでくるとかなり見たものが多くなってきました。それでも書跡、中国の部屋はかなり展示替えが多く見応えがありました。

 

今回の目玉は燕子花図屏風 尾形光琳筆です。

http://webmagazine.gentosha.co.jp/hashimally/img/vol222_ph.jpg

「燕子花図屏風」の画像検索結果

 

同じ部屋にあった蕪村の夜色楼台図 与謝蕪村筆は初めて見ました。

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4期にわたって国宝を満喫することができ、達成感がありました。11月19日にはその後京都競馬場に行きマイルチャンピオンシップを見ました。こちらは結構空いておりちゃんと座れました。菊花賞に比べると迫力が乏しかったなあ。

国宝展は11月26日まで。