サンディ・デニーのソロ名義のアルバムとしては、は前回までに紹介した4枚の他に、初期音源とライブがあるのでここで紹介します。
これは出ていたのを見つけてすぐ買いましたが、まあ一度聞けば充分でしょう。1967年にアレックスキャンベルが中心となったグループでの録音、ジョニーシルヴォーとの録音からセレクトされたコンピレーションですが、10曲目までは、アメリカンフォーク色が強く、イギリスのトラッドはどうしたのか、という感じで、聴いて面白いものではありません。
ただ、11曲目以降はブリティッシュらしい翳りがあり、まずまず聞けます。
そして1977年のライブ。
これは、77年のツアーのラストライブを収録したものですが、これが本当にラストになってしまいました。
収録曲は以下の通り。
アイム・ア・ドリーマー (ランデブー)
ナッシング・モア (フォザリンゲイ)
ザ・シー (フォザリンゲイ)
ザ・レディ (サンディ)
ゴールド・ダスト (ランデブー)
ソロ (オールドファッションドワルツ)
ジョン・ザ・ガン (ザ・ノース・スター・グラスマン)
イットゥル・テイク・ア・ロング・タイム (サンディ)
レッチド・ウィルバー (ザ・ノース・スター・グラスマン)
トゥモロー・イズ・ア・ロング・タイム (サンディ)
ザ・ノース・スター・グラスマン (ザ・ノース・スター・グラスマン)
ワン・モア・チャンス (ライジングフォーザムーン)
ノー・モア・サッド・リフレインズ (ランデブー)
時の流れを誰が知る(アンハーフブリッキンク)
ライブだし、バンドによる演奏なので、前2回で触れた凝ったアレンジはなく、シンプルに曲の良さを引き出すアレンジで、安心して聴けます。