弁護士大久保康弘のブログ

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隠れ社寺探訪記(31)ならまちの非公開寺院

奈良には観光スポットか多くありますが、中でもあまり知られていないエリアが、「ならまち」エリアです。

近鉄奈良駅から商店街を南に行き、アーケードか尽きると、ならまちエリアになります。

このならまちは古い街並みに多くの寺院がありますが、普段ほとんどの寺院は公開されておらず、どんな寺院があるのか分からない状態でした。

このならまちの寺院を知ることができる企画が始まりました。

題して「ならまち・きたまち路地ぶら」。

1月と2月でそれぞれ8つの寺院が公開されますが、私がこの企画を知ったのが2月に入ってから、電車の中吊り広告でした。そのため、1月公開の寺院は残念ながら拝観できませんでした。

私がならまちを訪問したのは2月24日で、ならまちの興善寺、金躰寺、高林院、徳融寺、誕生寺、称念寺の6つの寺院を回ることができました。

まずは興善寺。常時公開している十輪院の近くにあります。

 

浄土宗の寺院で阿弥陀如来がご本尊です。近年、法然上人の自筆消息が発見されたとのことで、それをみることができました。

 

続いてすぐ近くの金躰寺へ。こちらも浄土宗でご本尊は阿弥陀如来です。

 

そこからは、ならまち格子の家を経由して、高林院、徳融寺、誕生寺という中将姫にゆかりの寺院を巡ります。

まずは高林院。中将姫としその父である藤原豊成を御本尊とする寺です。

 

そして徳融寺へ。ここは今回のハイライトでした。

観音堂で子安観音が拝観できました。子供を手にしている観音像は初めて見ました。

薬師如来

次は誕生寺へ。中将姫が誕生された場所ということです。

 

ここは奥に庭園とお堂があります。

二十五菩薩

 

今回最後に訪問したのは称念寺。もう16時を回っていました。浄土宗知恩院派でご本尊は阿弥陀如来です。

今日の訪問では特に徳融寺、誕生寺が圧巻で、拝観することができて本当に良かったです。

このならまち、きたまちぶらり、来年も開催されることを切に願います。