奈良には観光スポットか多くありますが、中でもあまり知られていないエリアが、「ならまち」エリアです。
近鉄奈良駅から商店街を南に行き、アーケードか尽きると、ならまちエリアになります。
このならまちは古い街並みに多くの寺院がありますが、普段ほとんどの寺院は公開されておらず、どんな寺院があるのか分からない状態でした。
このならまちの寺院を知ることができる企画が始まりました。
題して「ならまち・きたまち路地ぶら」。
1月と2月でそれぞれ8つの寺院が公開されますが、私がこの企画を知ったのが2月に入ってから、電車の中吊り広告でした。そのため、1月公開の寺院は残念ながら拝観できませんでした。
私がならまちを訪問したのは2月24日で、ならまちの興善寺、金躰寺、高林院、徳融寺、誕生寺、称念寺の6つの寺院を回ることができました。
まずは興善寺。常時公開している十輪院の近くにあります。
浄土宗の寺院で阿弥陀如来がご本尊です。近年、法然上人の自筆消息が発見されたとのことで、それをみることができました。
続いてすぐ近くの金躰寺へ。こちらも浄土宗でご本尊は阿弥陀如来です。
そこからは、ならまち格子の家を経由して、高林院、徳融寺、誕生寺という中将姫にゆかりの寺院を巡ります。
まずは高林院。中将姫としその父である藤原豊成を御本尊とする寺です。
そして徳融寺へ。ここは今回のハイライトでした。
観音堂で子安観音が拝観できました。子供を手にしている観音像は初めて見ました。
次は誕生寺へ。中将姫が誕生された場所ということです。
ここは奥に庭園とお堂があります。
二十五菩薩
今回最後に訪問したのは称念寺。もう16時を回っていました。浄土宗知恩院派でご本尊は阿弥陀如来です。
今日の訪問では特に徳融寺、誕生寺が圧巻で、拝観することができて本当に良かったです。
このならまち、きたまちぶらり、来年も開催されることを切に願います。