弁護士大久保康弘のブログ

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関大アイスアリーナのエキシビジョン

7月2日の日曜日、高槻市にある関大のアイスアリーナで教育後援会70周年記念式典とエキシビジョンが開催され、行く機会をいただいたので行ってきました。

JR高槻駅からバスで20分ほど、摂津峡の西口で下車すると関大のキャンパスがあり、中の道を左に折れて階段を下りていくとアイスアリーナが見えます。

 

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この階段は高橋大輔のドキュメンタリーなどでしばしば出てきますので、ご記憶のある方もいらっしゃるかも。

 

これが一度は見たかった関大のアイスアリーナです。

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アイスアリーナ内部には、このように関大出身で活躍した選手のパネルがあります。一番左は佐藤久美子コーチ、一番右は佐藤春夫コーチです。

 

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1時間ほどの式典では、橋本聖子参議院議員のスピードスケートや、高橋大輔のスーツ姿での滑りとかみまくりのスピーチがあり、案外楽しめました。

その後休憩を挟み、フルート、バイオリン、ピアノの三重奏があり、いよいよエキシビが始まります。

 

出演者は関大に在学中の宮原、中村優の他、将来は関大に進学するであろう本田真凛、太一、望結、沙来の4きょうだいをはじめとして、白岩優奈、紀平梨花など濱田美栄コーチ門下生勢ぞろいというメンバー。織田信成は出ると思っていたのですが出ませんでした。本田望結は天国への階段スパニッシュギターソロバージョンで演技していました。紀平はこの前ファンタジーオンアイスで演じていたのと同じシンフォニー。

 

最後の4人に入る前に製氷タイムで休憩があり、体を動かすべくアリーナの外に出てグラウンドを見てみたら、誰か陸上の練習をしているな、と思ったらよく見たら宮原がアップしていたのでした。

 

白岩優奈の「亜麻色の髪の乙女」は、ジャンプのタイミングがあっておらず心配。

真凛は前のSPのスプリングソナタビートルズ中村優はエリナー・リグビーでいずれもいい演技でした。

さて大トリは宮原。ケガで四大陸、世界選手権を欠場しましたが、その後、人前で滑るのは今日が初めてだということでした。

翼をください(英語版)」をフルート、バイオリン、ピアノのアンサンブルの生演奏で滑りました。ややジャンプにキレを欠いていましたがまずは順調な回復ぶりを示していました。

本日ただ一人のアンコールがあり、ホルストの火星でステップを披露し、大きな拍手に包まれていました。 

 

演技前の記念撮影。

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 演技後の記念撮影。

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なおこのエキシビジョンは宮原の復帰ということで、夜のスポーツニュースでも放映されていました。楽しいエキシビジョンを見る機会を与えていただき感謝しています。 

 

 

 

津島佑子 火の山-山猿記

 久し振りに読書の記事です。

火の山 山猿記(上) (講談社文庫)

火の山 山猿記(上) (講談社文庫)

 
火の山 山猿記(下) (講談社文庫)

火の山 山猿記(下) (講談社文庫)

 

 上下巻合計で1200頁以上ある超大作。ウィキペディアにこの作品の項目がありますが、かなり適当な内容で、まあ別れる理由ほどではないにせよ、通読した人は少ないのではないかと思います。そのくせ朝ドラ「純情きらり」の原案となったので、買ったのに読めなかった方も多いのではないでしょうか。

私はたまたま長い小説が読みたくなり、ブックオフで買って部屋に積んであったこの本を読むことにしたのですが、案外面白く途中で挫折することはありませんでした。

作者は太宰治の娘ですが、自分の母方の一族をモデルにしており、有森勇太郎、笛子、杏子、桜子のきょうだいを中心とした歴史を、勇太郎の回想録を中心にしながらも、最初から最後まで一つのテキストというものではなく、勇太郎の父の富士山に関する叙述など、さまざまなテキストが重層的に重ねられ、またその一つのテキスト内でも途中で話者が変わるなど、いろんな旋律が重なり合ったような描写がなされています。

そのあたりは混乱する人もいると思いますが、私はむしろ退屈せずに済みました。

著者の父である太宰をモデルにしたと思われる画家も出てきます。松本竣介の友人として描かれているところが面白いです。

この時代らしく、若くして死を迎える人物も多く出てきますが、それが対照的に生きている人物を照らしているところも読みごたえがあります。 

 

宝塚記念

日曜日は、梅田グランフロントでの「世界を変えたレコード展」を見てから阪急で仁川に移動し宝塚記念を見ました。

パドックでのキタサンブラックサトノクラウンf:id:okubolaw:20170626223318j:plain

 

 

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 スタートして外枠のキタサンブラックは先頭に立てず、3番手でレースを進めました。

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 直線キタサンブラックは全く伸びず、一方サトノクラウンは早めに抜け出して完勝。

 

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うーん、キタサンブラックの敗因は、いつの間にか馬が逃げることが快感になってしまい、逃げなければストレスがかかってしまうようになったこと、3番手でも結構速いペースだったのでバテてしまったこと、ではないでしょうか。

世界を変えたレコード展

日曜日の今日は、梅田グランフロントで開催されている「世界を変えたレコード展」

を観に行きました。

www.kanazawa-it.ac.jp

展示は7月23日までですが、今日は立川直樹氏のトークショーがあり、申し込んで当選しましたので行ってきました。

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聴衆はさすがに私と同年代の方が多かった。

立川さんの発言で印象に残ったのは「レコードジャケットは、2000円程度で買えるアートである」 というもの。

 

トークショーの後は展示を見に行きました。グランフロントの北館地下一階の一番端での展示でした。

 

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展示はこんな感じ。 

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エスソングス(ジャバラではなくブック型)は立体的に展示。

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カラーレコードのコーナーもあります。

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 シングル盤のコーナーで個人的に欲しかったもの。

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実際にレコードを聴けるコーナーがあり、そこにはこんな超貴重盤もありました。

 

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 最後に、ピンクフロイドのウマグマの中の人になれるコーナーがありました。

 

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 ちょうど見終わったときに、立川直樹さんがいらっしゃったので記念撮影をお願いしたら快く応じていただきました。ありがとうございました。

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なお立川氏とのギャラリーツアーが7月9日、23日にも開催されます。いずれも14時から。

なかなか見応えがあり、細かく見れば見るほど楽しめます。無料なので何回も行けるのがよいところ。 私もまた見に行こうと思います。

 

 

 

 

隠れ社寺探訪記(4) 奈良 喜光寺

隠れ社寺探訪記、4回目の今回は奈良市の喜光寺です。

第一回の東明寺などは本当に隠れた場所にあるといえますが、今回の喜光寺は知名度こそ低いものの、奈良市内の交通量の多いメインルートに沿った場所にあり、隠れてはいません。その意味で「隠れ社寺」と呼ぶには多少抵抗がありますが、知名度が低いことからここで取り上げることにしました。

 

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この地図にもあるように、近鉄尼ヶ辻駅から歩いて行ける場所にあります。

行基菩薩の涅槃の寺、蓮の花と小さな大仏殿がある「喜光寺」

 

訪問したのは2017年6月24日です。

ここは蓮の花で有名ですが、今回は奥にある弁天堂が特別に開扉され宇賀神さんが拝観できる(8月16日まで)というので足を運んでみた次第です。

法相宗の寺院で、721年に行基により創建されたと伝わっています。

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これは2010年に再建された仁王門。

仁王門をくぐると重文の本堂があります。

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本堂は室町時代に再建されたもの。もともとの建物は試みの大仏殿と呼ばれています。

 

ご本尊の阿弥陀如来。どっしりとした重量感があります。

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 さてここからは境内の蓮をご覧ください。

 

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 本堂の裏側に回ると弁天堂があります。

  

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中にいらっしゃる弁天さんと宇賀神さん。

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さて喜光寺から5分くらい歩くと菅原天満宮があります。菅原道真公の誕生地だと言われています。

 

菅原天満宮ホームページ

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 ここでは6月25日に菅公誕生祭「鷽替神事」があります。明日ですね。

 

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近くには、菅原道真が産湯を使ったとの伝承のある堀がありました。鴨がいました。

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大阪弁護士会のブログに記事を書きました

 

大阪弁護士会のブログ「弁護士の放課後 ほな行こか~」に記事を書きました。

 

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法律相談で気をつけていること | 弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿

 

今回は法律相談などで、よりよいコミュニケーションを図るにはどうしたらいいか、分かりやすく伝えるにはどうしたらいいか、について書きました。

隠れ社寺探訪記(3) 長野県の国宝建築 大法寺と仁科神明宮

隠れ社寺探訪記、3回目の今回は長野県の大法寺と仁科神明宮を紹介します。

長野県には国宝の建造物が5件あります。このうち、松本城善光寺知名度が高く、多くの方が訪れますが、他の3つはあまり知られていません。安楽寺八角三重塔、大法寺、仁科神明宮の3つなのですが、その名前を聞いても、行かれた方は少ないでしょうし、そもそもどこにあるのか分からない方が多いのではないでしょうか。

 

安楽寺は2010年、大法寺には2014年、仁科神明宮には2015年に訪問しました。

いずれも長野でフィギュアスケートの大会(2010年と2014年は全日本、2015年はNHK杯)があり、その観戦の合間に立ち寄ったものです。

今回は大法寺と仁科神明宮をご紹介します。

 

まずは大法寺。ここは上田から青木村行のバスに乗って行きます。昔は鉄道が走っていたようですが、1938年とかなり以前に廃止されており、痕跡はありません。

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20分ほど乗った当郷で下車。少し山側に上がっていくとやがて石段が見えてきます。

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そして国宝の三重塔が見えてきます。

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この塔は鎌倉末期の建立で、「見返の塔」とも呼ばれています。

私以外に誰もいない境内は静謐な雰囲気でした。

奥から見た三重塔は屋根の反り返りが美しい。 

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さて一方の仁科神明宮ですが、ここは情報がかなり少なく、場所は信濃大町の近くと判明したものの、どうやって行けばいいのかがよく分かりませんでした。

  

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長野からは、まずは篠ノ井線で明科駅まで行き、駅前から出ている池田町コミュニティバスの正科北行きに乗ります。観光客がまず乗らない路線なので、乗車した時に運転手さんにどこまで行くのか聞かれました。

 バスは池田町の中心部を進み、20分くらいで終点の正科で下車。なぜここが終点なのかというと、そこから先は自治体が池田町から大町市になるから、という理由のようです。

 ここからは少し登り坂を上がりますが、さほど遠くはありません。

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少し歩くと深い森に包まれた神社の境内に入ります。 

 

 

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ここは私以外にもマイクロバスで来られた方がいらっしゃいました。

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 帰りのバスですが、同じルートで帰るバスは1時間半くらい待たなければならないので、大糸線安曇沓掛駅まで行き、そこから帰ることにしました。結構距離はありますが、はじめは下り坂、後は平坦な道なのでそれほどつらくはなかったです。

 

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素晴らしい北アルプスの風景を楽しみながら駅まで30分程度の道を歩きました。