弁護士大久保康弘のブログ

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フィギュアスケート世界選手権(女子フリー)

世界選手権、大会3日目は女子フリーです。

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フリーはSPと違って24人しか出ないので頑張って全選手のコメントを。

 

マッカイ イギリス代表。アクセルが抜けてしまいノーバリューか…と思ったが今日はフリーだった。
 
フェイギン  ブルガリア代表。グランドホテルブタペストのサントラとは、なかなか合わせにくそうな曲。ブルガリアンボイスを使ってほしいが無理か。
 
ルカブリエ 着氷が不安定なのでなかなかコンボにできない。113.78とまあまあの点数で15位。
 
チャートランド カナダ応援団は変な歌を歌うな。ジャンプの乱れが多く93点台。
 
ウィリアムズ ブラジル代表。これも抜けが多いな。ラストはちょっと音楽についていけてない。88.02
 
キーブス エストニア代表。今日初めて冒頭の連続ジャンプが決まる。しかし次で転倒してしまい、94点台。メドべに憧れてるのかな?
 
ブレジノバ 冒頭はさすがだが次で転倒。緩急をつけたプログラムは見応えあるが転倒2つは残念。96点台。
 
 
リャボワ アゼルバイジャン代表。ジャンプを全部スムーズにこなし良かった。小規模スタオベ。122.70とフリー13位。
 
 
ホンジー・チェン 中国代表はジジュンリが引退してからなかなか選手が出てこない。ミーシャジー振付。冒頭豪快。しかし次の2A転倒。スタイルいいし今後注目だな。99.06。
 
 
ヘンドリクス おなじみのベルギー代表。1つ転倒があったが動きにキレがあり良かった。音楽にも合ってたな。本人も満足そう。123.69でフリー11位。
 
ダーシャ・グルム スロバキア代表。なぜか母音を表記しないので発音がなかなか分からなかった。このグループでは小柄だ。オイラー3連続はボケたような印象。103.58
 
 
リュン 香港代表。この人のオイラー3連続はまずまずだったな。技術点は結構高く、118.62。
 
ここから第3グループ。
まずはデールマン。カナダの応援歌がひときわ大きく響く。冒頭の3T+3T豪快。転倒もあったが最後のステップはシンバルの音に合わせ4回バレエジャンプを跳んだ。123.48はフリー12位。
 
 
テネル 昨日はいまいちだったが今日はキレがありスピードがあって素晴らしい。やはりこの人はスピードなくちゃ。ビールマンを前半にやってあれと思ったが、それというのも最後のステップ生かすためだと納得。143.97となかなかの得点だが7位。
 
二コラ・ショット ドイツ代表。あまり精彩のない演技でちょっと見るのが疲れてきた。107.38でフリー17位。
 
サモドロワ ヨーロッパ選手権の覇者だがあまり評価されないのは残念。頑張ったがジャンプの着氷で小さなミスが。バーレスクといえば横井ゆは菜の昨シーズンの演技はよかったな。138.16でフリー8位。
 
 
宮原 今日は体のキレはいい。最後の3連続で最後バランスを崩したがそれがなければなあ。テネルをほんの少し上回る145.35でフリー6位。トータル215
 
紀平 冒頭3A3Tは見事に決まって大逆転を期待させるが、2つ目3Aは残念ながら転倒。後で画像を見たら氷が溶けてエッジがちょっと滑っていたなあ。しかし丁寧な演技で技術点は82もある。152.59はフリー2位。
 
さて最終グループ。

メドベデワ
久しぶりに良かった。あきらかに少しスピードを落としており、どう出るかというところだったが良い方に出たようだ。ただ3連続の2T+2Tが、やや間伸びするのはこれだけの選手だけに何とかしてほしい。149.57はフリー3位だがとトータルでは紀平をほんの僅か上回った。うーん。
 
ベル これもまずまず。ガッツポーズは安藤のような足踏み系だな。136.81とフリーは9位。
 
イム 韓国の選手ではオリンピックに出たキムウンスが好きだったが今はこの人が。でも堂々最終グループだからな。ただみるほうはちょっと息抜き。132.66はフリー10位に留まる。
 
坂本 途中までは素晴らしかったが、何でフリップが抜けるんだ…145.97と高得点だが、でも150行けたはずでは。
 
ザギトワ SPはいい出来でも最近はフリーで崩れることが多かったのでどうなるかと思ったが今日は堂々とした演技だ。155.42とフリーも1位、トータルでも首位に立つ。
 
 ツルシンバエワ 4S見事決めた。その後も何とノーミス。TESは78.97、PCSも69.83とそこそこ出て、148.80はフリーで4位だがトータルでは何と2位。紀平は4位になってしまい残念。フリーの2本目の3Aで滑らなければ...とは思いましたが、

ザギトワは抜けていましたが、上位選手の差はそれほどなく、なかなかの熱戦でした。

フィギュアスケート世界選手権(男子SP)

ずいぶん間が空いてしまいましたが、世界選手権の2日目のレポートです。

内容に入る前に通しチケットの御尊影を。 

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2007年の代々木、2014年のさいたまスーパーアリーナ、そして今回といずれも通しチケットを自力で取ることができました。前回はなぜかエキシビが含まれていませんでしたが今回は含まれています。

 

さて2日目の午前はペアのフリーがありました。これはもうとにかくスイ・ハン組の演技につきます。すべてのエレメンツが素晴らしく質の高いもので、会場総立ちという演技でSP2位から逆転優勝。おめでとう。

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夕方からは男子SP。注目はもちろん羽生選手ですが、近年はケガやインフルエンザで全日本やNHK杯、そしてグランプリファイナルを欠場していたため、私が生で羽生選手の試合での演技を見るのは、2015年の札幌での全日本以来3年ぶりになります。

全米選手権で驚異的な点数をたたき出したネイサン・チェンに対し、羽生選手はケガでの欠場明けなのでちょっと不安がありました。

最終グループの一番滑走が羽生選手。冒頭の4S予定が抜けてしまい、ノーバリューとなって点があまり出ない。五輪のように圧倒的な演技でチェンを萎縮させるというわけにはいきませんでした、

対するネイサン・チェンのキャラバンは、冒頭の動きが面白くて好きなプロですが完璧なできで、唯一の100点超えとなりました。

SPが終わっての点差は12点。果たしてフリーは?


 

 

フィギュアスケート世界選手権(女子SP)

世界選手権が始まりました。

世界選手権が日本で開催されるのは5年ぶり。世界選手権を生で観戦するのは、2007年の代々木、2014年のさいたまに続いて3度目です。このさいたまスーパーアリーナへ来るのは、2016年のジャパンオープン以来ですが、ここは駅から近いのが何よりです。

 

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オープニングセレモニー途中で会場に着きました、途中からだったので最初は分からなかったのですが、ランビエールを有効活用していたようですね。

 

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席はA席、2階のショートサイドですがキスアンドクライが良く見えます。

女子SPは40人も出るので見るのが大変。結局第4グループをまるごと飛ばして食事してしまいました。

 

最終グループは明暗が分かれてしまいました。紀平、宮原にミスが出てしまい、ザギトワは貫禄の首位、メドベデワはスピード落として安全運転という感じでしたが、この2人は今季フリーでは不安があるので、希望的観測ではなく、優勝の行方はまだまだ分からない感じです。

 

天皇陛下在位三十年記念式典の一日

去る2月24日には天皇陛下在位三十年記念式典が行われました。当日は記念行事の一環として各地で博物館が無料となり(京都では国立博物館、近代美術館の2か所)が無料となったので京都に出かけました。

 

まずは京都国立博物館天皇の即位図を鑑賞。タイムリーな展示ですね。

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他にも国立博物館では国宝である日本書紀の吉田本を見ることができました。これは一昨年の国宝展に出ていたのかどうか、あまり記憶にないので見ることができてよかったです。

ここからは京都のウインズに行くのですが、清水道のバス停で降りたので、ちょうど昨日、テレビで紹介されていた八坂庚申堂へと行くことにしました。

 

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インスタ映えする場所で、若い女性が着物を着て多数来られていてたのでとても華やかでした。

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続いては法観寺(八坂の塔)へ。

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こちらは有料だからなのか、中に入る人はあまりいませんでした。塔の中にはものすごく急なはしごがありますが、登っても外が見えるくらいでした。足がかなり張ってしまいました。

再び東大路通りに戻り、安生金毘羅宮を経由してウインズ京都へ。 

今日はこの御在位30年慶祝の特別版レーシングプログラムをGETするためにウインズきましたが無事手に入れることができました。

 

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さて後の予定としては近代美術館に行くのですが、近くに京の冬の旅で公開されている寺社はないかと調べてみたところ、すぐ近くの建仁寺塔頭である霊源院が公開されているというので行くことにしました。

ここは今川義元ゆかりの寺ということですが、今では今川義元織田信長桶狭間で討たれた武将と思っていたのですが、結構な文化人だったようです。

 

 ここから四条通に出るまでにもう一度ウインズに寄ることができたので、レーシングプログラムがないか見てみたらちょうどなくなってしまったところでした。

そこからは久し振りに四条通りの北の「権兵衛」で鴨なんばを食べました。

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そして最後の目的地、京都近代美術館へ。 

 

 

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ここの展示は「世紀末ウィーンのグラフィック」。結構点数が多くて疲れました。

入院以降、あまり歩けなかったのですが久し振りに歩いたり、梯子を上ったりして

疲れましたが、おかげでこれ以降、普通の歩き方に戻ったような気がします。

 

時刻表にない鉄道その5 別子マインパーク

5久しぶりのこのシリーズ、今回は旧別子銅山を観光公園としたマイントピア別子の復元鉱山鉄道を取り上げます。

ここには2015年4月12日に訪問しました。

 

パンフレットにも掲載されています。

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ここに行くには新居浜から車で行きます。川沿いを遡って行ったところで駐車場があり、そこがマイントピアです。

 少し歩くと始発駅があります。

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 乗車時間は本当に短くて3分くらいですが、その中でのハイライトは鉄橋を渡るところ。

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渡ればすぐに終着駅です。ここにはいろいろな昔の車両が展示してありました。

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短い距離ですが楽しめました。

終着駅からは坑道に入ります。

 

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その中にあった模型鉄道を挙げておきます。

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読書記録 応仁の乱、観応の擾乱、承久の乱

 最近の中公新書の日本史関係のラインナップは大変充実しています。特に中世の3つの乱、応仁の乱観応の擾乱承久の乱を論じた3冊はよく売れているようです。応仁の乱観応の擾乱は以前読んでおり、今回、承久の乱を読み、この3冊を読みましたので3冊通じての感想を書いてみたいと思います。

 まずは応仁の乱から。

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

  この応仁の乱、長々と続いて都を荒廃させた大乱の割には分らないことだらけです。そもそも室町幕府と倒幕勢力の戦いではなく、室町幕府はおいておいて東軍と西軍が戦っているのがよく分らない。最終的な戦争目的も分からないので、結局乱が終わってどうなったかというのもよく分らない(むろん幕府の権威が低下し戦国時代が到来したのは知っていますが、もともとそんなことを意図して戦争を始めたわけでもないでしょう)。この点、関ヶ原の戦いなどは、家康を天下人と認めるか反対するかという争いだし、あっという間に決着が着き勝者と敗者が完全に分かれたこともあり分かりやすい。応仁の乱の結果としては「以後戦国時代になった」と言われますが、そもそもそれを目的として戦ったわけではないでしょう。このように分からないことこの上ない応仁の乱を、この書物がよく分かるようにしてくれたかというと、解像度が上がりはしたものの、結局よく分からなかったのでした。

 

次はもっとよく分らない観応の擾乱

 

  

 室町幕府の初期、足利尊氏が将軍となって、当初は弟である直義との2頭政治で結構上手く行っていたのに、いつの間にか対立してしまい、最終的には直義が敗北して支配体制が確立する。この2人は軍事面と行政面で役割分担をしており、(今回それがよく理解できました)だとするとなぜ対立するようになったかがよく分からない。一時、直義が制圧したのになぜかその後急に敗色が濃くなったというのもよく分からないところです。

  

承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 (中公新書)

承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 (中公新書)

 

 3冊目は承久の乱後鳥羽院鎌倉幕府が戦い、ただし後鳥羽院は倒幕を目指したのではなく北条義時個人を追討する目的であったというのはこの本でよく分かりました。

 また後鳥羽院が敗北して、鎌倉幕府の勢力が確立したのはよく分かりますが、ただ戦後処置として、治天の君である後鳥羽上皇を遠島にする、法的根拠が分からない。まあ戦いに敗れたので勝った側は責任追求ができるのでしょうが、部下はともかく、最高権力者である後鳥羽上皇に責任を取らせる政治的正統性があるのか。これが分からない。

また後鳥羽院ですが、この謚号は亡くなってからかなり後に送られたもので、その前は隠岐院と呼ばれていたとのこと。院政を始めた頃は何て呼ばれていたのか疑問に思ったのですが分かりませんでした。

 

 今この3冊を並べるとサブタイトルが並びますが、サブタイトルを見ても後の2つに比べて応仁の乱の分からなさが際だちます。

 

 ところで、日経新聞の土曜日の読書欄の前の頁に連載されている本郷和人教授の「日本史ひと模様」はいつも愛読していますが、ちょうど2月16日付け紙面に、この3冊に関連することが書かれています。

 前出の「承久の乱」を本屋さんで探したら、本郷さんの「承久の乱」があって「あれ、この著者は確か違う方だったが」と思ったことがありました。つまり本郷さんも承久の乱の本をほぼ同時期に出されたわけですが、そのこともあってこのコラムを書かれたのでしょう。

 そのコラムには、歴史学の本が売れる(あるいは学会で評価される)にはサステナビリティーが必要であり、ああでもない、こうでもないと書かねばならず、「何が原因でどうなった」とすぐに結論を出してはダメで、結論を保留する方がよいということが分かったと書いてあります。

 まあ、それはそうだとしても、「何が原因でどうなった」は陰謀史観になりやすく、その陰謀史観の本は結構売れていることからすると、学会での評価はともかく、坂井教授の中公新書と本郷教授の新書のどちらが売れるかをそこに求めるべきではないんじゃないかな。アマゾンレビューで本郷教授の本には「坂井本にはない罵詈雑言の類いがみられる」と書かれていますが、まあ罵詈雑言を書くような人には坂井教授の本は読めないでしょうからそこは仕方ないのでは。

 

 呉座教授の本を読んでも、結局応仁の乱の原因と結果はよく分からなかったのですが、それは仕方ないことだったのですね、と自己正当化して本項を終わります。

 

2019年1月の行動記録

このブログは1月1日に更新してからずっと更新していませんでしたが、実は1月中旬にめまいで倒れて入院していました。

前の晩にめまいがしていたのですが、そのうち止まったので早めに寝ました。しかし寝ていたのに強烈なめまいがして、朝には全く起き上がれない状態になっており、救急車で搬送され4日間入院しました。

入院の初日は頭が上げられず、2日目にはようやく起き上がれるようになりましたがベッドからはなかなか出られず、3日目に手すりを持って移動できるようになりました。

木曜日に入院して、日曜日に退院したのですがちょうど3連休だったので月曜まで休み、火曜から仕事に復帰しました。結局仕事を休んだのは2日間でしたが、これまで旅行とかフィギュアスケート観戦で仕事を休むことはあっても病気で急に休むことは一度もなかったので今回の休みは残念でした。

その後も平日は仕事をしていましたが安全運転で最低限のことしかできず、今回の2月の三連休みでようやく余裕ができました。

ということで1月は仕事で淡路島の洲本に行ったくらいでした。

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2月に入ってようやいろんな活動に復帰し始めています。