弁護士大久保康弘のブログ

大阪の弁護士です。お問い合わせ、ご依頼はy-okubo@gf6.so-net.ne.jpまで

大和文華館 「やまと絵のこころ」展

和文華館の「やまと絵のこころ」展を見てきました。

 

今回の目玉は、国宝の寝覚物語絵巻。大和文華館は国宝を4点所有していますがそのうちの一点です。

 

 

後半は岡田為恭特集。近年、この大和文華館では岡田為恭の収集に力を入れているようです。

春秋鷹狩茸狩図屏風が見もの。

 

下は茸狩の一部を拡大したものですが、この、童子が木につかまり崖にあるきのこを取る場面は、以前大和文華館で見た記憶があります。なかなか楽しい画面です。

ところがこの岡田為恭という幕末の絵師、狩野の一族に生まれながら、復古やまと絵を描くようになり、この屏風のような傑作を残しました。しかし奈良県尊皇攘夷派に斬られ若くして亡くなったことを知りました。今奈良市でこの屏風を見ることができるのも何かの縁だと思います。

展覧会は2月18日まで。

 

 

 

 

 

サンディ・デニーのアルバム(1)

今回からこれまで私が聴いてきたアーティストについて書いていきたいと思います。
まず最初は、イギリスのトラッド系女性ヴォーカリスト、サンディデニー(1947年1月6日-1978年4月21日)の残したアルバムを取り上げます。 

彼女の残した音源としては、フェアポートコンベンション、フォザリンゲイ、などのグループもありますが、まずはソロアルバムから。

サンディ・デニーは4枚のソロアルバムを出しています。他にフェアポート参加前の67年の「オリジナル・サンディ・デニー」と最後のライブとなったライブ盤を出しています。

まずは4枚のオリジナルアルバムから聴いていきます。

最初はファーストソロ。1971年。邦題「海と私のねじれたキャンドル」原題は「ザ・ノーススターグロスマンアンドザレイブンズ」ですがどうしてこの邦題になったか分かりません。

ジャケットはサンディが暗い部屋で薬の調合をしているシーンですが、魔女に見えてきます。

曲は、かなりトラッド寄りの曲が多く、ジョン・ザ・ガンなどはフェアポートの曲のようです。

ストリングスも少し入っていますが、後期ほどの独自性はまだありません。ネクストタイムアラウンドの途中から控え目に入ってきます。

レッツジャンプザブルームスはロックン・ロール。

ラストの1曲前がタイトル曲。波の音から始まる曲ですがいわゆるサビの部分がなく、淡々とした感じの曲です。

最後はちょっとだけ明るいクレイジーレディブルースで終わります。

 

続いて1972年に発売されたセカンドアルバム。プロデュースはトレバールーカス。

ジャケットは前作のような魔術的な雰囲気はなく正面を見据えたサンディのポートレートです。サンディという自身の名を冠したアルバムに相応しいジャケットです。

明るいメロディの、トラッドというよりカントリーという感じの曲が多いです。

この中で、クワイエットジョイオブブラザーフッドという曲がアカペラで始まり、途中から多重録音となり、3分過ぎにようやく楽器が入るというユニークな構成で聴き物です。彼女がソロで取り上げた最後のトラッド曲でもあります。

この曲はフェアポートでも取り上げられていますが、オリジナルアルバムには未収で、リージアンドリーフのディスク2に収録されています。

明るいリッスンリッスンを経て、ザ・レディからストリングスの響きが増してきます。

イットスーツミーウェルのアコーディオンも面白い。

ザ・ミュージック・ウィーバーのピアノ、ストリングス、バイオリンの絡みも素晴らしい。

ヒア・イン・サイレンスの管楽器。

マン・オブ・アイアンのアレンジも凄いです。最後のホワイトノイズが凄い。

このように、かなりアレンジが凝ってきたのが特徴です。

2023年NHK杯

これも昨年の話になりますが、2023年シーズンのフィギュアスケートについて書いておきたいと思います。

生で観たのはNHK杯と全日本の女子フリーでした。

NHK杯は、大阪で開催されたので、土曜日のフリーは見に行くことに決めていましたが、金曜日のSPはどうしようか迷い、行くことに決めたのはその週の月曜日でした。

 

 

 

 

A席が空いていたのでA席にしましたが、端の方とは言えギリギリはみ出してない場所でした。でもカメラのクレーンが邪魔でした。

男子は宇野君、鍵山君というオリンピック表彰台コンビが出て盛り上がりましたが、女子は坂本さんが出なかったので今一つ盛り上がりにかけました。あと、青木さんの3Lz3Loは綺麗に決まったかに見えたのに、評価が低かったのも盛り下がった一因で、後半グループは三原舞依ちゃんだけになってしまったのも残念でした。

 

翌日の土曜日は4カテゴリのフリー。昔は土曜に男子SPで日曜は男子フリーとエキシビジョンで、その方が良かった気がします。

それはともかく、ペアの三浦、木原組が出ないのは残念でした。

女子フリー

日本勢は青木さんが5位で日本選手最上位で、日本勢もですが、韓国勢もいま一つのできでした。

誰もファイナルに進出できないのではないか、と思いましたが、ベルギーのピンザローネが進出を決めました。

 

男子フリー。

 

こちらは鍵山君と宇野君の一騎打ちで盛り上がりました。宇野君が186.35、鍵山君が182.88となり、SPで5点リードしていた鍵山君が1.84の僅差で逃げ切りました。

 

3位のブリッチギーが衣装を含めてなかなか良かったです。

 

 

 

 

2023年菊花賞

2023年10月22

日、快晴の京都競馬場菊花賞を見に行きました。

今さら詳しく書くのも時期遅れですが、勝ったのはドゥレッツア。新潟の日本海ステークスを追い込んで勝ち、その時点で菊花賞の有力馬と思っていましたが、今回は先行し直線早く抜け出して圧勝しました。

表彰式。左にドゥレッツアが映っています。

天候に恵まれ、新しいスターの誕生に立ち会えてよかったです。

京の冬の旅 相国寺の塔頭慈雲院、光源院

2024年、第58回京の冬の旅が始まっています。

今回は相国寺塔頭2か寺、慈雲院と光源院が初公開ということなのでこの2か寺を拝観することにしました。相国寺塔頭では以前大光明寺が京の冬の旅で公開されていましたが、若冲と仙厓を並べて展示してあるなど、なかなか美意識の高い寺でしたので今回も期待していました。

1月13日に訪問しましたが、あまり日が差さず、強風でときおり霧雨も降る寒い日でした。

まずは慈雲院へ。なかなか場所が分からなかったのですが相国寺の北門の外、さらに北にありました。この場所にあるなら烏丸通を北上して直接行けば良かったです。

離れ小島のように慈雲院、慈照院の2つの塔頭がありました。

 

大典禅師も住職を務められたそうです。

美しい石庭があります。

 

続いては光源院へ。こちらは相国寺方丈より南にあります。

この地図にある林光院も以前京の冬の旅で訪問したことがあります。

 

光源院の見どころは役行者像。公開される機会が少なかったことから緑などの色彩が残っています。

こちらも石庭があります。

 

今回の主目的はこの2箇所でしたが、辰年であることから、法堂及び方丈も公開されていたのでそちらも拝観しました(これまで2度拝観しています)。

 

 

鳴き龍の、下で手を叩くと、見事に鳴いてくれました。

 

続いて承天閣美術館で「若冲と応挙」展が開催されていたので見に行きました。というより、1月28日までこれが開催されていたので、塔頭と一緒に見に行くことにした次第です。

 

 

 

「動植彩絵」は、以前、里帰り公開の時に観たことがあります。平日の開館前に並んで、2度目だったので動植彩絵の前の展示を飛ばして、動植彩絵の展示室に一番乗りした時、全幅を一度に見渡せた際の感動は忘れられません。

また若冲鹿苑寺障壁画をはじめ、展示されている画はどれも一度は観たことがありますが、何度観てもいいものはいいと再確認しました。

 

14時を過ぎ、さすがにお腹が空いてきたのでお昼に。烏丸通のラーメン店、「あくた川」で食べました。関西では少ないいわゆる家系ラーメンです。

 

その後は地下鉄で五条に行き、龍谷ミュージアムで「眷属」展を見ました。

 

これはこの前の、「みちのく いとしい仏たち」 のような大規模展ではなく、常設展示に間借りした2階の一角だけの展示でした。仏画がほとんどでしたが、あまり観たことのない、永観堂の千手観音二十八部衆などは見応えがありました。

 

かなり体力を消耗しましたが、最後に歩いてすぐのところにある西利のカフェで、京の冬の旅スタンプラリー特典として、ぜんざいを食べました。西本願寺を眺めながら食べるぜんざいに甘麹を入れて味わいました。

 

 

 

 

2024年の年頭にあたって

2024年になりました。

 

1日は、御嶽山大和本宮に初詣に行き、橿原のイオンモールに出かけていましたが、ソファで昼寝して起きたらスマホ緊急地震速報が入り、能登地震を知り、それから少しして揺れを感じました。

その後については改めて書くまでもありませんが、被災された方々にはお見舞い申し上げます。

能登については改めて書くことにします。

2023大晦日の読書

 

今年も何とか200冊読書をすることができました。

恒例の古典はインドの「バカヴァッド・ギータ」になりました。つい先日、事務所から発掘されたものです。

 

以下に今年読んだ本を挙げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。