少し前から話題になっていた中華SF「三体」を第三部まで全5冊読了しました。
第一部では、あまりに過酷な環境の3連星の惑星に棲む三体人が、地球という安定した環境の惑星があることを知り(というより地球人から知らせたのだが)、地球を征服すべく攻めてくる、時間はあるがどうするか、という話。
第二部では、三体世界から攻撃を受けるまでの間、どのように対応するのか、が議論されます。「面壁者」という概念が面白い。
最後は、このスペクトラルな大長編の終わりとしては意外なほど静かに終わります。
久しぶりに大長編にどっぷり浸かる楽しさを味わうことができました。