弁護士大久保康弘のブログ

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隠れ社寺探訪記(26)大徳寺と妙心寺の塔頭

2023.3.4 

京の冬の旅として特別公開されている社寺は、今回は魅力的な所が多いのですが、3月4日に、大徳寺塔頭2箇所と妙心寺塔頭2箇所を訪れました。

大徳寺は昨年2月23日に聚光院と大光院を訪れていますがそれに続いての訪問です。

大徳寺塔頭を数えたら21あり、常時公開している所も黄梅院や興臨院など何ヶ所かありますが、すべて訪問する日はくるのでしょうか。

 

さて今回訪れた芳春院は、大徳寺の北の突き当たりにありますが、見どころが大変多く、見応えがありました。

まず入ると南側に枯山水の庭園。これは最近中根金作氏により復興されたものですが、陽光が降り注ぐ明るさで、とても良かった。

そこから縁側を通って北側へ向かいますが、ここからは水が流れる庭になります。そして北側にはその流れが注ぎ込む池があり、その上に橋がかかっています。橋を渡れば呑湖閣です。湖というのは琵琶湖のことで、琵琶湖を呑み込むという壮大な構想です。

そしてその右隣には、岩の上から水が流れている。素晴らしい風景でした。

 

続いては三玄院。芳春院から少し南に戻ったところにあります。

 

ここは石田三成古田織部菩提寺です。江戸後期の絵師、原在中が描いた襖絵、「八方睨みの虎」を見ました。

ここにも枯山水庭園があり、昨雲庭と称していますが白砂が美しい。

 

 

 

大徳寺はこれで終わり、蕎麦を食べて北野天満宮へ。途中、金閣寺前のバス停には人が溢れていました。

飛梅が美しい季節です。

嵐電に乗り妙心寺へ。

妙心寺の北門から入り、塔頭の壽聖院へ。

 

庭園は雑然とした感じで聚光院に比べて見劣りがしましたが、三成の書状などを拝見。

あと一箇所ですが、時間の都合で、先にスタンプラリーの特典、抹茶とお茶菓子をいただきました。

 

妙心寺に戻って最後の玉鳳院へ。

ここは狩野派の襖絵がある方丈から開山堂「微笑庵」まで渡り廊下で行けます。

 

また秀吉の長男鶴松の像を祀る「祥雲院殿」があり、また武田信玄織田信長の石塔が隣同士にあるのも面白いところです。

京の冬の旅は3月19日まで。ただし三玄院は13日まで公開です。