毎年春と秋には京都で非公開寺院の特別拝観がありますが、コロナの関係で春は中止となり、なかなか開催されませんでした。ようやくこの秋は開催されることになり、東福寺の塔頭がいくつか公開されていたので行ってきました。
まずは正覚庵から。
ここは歴史的に貴重な文化財があるわけではないですが、旧白洲屋敷ということで、近代の建築物としては見事なものです。格天井が美しい。庭園を散策できました。
次は光明院に移動します。歩いてすぐです。
ここは重森三玲の手による庭園が見ものです。
入り口で、「特別拝観ですか通常拝観ですか、と聞かれます。特別拝観は2階に上がれるとのこと。
特別拝観は1,000円で通常拝観は300円ということですがせっかくの機会ですので特別拝観にします。
1階から見た庭園です。こは写真撮影可能。2階からの写真撮影は禁止。
しかし2階に上がっての庭の全体の眺望は素晴らしく、2階に上がるだけの価値はありました。
「拝観の手引」に2階からの眺めが載っていました。
続いては南明院。
ここは秀吉の妹で家康と縁組し正室となった旭姫ゆかりの寺院ということですが、小ぶりな枯山水がある程度でした。
この日はここから伏見稲荷まで歩き、JRでJR藤森駅まで行き、藤森神社を参拝しました。
絵馬の一つが、競馬の藤森特別のものでした。勝ち馬の名前が列記されていますが、1勝クラスの条件戦なのであまり有名な馬はいません。ただ1頭、タマモクロスを除いては。
京都新聞杯当日、同じ距離の条件戦を京都新聞杯を上回るタイムで勝ち、その次のレースがこの藤森特別で、このレースも圧勝。飛躍のきっかけとなったレースでした。
この日はこの後、京阪墨染駅近くの中華料理店で昼食を食べて帰りました。