弁護士大久保康弘のブログ

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6月の展覧会、7月以降の展覧会

5月の末頃に、アクセス数が増えてきたと喜んでいたのですが、6月に入り5日以降、残念ながら減少傾向です。

まあ6月に入って、1日からひどい風邪をひいて熱を出してしまい、他の症状もきつかったので定時までの仕事をこなすだけで精いっぱいで、大した記事が書けなかったということもあるかもしれません。ただ、アクセス解析によれば、アクセス先ページはGoogleでもYahoo!でも「快慶展」がダントツだったので、6月4日の快慶展の終了とともにアクセスが減少したことになります。

このように、現在開催中の催しを取り上げると、多くの人にアクセスしてもらえることが分かったので、今何か展覧会をやっていないかな思ってチラシミュージアムなどで調べてみました。

下はそのチラシミュージアムの画像です。

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残念ながら6月中にはあまりないようで、京都のデヴィッドボウイミックロック写真展くらいかな、と思っていたら、こういうものがありました。6月21日からで、場所も梅田グランフロント、午後7時までとアクセスもいいのでぜひ見たいと思います。

www.kanazawa-it.ac.jp

 

7月以降は見たい展覧会が目白押しです。

パリ・マグナム写真展 7月1日から 京都文化博物館

ブリューゲル バベルの塔展 7月18日から 大阪国立国際博物館 

怖い絵展 7月22日から 兵庫県立美術館

源信 7月15日から 奈良国立博物館

とりあえずチェックできたのは以上ですが、先日行った「青春18きっぷポスター展」のように、まだまだ興味深い展覧会もあると思うので、できるだけアンテナを張りたいと思います。

 

またかなり先になりますが、10月3日からは国宝展が京都国立博物館にて開催されます。これは複数回行かないと。

 

小谷野敦「芥川賞の偏差値」

この著者の本は結構読んでいますが 、 このブログで取り上げるのは初めてです。

芥川賞の偏差値

芥川賞の偏差値

 

芥川賞を受賞した全作品についてコメントするとともに採点したもので、労作です。著者は評伝でも定評がありますが、学者らしく堅実な仕事が多く、これもその一つです。何より読書の指南として役に立つのが有難く思います。

 

小説の評価の基準は人によりさまざまだと思われますが、この著者は、切実さを感じさせるものを高評価しているのではないでしょうか。

この中で高評価だった「伸予」は読みましたが、確かに切実でした。

 

伸予 (文春文庫 (308‐1))

伸予 (文春文庫 (308‐1))

 

 

また、たまたま家にあって忘れられていた長嶋有「猛スピードで母は」を読んでみましたが、芥川賞らしくつまらないというか、だらだらと中途半端な作品でした。角田光代の初期の作品もそうですが、「芥川賞チューニング」というのは確かにあって、わざとつまらなくしてしまったような作品は、確かにあると思います。

近年珍しい私小説作家として評価の高い西村賢太も、「けがれなき酒のへど」を読んだときは、あまりの面白さに仰天したものでしたが、それに比べて芥川賞受賞作である「苦役列車」は、あまりひねりもなく面白さに欠けており、見事に芥川賞の伝統にのっとった授賞といえるところが何ともいえません。

 

 

 

ほたる工房総会は6月18日です

私がかかわっている「ほたる工房」というNPОがあります。これは病院において、「アート活動によるささやかな楽しみのひと時を」という事業を行っているNPОですが、6月18日に神戸三宮、生田会館にて総会が行われます。

 

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総会自体はNPОの運営に関するもので、決算を承認していただいたり、予算案の承認をしていただくなどの議事を行いますが、その後、14時から落語会とミニコンサートを開催します。

このミニコンサートはチケットを買っていただければ、会員でなくともどなたでもご参加いただけます。ご興味のある方は、y-okubo@gf6.so-net.ne.jpまでメールをいただければと思います。

 

なお、最近のほたる工房の活動内容はほたる工房のブログからご覧になれます。

「ほたる工房-医療現場にアートの灯を」活動記録

 

 

日本のプログレバンドベスト20に「荘園」!

音楽関係のニュースサイト、amassはときどき見ていますが、最近の記事に、

「日本のプログレ・バンド 20選」を海外プログレ系サイトProg Sphereが発表 - amass

というものがあり、私の畏友藤井博章さんがベースを担当しているバンド「荘園」が入っていないかなあ、と軽い気持ちで見たら、何と本当にランクインしていたので驚きました。

もとの記事はこちら。www.prog-sphere.com

「荘園」はトリオでインストのバンドです。しかしこの記事ではベースはK.Y.という名前になっているのが?ですが。

 

私が荘園のライブを見たのは2015年12月5日の一度だけですが、なかなか緊張感のある演奏でした。下はその時に撮影した写真です。

 

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藤井さんは他にもいろいろなバンドで演奏されていますが、荘園でのライブを早く見たいものです。

フィギュアスケート2017年GPシリーズの予定

フィギュアスケート、2017年GPシリーズのアサインが出ました。

今年のグランプリシリーズの順番は、例年とかなり異なり、ロシア、カナダ、中国、NHK杯、フランス、アメリカという順序です。いつものように北米2戦で始まり、中国挟んでヨーロッパ2戦、最後がNHK杯とならないのと、NHK杯が4戦目で11月10日からというところが感覚的にしっくりきませんね。

そしてファイナルが名古屋で開催されます。

 

 

 

初戦のロステレコム杯は10月22日開幕。

羽生君がいきなり第一戦から出場します。ネイサンチェンとの対決が見もの。そして嬉しいことに昨シーズン限りと言っていたミーシャ・ジーがエントリーしています。デニス・テンもエントリーしていますが、この人はちゃんと仕上げてくるかどうかが問題です。日本勢では田中刑事も出ます。

女子はメドベデワが初戦から出場となりました。ラジオノワ、コストナーもエントリー。日本勢は樋口、坂本とパワータイプの2人。

 

カナダは10月27日から。

男子はチャンと宇野、無良の日本勢とジェイソン・ブラウンが表彰台候補。

女子はオズモンドが抜けていますが、同じカナダのチャートランドも楽しみ。ロシア勢はポゴリラヤ、ソツコワ、日本勢は本郷と本田真凛

 

中国杯は11月3日から。フェルナンデスがここから始動。世界選手権2年連続メダリストになったボーヤンジンが中国のエースとして登場。注目はシニアデビューのヴィンセント・ゾーでしょう。

女子はデールマン、ゴールドが有力ですが注目はザギトワ。

日本勢は三原舞衣、本田真凛、樋口という若い3人。

 

NHK杯は11月10日から大阪で開催されます。

男子は当然羽生君。後はパトリック・チャンとジェイソン・ブラウンという表現重視の2人に、NHK杯優勝経験者である村上大介もエントリー。

女子は何とメドベデワがエントリー。宮原が世界選手権に出ておらず、シードされなかったためバッティングせず出場可能となりました。

これでNHK杯には前シーズンの男女世界チャンピオンがそろうことになりました。

日本勢は宮原、本郷とシニアデビューを迎える白岩。 

 

フランス杯は11月17日から。エリックボンパール杯ではなくフランスカップという名称のようです。

男子はフェルナンデスと宇野の2強対決ですね。

 女子はオズモンドとゴールドの派手めな対決が見ものですが、ソツコワとザギトワ、タクタミシェワのロシア勢も強力です。またポリーナ・エドムンズの復活がうれしい(この大会だけ出場)。日本勢は三原舞衣と白岩で、表彰台のチャンスは十分ありそう。

 

スケートアメリカは11月24日から。

男子はボーヤン・ジンとネイサン・チェンのジャンプ対決が見られます。日本勢は無良でジャンプ頑張ってほしいところ。

女子はデールマン、ワグナー、ポゴリラヤに日本の坂本、宮原です。

 

そしてファイナルは12月7日から名古屋で。うーん会場が小さいのでチケットを取るのが大変。

 

さてその後の全日本は、まだ正式発表はされていませんが、有力情報によれば大阪ということです。

大阪はもとより、名古屋も日帰りで行けるので有難いのですが、エキシビジョンとか全部行くと10日以上にもなるので、お金と体力がどこまで続くかの心配が。また会場がさいたまスーパーアリーナや代々木に比べるとキャパが小さい(特に名古屋)ので、チケットがどうなるか。

 

あと、一般には公開されないので詳しくは書きませんが、7月にはあるイベントを見に行く予定です(終ったら報告します)。

 

 

追悼グレッグ・オールマン

5月27日、グレッグ・オールマンが亡くなりました。69歳でした。

 

フィルモア・イースト・ライヴ

フィルモア・イースト・ライヴ

 

 

 

私がオールマン・ブラザース・バンドの名前を初めて聞いたのは中学生のころで、73年、ワトキンス・グレンで開催された60万人コンサートでトリを務めたことでニュースになり、Ramblin'Manがヒットしていました。この明るいカントリータッチの放浪ソングを気に入った私は、そのランブリン・マンが収録されている「Brothers And Sisters」を買って聞いたのですが、私が期待したような軽快な曲は、ランブリン・マンとジェシカの2曲だけであとは激渋でした。まあ中学生には早すぎたかな。

ところでこの曲、グレッグの出番はほとんどないので、オールマン・ブラザーズ・バンドとしては代表曲となりますが、ここにはあげません。

 

その後遡ってフィルモアのライブなどを聞くようになり、果てしなく続く長尺ナンバーも、最初は途中で飽きてしまったのですが、次第に慣れて快感になりました。

ここでもあまり長い曲を貼るのはどうかと思うので、この曲を。でも11分とやっぱり長いですが。 


The Allman Brothers Band - Whipping Post - 9/23/1970 - Fillmore East (Official)

 

第一のピークが71年の「At Fillmore East」、第二のピークが73年の「Brothers And Sisters」でしたが、その後低迷し、解散してしまいましたが、しかし再結成します。この再結成は昔の曲をやるためのものではなく、その後2001年に、ウォーレン・ハインズとデレク・トラックスのツインスライド体制になって発表した「Hittin' the Note」が大傑作で、ここで第三のピークを迎えたといってもいいでしょう。特に次の曲「High Cost of Low Living」は大名曲。

 


The Allman Brothers Band - High Cost of Low Living

この曲ですが、グレッグのレズリーを超効かせたハモンドが実に気持ちよく、曲をしっかり支えているのが聴きどころです。

 

ラジオ局などにおかれましては、いかにオールマン・ブラザーズ・バンドの代表曲の一つだとはいえ、グレッグの追悼として、ランブリン・マンを流すことがないようにしていただきたいものです。