弁護士大久保康弘のブログ

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読書記録 有栖川有栖「幻坂」と山本巧次「阪堺電車177号の追憶」

今回は大阪のディープサウスを舞台にした2作を紹介します。

有栖川有栖の「幻坂」と「阪堺電車177号の追憶」の2作です。

「幻坂」は、大坂の千日前通より南の、谷町と松屋町筋を結ぶ天王寺七坂を舞台にした怪談集です。

幻坂 (幽BOOKS)

幻坂 (幽BOOKS)

 

 この本の巻末近くに掲載されている地図がわかりやすいので貼り付けます。

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 この作品を読んでいるうちに、天王寺七坂を訪ねてみたくなり、行って写真を撮ってきました。

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最後の逢坂も、石碑があるのですがそれを入れると坂が入らなくなるのでこの写真にしました。

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このように、拡張されて国道の一部となった逢坂を除きいずれも風情のある歴史を感じさせる坂道です。

「幻坂」はこの風情ある坂をそれぞれの短編の舞台にしました。紀行エッセイなどを得意としている有栖川有栖ならではの作品となっています。 

 

さてこの逢坂から少し西に行くと阪堺電車の始発駅である恵美須町に着きます。

 阪堺電車恵美須町天王寺駅前の2か所を始発として、住吉で合流し、浜寺駅前まで行く路面電車です(一部専用軌道も走ります)。

この阪堺電車を舞台とした連作短編集がこちら。

阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)

阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)

 

 こちらは阪堺電車の車内で読んでみました。

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177号は廃車になってしまいましたが、同じ金太郎塗装の505号に出会うことができました。

 

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この阪堺電車は高校生の時には通学で毎日乗っていたものですが、実家も引っ越し今ではあまり乗ることはありません。この週には花田口電停の近くで中学の同窓会の幹事会があり乗る予定が分かっていたのでこの本を持って読みながら乗ることができました。

ちょうど姫松を通るときに、姫松が舞台になっている箇所が出てきたりとそのシンクロ具合が面白かったのでした。

国宝の殿堂 藤田美術館展

奈良国立博物館にて「国宝の殿堂 藤田美術館展」が開催されています。5月19日に見に行きましたが、これは素晴らしかった。

 

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藤田美術館大阪市内にありますので、何回か訪れたことがあります。

かなり小さな美術館で、国宝の窯変天目があるとはいえ、個人コレクションなのでそれほどの点数があるとは思いませんでした。

しかし今回、奈良国立博物館の展示場をフルに使った展覧会が開催され、改めてその凄さに驚かされることになりました。 

 

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会場入り口は2階ですが、ここで窯変天目を近くで見るための行列ができていました。1時間待ちでしたが、さすがにこれは近くで見ないと行った価値がないので並びましたた。

 この窯変天目は以前に見たことがあります。

窯変天目は現存するものがわずか3点で、今年はそのすべてが公開されるという貴重な時期で、滋賀県のミホミュージアムでの大徳寺龍光院の窯変天目を先月見に行きました。

 

miho.jp

さて最初に窯変天目を見た後は、他の展示品をゆっく見て回ります。中には以前見たものもあります。「玄奘三蔵画」は奈良国立博物館で全巻見ましたし、

 

 ところで一番驚いたのはこの「仏像彩画円柱」です。

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 奈良国立博物館は天井が高く大きな画を展示することができるので、今回、立てて並べているものを見ることができたわけですが、しかしよくこんな大きな柱を買ったものだと感心してしまいました。

 

下の地蔵菩薩は初めて見ました。 

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 この地蔵菩薩立像もよく彩色が残って素晴らしい。

 

窯変天目は素晴らしかったのですが、それ以上に藤田伝三郎のコレクターとしての凄さに圧倒された展覧会でした。

6月9日まで開催されています。

隠れ社寺訪問記(15) 木津川市 高田寺+大仏鉄道の遺構

この隠れ社寺訪問記も久し振りのエントリになります。

5月12日に木津川市の高田寺を訪問しました。

ここは、平地の小さな集落の中にありますが普段は予約制になっているので、隠れ社寺に認定します。

 

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大和路線の加茂から南に行きます。県道44号線から西に高田の集落があり、そこに高田寺があります。

 

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 ご本尊は薬師如来です。

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ご本尊の前には狛犬が、そして両脇には阿弥陀仏不動明王がいらっしゃいました。

 

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このお地蔵さんには「よあそび地蔵」という名がついています。村の若者がよく持ち出していたようで、それを地蔵さんが夜遊びしたと言ったことからこのような名前がついたとのことです。

 

下はオオヤマレンゲ。モクレン科の植物です。まだつぼみが多かったのですが、少しだけ咲いている花がありました。

 

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ここの近くに大仏鉄道の遺構があるというので行ってみました。

 

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この大仏鉄道の遺構巡りは、結構案内が整備されています。

下の写真は、上の図の3観音寺橋台です。 

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車で木津川台ニュータウンに移動し、京大農場の奥にある大仏鉄道公園の奥に廃線跡があります。

 

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この道路は大仏鉄道の線路跡です。ガードレールのあたりの下は隧道になっています。

 

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「赤橋」と名付けられた遺構です。

 

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 梶ヶ谷隧道。今も農道として使われています。

この大仏鉄道の廃線跡奈良市民なので話は聞いていたのですが、ここまで整備されているとは思いもよりませんでした。今回は4箇所だけでしたがその他も回ってみようと思います。

 

時刻表にない鉄道その6 スロープカー3題+1

 

 時刻表にない鉄道シリーズ、今回は小規模なスロープカーをまとめて紹介します。

  

 まずは東京都北区にある飛鳥山のスロープカー。都電荒川線飛鳥山から公園まで登ります。距離は48メートル。2009年から運行を開始し、「アスカルゴ」の愛称が付いています。2012年3月に訪問しました。

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続いては、徳島県鳴門市。 鳴門市内から高速鳴門バス停に上るための「すろっぴー」。路線全長は161メートルです。2013年10月訪問。帰りで日が暮れそうになっていたので少し暗い写真になってしまいました。

 

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  そして今年、2019年3月に浅草にある待乳山聖天のスロープカーに乗りました。愛称は「さくらレール」。

 
距離は非常に短いもので、駐車場から本堂に上るためのものです。

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上の写真は、下の駅から上の駅を望んだものですが、その近さが分かります。

 

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スカイツリーをバックに。

 

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さてもう一か所、北九州市皿倉山スロープカーをご紹介します。

以前2014年9月6日に門司港レトロラインとともに訪問した際には、天候が悪く全く外が見えませんでした。2018年8月に再度訪問しました。今回は好天に恵まれ、とても良い眺めでした。

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2019京都非公開寺院特別公開 安祥寺、毘沙門堂、光照院、聖護院、得浄明院、長楽寺

 

 今年も、例年通り非公開寺院特別公開に行きました。

まずは30日、夜に京都で所用があったので昼から京都に行き、安祥寺から訪問を始めました。山科駅から少し西に行き、JRの線路を小さなトンネルでくぐってさらに北に行き、少し上り坂を上って、疎水を渡ればすぐです。

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ここは長く非公開で、場所的にも山科の疎水の北の隠れた場所にあるため、今年の特別公開に選ばれるまでは恥ずかしながらその存在を知りませんでした。

まずは正面の本堂へ。

 

 

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ここにはご本尊である十一面観音が安置されています。すらりと背が高い。両脇には四天王がおられます。

 次に隣の地蔵堂です。

 

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ここには地蔵菩薩が安置されていますが、ここの地蔵菩薩は座像で、顔もかなり怖く、我々がよく思い描くお地蔵さんとはちがうものでした。

奥には多宝塔の跡があります。

 

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この多宝塔は火災で焼失しましたが、中に安置されていた今年国宝になった五智如来像は無事で、現在は京都国立博物館に寄託されています。この日は後で国立博物館を訪れ、阿閦如来像と宝生如来像の2体を見ることができました。

 

次は毘沙門堂へ。疎水まで戻り疎水沿いに東へ行きます。 

 

 

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しばらく歩いて山裾までくると毘沙門堂の入り口。石段を登ります。

 

 

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ここはご本尊毘沙門天秘仏ですが、奥の宸殿や霊殿の迦陵頻伽の壁画を始め、見どころの多い場所でした。

 

これは境内の弁天堂ですがここの弁天像はなかなか面白い。宇賀神さんは弁天様の頭ではなく下の方におられ、またいろんな眷属がいて、弁天像というよりパノラマになっていました。ここは是非拝観して下さい。

 

 

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ここからは山科駅に戻り、地下鉄で今出川に出て光照院へ行きます。

 途中、今回特別公開中の三時知恩寺の前を通りましたが、以前訪問したことがあるため今回は見送り光照院へ。

  

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門を入り、本堂へのアプローチが駐車場という、京都の町中の寺にありがちなところが少しもったいない。

ご本尊は釈迦如来ですが、暗くてなかなかお姿を見られませんでした。 

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この日はここから京都国立博物館に行き、一遍上人絵伝を見ました。


さて連休後半の5月3日に、再度京都を訪れることにしました。

まずは聖護院。ここは何年か前の特別公開の際に訪問しました。

 

 

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今回は隣接する積善院も公開されています。ここは初めて訪問します。

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ご本尊は本来、不動明王でしたが准胝観音、弁財天、役行者もご本尊となっています。


続いては得浄明院へ。

 

 

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私は今回、聖護院から行ったので北の方から行ったのですが、ここは華頂大学から知恩院へまっすぐ続く道から行った方がいいでしょう。

 

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ここは善光寺式一光三尊阿弥陀如来がご本尊ですが、戒壇巡りができます。

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そこからは知恩院の三門を眺めながら、丸山公園の坂本龍馬中岡慎太郎像を見て長楽寺へ。

 

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かなり長い列ができていました。20分くらい列に並んでようやく本堂へ。

 

 

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本堂の中はそれほど混雑しておらず、二頭の龍の上に乗った秘仏准胝観音のお姿をよく見ることができました。

 

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ここに来たら頼山陽先生の墓に参らないとということで、奥の方に行きました。

 

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ここでは、なぜか頼山陽先生の功績を私より年上の女性に解説する羽目になってしまいました。

庭園も公開されています。

 

 

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帰りは久しぶりに河原町から阪急に乗ろうと思い、駅に着くと次の次の特急が「京トレイン」とのことで、急いで3番線に行き何とか席を確保しました。

中にはこんな場所があります。

 

 

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平成から令和へ

 

5月1日、今日から令和の世となります。
既にご存知の通り、「令和」は、万葉集巻五の、大伴旅人らが太宰府で詠んだ梅花の歌32首の序にある「初春の令月にして気淑く風和らぎ」から取られたものです。
 

新しい御代も、この序に詠われたような、美しく和らいだ時代となってほしいものです。
 

私は先週金曜日から、懇親会や同窓会が続き、27日の連休初日に風邪をひいてしまったため、平成最後の日々はかなり熱っぽく咳き込みながら過ごすことになってしまいました。
 
28日日曜日は心斎橋のホテル日航大阪にて浜寺中学校の同窓会でした。

 

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 久しぶりの再開を楽しみ、4時に会が終わると急ぎ神戸に移動し、チキンジョージで開催されるプログレのイベント、Ex Prog×078へ。

 

まずは山口のKADATH。結構関西に来たときに見ており、今回で3回目かな。安定したかっこいい演奏でした。 

 

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2番手はIvory Tower。女性ボーカルが入ったシンフォ系。メンバーが若い。

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そしてトリはQuasar。ベースの藤井さんは本日が最後だそうで、大ベテランの熱い演奏が聞けました。

 

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この3バンドの競演を見て大満足でしたが、9時20分をすぎていたので急いでJR経由で家に帰り、天皇賞の録画を見ました。フィエールマンとグローリーヴェイズの叩き合いは素晴らしく、フィエールマンがねじ伏せた感じでしたが、ただ勝ったのに引き上げてくるのが早すぎ、他の馬よりも早くスタンド前に戻ってしまい、余韻に浸れないのが少し残念でした。

 

翌29日は京都で京大ミステリ研のOB会があるので、昼間に京都に行き、特別公開されている非公開寺院、山科の安祥寺、毘沙門堂今出川の光照院門跡と3ヶ寺回り、京都国立博物館で国宝一遍聖絵展を見て雨の中、三条でのOB会に行きました。

 

翌30日はようやく休みで昼寝ができ、夜は改元の瞬間に備えました。昭和から平成への改元天皇崩御の意味が大きく、しめやかに行われたのに対し、今回の改元は明るい印象で良かったと思います。

 

フィギュアスケート世界選手権(男子フリー)

3月23日土曜日、フィギュアスケート世界選手権も大会4日目となりました。いよいよ最もチケットがとりにくい男子フリー。それまでも圧倒的に女性の割合が多かったのですが、この日はもうほとんどが女性と言っていいくらいでした。

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さて本日も全選手の演技へのコメントを。 

 

ビチェンコ
いきなりベテランの登場。曲の展開が派手だな。138.93とシーズンベストを出して、やりきったという表情。
 
田中刑事 冒頭4S+2T決め、その後はこらえるジャンプが多かったがGOEのマイナスもなく、最後までやりきった。159.64でフリー11位、スタオベをもらっていた。
 
バシリエフス 冒頭4Tはダウングレードになってしまった。今回は全体に精彩を欠いていたなあ。143.78とフリー20位。
 
ケリー 革ジャンに白T。冒頭4T決めた。その後もジャンプを決めて全体としてまとまった演技だったが、最近はそれだけでは上位に来れないな。143.76でフリー21位。
 
ジージェイイー ホワイトストライプスにACDC、ロックだ!ステップ途中で豪快に滑ってしまうが個性が光る。132.34。
 
サマリン 冒頭4Lz+3Tは飛距離が素晴らしくGOEは3.61!SPの失敗が悔やまれるが167.95とフリーでは7位。
 
メッシング 3Aで転倒したがその後で受け身のように1回回って起き上がる。後半4T+2Tを決めたのは見事。155.26でフリー15位。
 
リトビンセブ アゼルバイジャン代表。顔がかわいい。149.38
 
マヨロフ 最後陽気なラテンで盛り上がったが途中でテンポが変わるのは難しいぞ。暖かい拍手。150.55
 
サモーヒン 曲のロバートロドリゲスのギターが凄いな。冒頭から2つが2回転になってしまう。終わってなかなか立ち上がれない。123.28はフリー24位。
 
ナム・ニューエン 冒頭は綺麗な4S+3T。2つ目4Sも良かったが、後が続かず後半ルッツが2回転になるなど尻すぼみで154.76。
 
チャ・ジュナンロミオとジュリエットは冒頭ナレーションが入るがその部分の4Tで転倒。あのナレーションはいるのか?4Sは決めたが150.09でフリー18位。
 
 
コリヤダ 冒頭4T+3Tを決めて波に乗った感。その後の4Tで少しバランスを崩したがその後のジャンプは決めて見せた。178.21とフリーで6位。スタオベ。トータル262はこの時点でダントツ。
 
クビテラシビリ ハモンドが響くがミュージカルモーツァルトか。長身なのでバランスを崩しやすい。冒頭4S+3Tを転倒し、後半の4Tも転んだが倒れ方が派手。158.07でフリーで13位。
 
ラズーキン 
冒頭4T+3T、続く単独4Tと2つ決めたがあまり派手じゃないのは、ふわっと回る系だからか。164.69でフリー9位。この時点でロシア代表が123。
 
エイモズ 期待の新人。冒頭4T着氷したがバランス悪く拍手もらえない。後半3Aのコンビネーションは転倒してしまう。ステップの動きは面白いがそれで手を切ったか血だらけらなった。159.23はフリー12位とまずまず。トータルは247.47で11位。
 
ボーヤンジン この人が出てくるとジャンプのレベルは上がるな。冒頭4Lz、続く4T+2Tは4T回転不足も、後半に4T決めてTES95.81は凄い。178.45とフリー5位、トータル262.71で5位。
 
ブレジナ スペンサーデイビスグループのアイムアマンに乗って4S+2Tを決める!後半はACDCのサンダーストラック、3Fで転倒あったが、大盛り上がり大会で演技終了のポーズを決め、演技後のクロマティの万歳ポーズも最高!167.32はフリー8位。
 
さて最終グループ。

ゾウ 冒頭4Lz+3Tは素晴らしくGOE3.94は素晴らしい。続く4Sなど、ジャンプをバシバシ決めてTESは100超えなるか?と思い99.71と凄い。ステップも見応えがある。演技後の挨拶も合掌と、ブレジナといいみんな凝ってるな。
186.99とフリーは3位、最終も281.16で3位となった。
 
宇野 冒頭から着氷乱れ、4Sも4Fも続けて回転不足でこの2本でGOE7.77のマイナス。4Tを決めてようやく立て直したがその後も乱れは続き後半の4Tコンボにできず、TESで10点近く低い。178.92でフリー4位、トータル270.32と4位になった。
 
マテオリッツオ クイーンメドレーは見たかったプログラムだが、冒頭の4Tで転倒が残念。ラブオブマイライフでは会場で大合唱しないと。しかしこのメドレー編集が絶妙だな。楽しませてもらった。164.29はフリー10位でトータル257.66と7位。
 
羽生 久し振りに聴くこの大歓声、凄い!冒頭4Lo決め、続く4Sは回転不足もよくこらえた。そして後半4T+3Aを決めると、ひときわ歓声が大きくなり会場は熱狂のるつぼに。プーさんシャワーの量も半端ない。206.10とこの時点で世界最高得点。トータルでも300.97と300を超えた。
 
ネイサン 大量のプーさんで開始時間が遅れるかと思ったがそれほどでもなかった。これも素晴らしい演技!冒頭4LzはGOE4.76。冒頭から3つ単独4回転となったがどれかコンボにする予定だったか。ただそれで後半3つコンボの連続は圧巻だった。非の打ちどころのない完璧な演技でフリーは216.02、トータルでも323.42と直前の羽生を大幅に大幅に上回る新記録に大歓声。
 
ブラウン 最終滑走は冒頭4Sダウングレード転倒はともかく、その後のジャンプが予想以上に決まらず、後半アクセルが抜けたりなど良くないときのブラウンだった。157.34とフリー14位。トータルは254.15で9位。
羽生君とチェンの勝負はまさに名勝負というにふさわしいもので、このような見事なた戦いを見ることができて満足です。